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【年収・売上別】2021年最新のSIer(業界)で転職おすすめランキング10社!

【年収・売上別】2021年最新のSIer(業界)で転職おすすめランキング10社!

この記事では、SIerへの転職を考えている人向けに、業界の高いシェアを占めている企業を売上、時価総額、年収などの観点でランキング化して紹介していく。

また、SIerへの転職が多い業界やSIerへ転職するメリットも併せて見ていく。SIerへの転職をお考えの方は、ぜひ最後までお読みいただきたい。

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SIerとは?

「SIer(エスアイヤー)」とは、「System Integrator(システムインテグレーター)」の略で、他社のシステム構築を一括で引き受ける企業のことだ。

「システムインテグレーション」は、「システム開発や運用などを請け負う事業またはサービス」を指す。

クライアントである企業の抱える課題を解決するため、このソフトウェア設計・運用、コンサルティングに至るまで、システム開発にかかわるすべての仕事を請け負う企業のことを「システムインテグレーター」と呼ぶ。

SIer業界の企業一覧

企業名創業売上(2019年)
富士通(テクノロジーソリューション事業)1935年31,632億円
NEC1899年30,952億円
NTTデータ1988年22,668億円
日立製作所1910年20,994億円
大塚商会(システムインテグレーション事業)1961年5,786億円
野村総合研究所(金融IT・産業IT・IT基盤サービス)1965年4,903億円
伊藤忠テクノソリューションズ1979年4,870億円
TIS2008年4,437億円
SCSK1969年3,870億円
日本ユニシス1958年3,115億円

富士通

こんな会社

富士通は、テクノロジーを基盤に置いたグローバルICT(Information and Communication Technology)企業だ。広範な領域のテクノロジーサービス、プロダクト、ソリューションを提供し、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)実現をサポートしている。

1935年に創立された歴史ある企業であり、保守的な風土が強く残っている。しかし、業界トップ企業として革新を続け、世界180カ国以上でグローバルなサービス体制を築いている

ITサービスでは国内No.1、世界的にも上位のシェアを占めており、大企業のプロジェクトに携わることができる

基本情報

売上テクノロジーソリューション事業:31,632億円グループ全体:38,577億円(2020年3月期)
営業利益2,114億円
時価総額32,892億円(2021年2月時点)
年収804万円
従業員数単独:32,568人グループ全体:129,071人

NEC

こんな会社

NEC(日本電気株式会社)は1899年に設立された企業だ。デジタルテクノロジーを活用してDXを進め、公的機関やインフラシステム・サービスを高度化する事業を展開している。

国内事業は5G関連やパソコンの特需もあり、2020年3月期連結決算は増収営業増益、過去最高益となっている。

技術職でもマネジメント業務が中心で専門性を高める機会は少ないという口コミもあるが、安定した給与と福利厚生への評価は高い。また、優秀な人材が多く最先端の技術に触れる機会が多い

基本情報

売上単独:17,896億円グループ全体:30,952億円(2020年3月期)
営業利益1,276億円
時価総額17,134億円(2021年2月時点)
年収814万円
従業員数単独:20,125人グループ全体:112,638人

NTTデータ

こんな会社

NTTデータはデータ通信やシステム構築事業を行っている、情報サービス事業最大手の企業だ。1988年の設立以来、設立後31期連続での増収を遂げている

これまで公共分野、金融、製造、通信等の法人向けシステムを構築し、ビジネスの変革を牽引してきた。海外拠点は53カ国225都市までに広がり、業界内売上高は世界で8位である。

基本情報

売上単独:9,724億円グループ全体:22,668億円(2020年3月期)
営業利益1,309億円
時価総額22,860億円(2021年2月時点)
年収833万円
従業員数単独:11,515人グループ全体:133,196人

日立製作所

こんな会社

日立製作所は、長年電気機器メーカーとして高い知名度を誇ってきた企業であり、事業範囲は幅広い

ITの分野では金融ビジネス、社会ビジネス、サービス&プラットフォームビジネス、ディフェンスビジネス等の事業を展開し、デジタルの力で持続可能な社会の実現を目指している。また、ITの活用と協創で地球規模の課題へ挑む「社会イノベーション」を推進している。

コロナ禍の中で必要性が叫ばれている、工場インフラをシェアできるスマート工場や、タッチレス化に対応する空中入力装置の開発等、数多くのプロジェクトを手がけ堅実・誠実で真面目な社員が多く、落ち着いた社風である。

基本情報

売上IT事業:20,994億円グループ全体:87,672億円(2020年3月期)
営業利益1,080億円
時価総額47,900億円(2021年2月時点)
年収902万円
従業員数単独:31,442人グループ全体:301,056人

大塚商会

こんな会社

大塚商会は、オフィス用品通販「たのめーる」でよく知られている。1961年に設立され、OAの専門商社からソリューションプロバイダーに成長した企業だ。

システムインテグレーション事業だけでなく、サービス&サポート事業もワンストップソリューションで連携することで、企業のIT環境を二面で支えている。

特定のメーカー・ベンダーに縛られず、複数メーカーの多種多様な商材からクライアントに最適なものを提案できるのが強みだ。残業時間は多いと言われているが、同業他社と比較して給与水準は高い

基本情報

売上システムインテグレーション事業:5,786億円グループ全体:8,865億円(2019年12月期)
営業利益621億円
時価総額9,823億円(2021年2月時点)
年収851万円
従業員数単独:7,272人グループ全体:8,912人

野村総合研究所

こんな会社

野村総合研究所は国内最大手のシンクタンクであり、コンサルティングファーム、SIerである。

コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスの4つの事業を通じ、社会の仕組みづくりや企業のビジネスをサポートしている。

1965年に設立され、50年以上前からコンサルティングとITソリューションの2つの事業を柱としていた。

現在はアジア有数のコンサルティングファームに成長し、海外案件比率も3割を超える等、グローバルに躍進している。

在籍する社員からは、育児などプライベートとキャリアの両立を支援してもらいやすい社風で、女性もやりがいを持って働き続けることが可能であると評価が高い。

基本情報

売上金融IT・産業IT・IT基盤サービス:4,903億円グループ全体:5,288億円(2020年3月期)
営業利益831億円
時価総額23,004億円(2021年2月時点)
年収1235万円
従業員数単独:6,353人グループ全体:13,278人

伊藤忠テクノソリューションズ

こんな会社

1972年に創立された、伊藤忠グループの大手SIerで、情報通信分野のインフラ構築が強みである。

ネットワークシステムの販売や管理、ソフトウェア受託開発、情報処理・科学・工学系情報サービス、サポート等の事業を行い、合わせて、戦略・設計から導入・運用まで一貫して手がけ、ITライフサイクルを支えている。

働き方に関しては、産休・育休は取れるが、月80時間以上の残業をすることもあるという評判もある。

基本情報

売上単独:4,247億円グループ全体:4,870億円(2020年3月期)
営業利益416億円
時価総額8,232億円(2021年2月時点)
年収896万円
従業員数単独:4,276人グループ全体:8,808人

TIS

こんな会社

TISは1971年設立の独立系SIerだ。金融、製造、流通、エネルギー、公共等の分野の開発を手がけてきた。

キャッシュレス化に伴い、より安全なリテール決済ソリューションのトータルブランド「ペイシェルジュ」等を提供している。

国内最大級のデータセンター網を有しており、ビジネスを支える基幹システムからアプリケーション、プラットフォームまで、幅広い分野でミッションクリティカルなシステムの開発ができる

子育て中の女性社員は多く、リモートワークやフレックス、時短勤務等の制度は整っており、部署にもよるがワークライフバランスは取りやすいようだ。

基本情報

売上単独:1,966億円グループ全体:4,437億円
営業利益448億円
時価総額6,031億円(2021年2月時点)
年収701万円
従業員数単独:5,680人グループ全体:19,744人

SCSK

こんな会社

SCSKはワンストップのITサービスを製造、通信、流通、金融業界等の8,000社を超える企業に提供している。

社内の研究開発チームが主体となり、IT環境の高度化・次世代化という課題、製品・サービスの強化・革新に取り組んでいる。

38ヵ国200拠点以上と世界中に張り巡らされたネットワークにより、世界の最新動向や先進技術を取り入れることができる。

育休・産休は取りやすく、残業時間はきちんと管理されており、大抵は月40時間未満に抑えられている。

基本情報

売上単独:3,046億円グループ全体:3,870億円(2020年3月期)
営業利益423億円
時価総額6,813億円(2021年2月時点)
年収735万円
従業員数単独:7,384人グループ全体:13,979人

日本ユニシス

こんな会社

日本ユニシスグループは1958年に設立され、SIer業界をリードし、情報化社会づくり・発展に多大に寄与してきた。

ICTを組み合わせ、金融、製造、流通、エネルギー、社会公共等のクライアントに最適なソリューションを提供している。特定のメーカーに縛られず、複数メーカーの製品を最適な形で組み合わせることができる

5,000社以上の顧客基盤を築いてきた「ICTコア領域」事業を基盤として将来性の見込まれる「注力領域」における事業を確立し、その拡大を推し進めることで、社会課題の解決に貢献する。

近年はダイバーシティ研修に力を入れており、女性の働きやすさも向上してきているようである。

基本情報

売上単独:1,789億円グループ全体:3,115億円(2020年3月期)
営業利益261億円
時価総額3,591億円(2021年2月時点)
年収837万円
従業員数単独:4,355人グループ全体:7,830人

SIerの売上ランキング

SIerの売上ランキングを見てみよう。

1位 富士通:31,632億円

2位 NEC:30,952億円

3位 NTTデータ:22,668億円

4位 日立製作所:20,994億円

5位 大塚商会:5,786億円

ご覧の通り1位から4位までの売上高は2兆円を超えている

SIerの営業利益ランキング

1位 富士通:2,114億円

2位 NTTデータ:1,309億円

3位 NEC:1,276億円

4位 日立製作所:1,080億円

5位 野村総合研究所:831億円

SIerの成長率(前年度比)ランキング

2019年と2020年の売上を比較し、成長率を算出した。

1位 大塚商会(システムインテグレーション事業):24.9%

2位 SCSK:7.9%

3位 伊藤忠テクノソリューションズ:7.7%

4位 NEC:6.2%

5位 TIS:5.4%

大塚商会(システムインテグレーション事業)の24.9%が断トツのトップという結果になった。

大塚商会は、成長率の要因について、消費税増税対応やシステム更新需要もありパッケージソフトや受託ソフト等も順調に伸びたためとしている。(2019年12月期有価証券報告書

2位から5位の企業もほとんどが5%以上の成長率を見せている。

SIerの時価総額ランキング

1位 日立製作所:47,900億円

2位 富士通:32,892億円

3位 野村総合研究所:23,004億円

4位 NTT:22,860億円

5位 NEC:17,134億円

時価総額のみで企業の価値を決めることはできないが、業績と今後の成長への期待の両方が高いことが分かる。

SIerの年収ランキング

次は平均年間給与のランキングだ。

転職先を探す時、平均年収を判断基準にする方は多いのではないだろうか。ぜひ参考にしていただきたい

1位 野村総合研究所:1235万円

2位 日立製作所:902万円

3位 伊藤忠テクノソリューションズ:896万円

4位 大塚商会:851万円

5位 日本ユニシス:837万円

野村総合研究所が1235万円と1000万円を超え、1位となった。

2位の日立製作所は902万円、3位以下は800万円台となっており、1位の野総合研究所高い年収水準となっている。

その他のSIerも平均年間給与が500万円代後半からそれ以上というデータが示されている。民間の給与所得者の平均給与は436万円であることを考えると、高い給与だと言える。

SIerへはどんな企業から転職が多い?

同業界からの転職

dodaエージェントサービスの調査によれば、IT・通信業界は、同業界からの転職が58.8%を占めている。

SE等の技術職が、この記事で紹介してきたような大手SIerへ転職することはおすすめだ。

上流工程を担当してコンサルティングやプロジェクトマネジメントのスキルを身につけることができ、年収アップも期待できる

また、システム導入の前段階からIT戦略を手がけるITコンサルティングからの転職も見られる。ITコンサルティングファームとSIerの境界は年々なくなってきており、ITにおける知見を活かして転職することができる

メーカーからの転職

他業界・異業種からの転職では、メーカーやコンサルティング業界等からSIerに転職する人が多い。メーカーでの営業経験で培ったコミュニケーションスキル、コンサルティングやマネジメント能力を転職後に活かすことができる

また、メーカーでのシステム開発経験者がSIerの技術系職種へ転職したり、メーカーでクリエイティブ系の職種を経験後にSIerのクリエイティブ系職種へ転職したりといったケースも見られる。

コンサルティング業界からの転職

SIerではシステム開発にかかわるすべての仕事を請け負うため、コンサルティングのスキルも必要となる。

システム開発にかかわる業界が未経験でも、メーカーからの転職と同様、コンサルティングの経験があると転職に有利だと言える。

SIerへの転職のメリット

専門的かつ汎用的な技術を学べる

SIerは受託開発がメインであり、システム開発にかかわる専門的な技術を習得することができる

また、ITの業務以外も対応することが多いため、コミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメントスキル等の汎用的スキルを身につけることもできる

専門的な知識を蓄えつつ、様々な能力を成長させたいという人には魅力的な仕事だ。

未経験でも比較的転職しやすい

自社開発企業では新卒でもある程度のプログラミングスキルを求められる。

それに対して、SIerでは何らかの開発経験があれば業務未経験でも転職できることが多い未経験からの転職先としては、比較的目指しやすいと言えるだろう。

とはいえ、業務未経験でも知識やスキルが必要とされる場合が多いため、「情報処理技術者試験」と呼ばれる国家試験の中の「ITパスポート」「基本情報技術者試験」等を取得したり、オリジナルアプリを開発したりしておくことで転職可能性を上げることができる

幅広いプロジェクトを経験できる

SIerはクライアント企業の課題を解決するため、BtoBの大規模なプロジェクトで受託開発を行う。そのため幅広い業界がビジネスの対象となり、多岐にわたる分野のプロジェクトに携わることができる

プロジェクトごとに新しいシステムや異なる技術・人間と出会え、多くのことを学べるのは、大きなメリットだろう。

SIerへの転職におすすめなエージェント

ビズリーチ

SIerへの転職を検討している方は、まずは転職サイト「ビズリーチ」への登録がおすすめだ。

ハイクラスに特化した転職サイトであり、年収2000万円以上や大手企業の求人も多数揃えている。

当記事でご紹介したランキング上位のハイクラス企業を目指すのであれば、ここで求人を比較しておくといいだろう。まずはビズリーチに登録し、加えて、後述するキャリアカーバーリクルートエージェントなど複数のサイトを並行して使うことで、より多くの良い求人に出会える。

キャリアカーバー

キャリアカーバー」は、リクルートグループが運営する、ハイクラス・エグゼクティブ限定の転職サイトだ。年収800万円以上の求人が約28,000件(※2020年5月時点)も登録されている。ビズリーチと併せて登録することで、求人を逃さずチェックできる。また、「いくつもの転職サイトに登録しても面談の時間が取れない」と考えている方にもおすすめだ。

ビズリーチキャリアカーバーは登録しているヘッドハンターが完全重複しているわけではないので、併用することでより網羅的に情報収集すること可能となる。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、国内最大級の豊富な求人数を誇る転職エージェントだ。

他の転職サイトにはない業界・職種、幅広い地域の求人もあり、SIerの求人も多数取り揃えている。

また、エージェントによる書類添削や面接対策等のサポートが手厚いと評判だ。転職活動をするにあたって、ここに登録しておくと心強いだろう。

まとめ

SIerへの転職について、企業のランキングや転職のメリットをふまえて解説してきた。様々な業界やプロジェクトに触れることができ、シェアの上位を占める企業の平均年間給与は民間の平均年収と比較するとかなりの高水準である。

より幅広い業務に携わりたい方や年収アップを求める方にはメリットが多い業界ではないだろうか。

SIerはブラックだという話も聞かれるが、産休・育休を含めた休みが取りやすく、福利厚生が手厚いホワイト企業もある。

後悔のない転職のためにも、紹介した転職サイトやエージェントを活用して情報収集し、転職の成功に向けて行動していただきたい。

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