「ホワイト企業に転職するにはどうするべき?」
「ブラック企業との見分け方は?」
ホワイト企業に転職したいと考える人は多いと思います。近年ではブラック企業が問題視され、「もしかしたら自分は良くない環境で働いているかもしれない…」と不安に思ってるかもしれません。
しかし、転職サイトやリクルートページからは実態を見抜くことは難しいです。そこで当記事では、ホワイト企業の定義を行い、実際にホワイト企業に転職するための具体的な方法を記載しています。
ホワイト企業の見つけ方がわからない人向けに、完全無料で利用できるおすすめの転職エージェントも紹介します。結論、転職者の8割が利用するリクルートエージェント、大手かつ年収が高い優良企業が網羅されているリクルートダイレクトスカウトには登録すべきです。
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- キャリハイ@編集部
- 「史上最高のキャリア」を目指す方に役立つ情報提供を目指しています。外資系、メーカー、金融、メガベンチャー、スタートアップなど、様々なバックグラウンドを有するメンバーが参画しています。
目次
ホワイト企業に転職したい際にやるべきこと
ホワイト企業の定義化を行う
ホワイト企業と言っても、人によってホワイトの定義は異なります。定時に帰れれば良いという人もいれば、年間休日が120日以上ないと嫌な人もいて、月の手取りが35万以上ないと困るという人もいます。
さらには、自分の自由に仕事が出来ればどんなに忙しくても構わないというケースもあります。はたから見ればブラックとも定義し得る場合もあるので、自分にとってのホワイトを言語化しておきましょう。
転職エージェントには、細かな条件や理想のイメージを伝えることで、自分の希望するホワイト企業に出会いやすくなります。
自分にとってのストレス要因を明らかにする
ストレス要因 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
ノルマや求められる成果 | 16.7% | 12.2% |
労働時間が長い。残業が多い | 16.2% | 12.4% |
待遇(給与や福利厚生など)が悪い | 5.0% | 5.6% |
職場の人間関係 | 29.3% | 43.3% |
お客様との人間関係、クレーム | 13.0% | 9.9% |
裁量権のなさ | 3.0% | 2.3% |
責任が重い | 4.3% | 4.3% |
やりがいや面白みを感じられない | 7.1% | 4.8% |
社風が合わない | 1.8% | 2.3% |
成長できない、キャリアアップできない | 3.4% | 3.0% |
2021年に832名を対象に行なった、ストレスを感じる要因ランキングです。ランキングを参考に、自分にとってストレスの要因は何なのかをあぶり出しましょう。
例えば人間関係がストレスになる場合は、エージェントに職場環境や離職率、平均勤続年数について教えてもらうことが可能です。ストレス要因を把握して、それを改善できる会社は自分にとってのホワイト企業と言えるはずです。
成長産業や成長企業を調べておく
ホワイト企業に転職しても、財務状況が圧迫すれば良い職場でなくなる可能性もあるため、情報収集は大切です。いま伸びている企業体であれば、転職時以降も待遇が良くなっていく可能性があります。
例えば、コロナ禍において飲食などのサービス業界は打撃を受けたので、今後しばらくは立て直しに時間がかかります。一方でIT系企業は、飛躍的に成長しているので、転職がおすすめできます。
しかし、投資家でさえ、将来大きく伸びるであろう企業を見極めることが難しいのが事実です。企業見極めのプロであるリクルートエージェントなどの転職エージェントに、自分の思う業界の今後を聞いて答え合わせを行いましょう。
ホワイト企業の見つけ方
IR情報から企業状況を把握
自分でホワイト企業を見つけるには、IRを確認するのが現実的です。IR情報は、客観的に企業実態がわかるように数字を整理したものであり、事実を確認できます。
「IR情報なんて見方がわからない…」という人もいるかもしれませんが、直近3年分の売上と利益を見て、下がり続けていなければ一定の安心材料になります。
IR情報以外では、市販されている会社四季報 業界地図などを見ると、伸びている業界伸びていない業界がわかるため、ホワイト企業を見つける指標になります。
Openworkなどの口コミサイトをチェック
企業の口コミサイトである「Openwork」や「転職会議」を見るのも、ホワイト企業探しに役立ちます。口コミサイトは、退職した人や今勤務している人が、会社の評価をしています。
ネットに転がっている情報や求人票だけでは発見できない、企業のリアルな実態が書いてあるため、本質を見抜きやすいのが企業口コミサイトの利点です。
世間的に評価の高い企業でも、評価制度に難があったり、有給は付与されるが休みづらかったりと、求人情報だけ見ていては分からない情報を見つけることが可能です。
業界に詳しいエージェントから情報をもらう
ホワイト企業を見つける確実な方法は、希望する業界や企業に詳しい転職エージェントに、IRや口コミサイトから得た情報が正しいかぶつけてみましょう。大手のエージェントであれば、一般では見つけることのできない「隠れ優良企業」についても教えてもらえます。
転職エージェントは、企業人事部とのやりとりを通じて、社風や制度を熟知してます。業界や企業の情報に詳しいキャリアコンサルタントを効率的に見つけるには、ビズリーチに登録することをおすすめします。
数多くの転職エージェント、キャリアコンサルタントが登録していて、多くのスカウトメッセージを受け取ることができるので、紹介文で業界の知見、経験が豊富そうな人を選んで面談することができます。
ホワイト企業入社におすすめの転職エージェント
1位:リクルートダイレクトスカウト

- 総合評価
3.4

おすすめ年代 | 公開求人数 | 非公開求人数 |
---|---|---|
〇30代~50代 | 〇73,326件 | ◎103,170件 |
ヒアリング力 | 提案力 | サポート |
〇3.3/5点 | ◎3.6/5点 | ◎3.5/5点 |
拠点 | ||
全国16拠点(丸の内/立川/北海道/宮城/栃木/埼玉/千葉/神奈川/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/岡山/広島/福岡) |
リクルートダイレクトスカウトは、リクルートが運営するハイクラス向けのヘッドハンティング型転職サービスです。公開求人数が7万件以上あり、ハイクラス向け転職エージェントの中でも求職案件がトップクラスです。
会員登録は無料で、登録情報をもとに2,000人以上のヘッドハンターから好条件の企業スカウトを受けることができ、転職決定年収の平均は約900万円にもなります。
リクルートダイレクトスカウトに登録することで、ホワイト企業を目指す転職者の希望に沿い、最適なポストを見つけてくれます。
2位:リクルートエージェント

- 総合評価
4.0

おすすめ年代 | 公開求人数 | 非公開求人数 |
---|---|---|
◎20代~50代 | ◎112,458件 | ◎182,458件 |
ヒアリング力 | 提案力 | サポート |
◎3.8/5点 | ◎3.8/5点 | ◎4.0/5点 |
拠点 | ||
全国16拠点(丸の内/立川/北海道/宮城/栃木/埼玉/千葉/神奈川/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/岡山/広島/福岡) |
リクルートエージェントは、幅広い年齢層に対応できる王道の転職エージェントです。約300,000件と業界1位の求人数や企業との強いコネクションから、ホワイト企業探しに適しています。
公開非公開合わせて、約30万件の求人数を誇り、第2位のdoda10万件を大きく引き離しています。
業界最大手の手厚いサポートを受けられる点も魅力です。簡単に職務経歴書を作成することができる「職務経歴書エディター」や面接対策セミナー、転職希望先企業の想定質問などを用意してくれます。
3位:アクシスコンサルティング

- 総合評価
3.3

おすすめ年代 | 公開求人数 | 非公開求人数 |
---|---|---|
〇30代~50代 | 非公開 | 非公開 |
ヒアリング力 | 提案力 | サポート |
〇3.4/5点 | 〇3.4/5点 | 〇3.4/5点 |
拠点 | ||
全国2拠点(東京/大阪) |
アクシスコンサルティングは、コンサル業界への転職に特化した転職エージェントです。コンサルタントの転職支援実績は、特化型エージェントの中でNo.1で、シニアコンサルタント以上の入社実績でもNo.1を獲得しています。
公開求人数は非公開ですが、非公開求人は抱えている求人の77%以上を占めており、一般公開されない優良企業を紹介してもらえる可能性があります。
コンサルファームとの強いつながりを持っていることに加え、キャリアアドバイザーの大半が大手コンサルファームで経験を積んできているのが特徴です。
JACリクルートメント

- 総合評価
3.5

おすすめ年代 | 公開求人数 | 非公開求人数 |
---|---|---|
◎30代~50代 | △11,562件 | △17,343件 |
ヒアリング力 | 提案力 | サポート |
〇3.7/5点 | 〇3.7/5点 | 〇3.5/5点 |
拠点 | ||
全国9拠点(東京/埼玉/神奈川/愛知/静岡/大阪/京都/兵庫/広島) |
JACリクルートメントは求人数こそ多くありませんが、実際に利用した方のうち「知人や友人にJACを勧めたい」と答えたのが94.7%に上るため、利用者の満足度は高いです。
JACリクルートメントは海外企業や国内大手企業など、ハイクラス求人を取り揃えており、ホワイト企業を狙いつつキャリアアップや年収アップ目指す方におすすめの転職エージェントです。
扱っている求人のうち8割が年収800万円以上の求人とされています。技術職、専門職、部長以上の求人など、若者向け大手サイトでは見つかりづらい求人を抱えているのも特徴です。
ホワイト企業を見つけやすい転職サイト
おすすめ①:ビズリーチ
ビズリーチのおすすめポイント
- ヘッドハンティングを受ける仕組みに特化
- ハイレベル求人の取り扱いが主
- キャリアアップに有効的
ビズリーチは、年収600万円~800万円の求人が主軸のハイクラス向け転職サイトです。さらに、年収1,000万円以上の求人が1/3以上なので、ホワイト企業を目指す際は利用しておくべき転職エージェントです。
厳選された求人と、優良企業とのコネクションをもったヘッドハンターが所属しているため、自分にとってのホワイト企業を見つけるのにピッタリの転職サイトです。
サービスの種類 | 転職エージェント |
---|---|
おすすめ年代 | 30代~50代 |
運営会社 | BIZREACH |
公開求人数 | 127,000件 |
非公開求人数 | 195,000件 |
拠点 | 全国8拠点(東京/渋谷①/渋谷②/大阪/名古屋/福岡/静岡/広島) |
ビズリーチの口コミ
- ECC Jr.さん|30代前半|男性|営業|2021.03.01
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良い点|ヘッドハンターからアプローチしてもらえました。
- 常にヘッドハンターが駐在しており、自分の情報などを記載して提示しておくと、様々なヘッドハンターから声をかけてもらう事ができます。
ヘッドハンターは自分の興味がある業界に精通している人もいるので、その業界、その会社が求人を出しているかなどを詳しく教えてくれます。
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悪い点|スキルがあるから声をかけてもらえましたが
- 自分にはたまたま磨いてきたスキル(スキルといっても一芸のようなものですが)があったので、それを元にヘッドハンターから声をかけてもらいましたが、無かった場合中々声がけされにくいのではないかと思い、そういった場合にフォローがあまり無いように感じました。
- hiro121さん|40代前半|男性|事務員|2021.01.27
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良い点|たくさんの情報量がある
- 様々な会社の転職エージェントがサイトに登録しているため、情報量は多いと感じた。したがって、自分が探している条件で検索して絞っていっても、ある程度の情報量が残るため、他のサイトと比べて使用頻度が自然と高くなった。色々なサイトを駆使して情報を集めるより1つのサイトである程度網羅できたほうがより効率的だしスピーディーだと思う。
-
悪い点|大企業、上場企業が多い印象
- 掲載されている企業が大企業や上場企業が多い気がした。転職先にそこまで大規模ではない会社を探している方にとっては比較的情報量が少ないかもしれない気がする。もちろん非上場企業、上場準備の会社も情報としてはあるのですが相対的に少ない気がした。
おすすめ②:DODA
DODAのおすすめポイント
- 転職サイトでありながらエージェント機能あり
- 他サイトにはない手厚いサポート
- 幅広い企業規模に対応
DODAは、転職サイトと転職エージェントが一体化したサービスで、求人検索とアドバイザーへの相談が同時にできるのが魅力です。
求人数が業界最大数の95,961件を保有していて、自分にあった企業を探すのに適しています。
サービスの種類 | 転職サイト |
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おすすめ年代 | 20代~50代 |
運営会社 | パーソルキャリア 株式会社 ※プライム上場のグループ企業 |
公開求人数 | 35,456件 |
非公開求人数 | 84,150件 |
拠点 | 全国12拠点(東京/札幌/仙台/横浜/静岡/名古屋/大阪/京都/神戸/岡山/広島/福岡) |
DODAの口コミ
- 木葉 リシェさん|20代後半|女性|クリエイター|2021.09.14
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良い点|求人企業数がおおいのと履歴書作成が便利
- とにかく掲載されている企業数が多く、自分の視野を広げることができたのかよかった点でした。履歴書、職務経歴書も情報を入力するだけで仕上がるので助かりました。
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悪い点|スカウトに一部ミスマッチあり
- スカウトで送られてくるメールの一部がミスマッチな求人が多かった。面接確約とかいてあるけれど手当たり次第送っているんだろうなぁというのが透けて見えるものが多くノイズになってしまったのは少し残念でした。
- 細川 臣徳さん|30代後半|男性|警備|2021.09.14
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良い点|中小企業の求人案件を多くて嬉しい
- doda転職を利用して良かった点は、「中小企業の求人案件を多く取り扱っていた」ところです。大手企業やベンチャー企業など自分の職歴では無理なので、中小企業を多く取り扱っていたのはとても良かったです。
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悪い点|連絡が多すぎる
- doda転職を利用して不満な点は、「連絡が頻繁に来る」ことです。dodaの担当者から求人案内メールが来たり、電話が直接かかってきて、近況を言わなければならなかったりと、連絡が多いのが不満に感じました。
おすすめ③:リクナビNEXT
リクナビNEXTのおすすめポイント
- リクルートが運営
- 転職者の8割が登録
- 求人情報量業界トップクラス
リクナビNEXTは、リクルートエージェントと同じくリクルートが運営する転職サイトです。転職者の8割が利用しているとされていて、転職サイトを利用する方の多くがリクナビNEXTを使っています。
リクルートは、求人情報を載せる際に、全ての企業に取材を行い、原稿の記事チェックを厳しく行っています。結果的にブラック企業が掲載され辛くなっているので、安心して利用することができます。
サービスの種類 | 転職サイト |
---|---|
おすすめ年代 | 20代~50代 |
運営会社 | リクルート |
公開求人数 | 53,106件 |
拠点 | 全国16拠点(丸の内/立川/北海道/宮城/栃木/埼玉/千葉/神奈川/静岡/愛知/京都/大阪/兵庫/岡山/広島/福岡) |
リクナビNEXTの口コミ
- 関 巧さん|30代前半|男性|ITエンジニア|2021.09.14
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良い点|書類フォーマットが優秀
- 職務経歴書など選考書類のフォーマットフォーマットは参考になるものでした。例文も初心者にもわかりやすい形で書いてあって初転職の人も書きやすいと思います。
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悪い点|サーバインフラSEへの理解は少ない印象
- 私は主にサーバインフラSEなのですが、IT系の仕事に関しての選択肢でサーバインフラSEというのが表現しにくかったです。登録時に入力する職種としてネットワークやDB、セキュリティのような選択肢はありましたが、サーバインフラに関する職種や扱った実績ソフトの選択肢が少なく、あとはITといえばWebやアプリの開発エンジニアの選択肢ばかりで、自分の職種が正確に表現しづらかったです。
- 前田 泉さん|20代後半|男性|警備|2021.09.14
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良い点|求人が多くアプリの利便性が高い
- 他な転職サイトも利用していましたが、とにかく求人の多さは圧倒的でしたし、スマホ向けアプリかあるのも非常に利便性が高くて良かったです。
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悪い点|オファーの対処に不満
- 自身の興味のない業種でもとにかくオファーが頻繁に届くので、対処するのが手間になり不満でした。
ホワイト企業探しの注意点
数字のマジックに騙されない
採用をミッションにしている人事は、とにかく採用する母集団(応募する人数)を増やそうと努力します。その結果、自社の良い数字だけを主張して、悪い数字を隠す企業もいるので注意しましょう。
例えば、設立以来従業員数300%アップを謳いながら、離職率が30%を超えるような環境であることは伏せている場合があります。良い面だけでなく、自社の悪い面も包み隠さず伝えてくれるか否かも、求人票や面談で見抜くべきポイントです。
給与表記に注意する
給与表記を見るだけで、企業の採用姿勢がわかることもあります。例えば、月収23万~40万といった幅のある給与表記は、ブラック企業によくある求人手法です。
給与の高さから応募者を募り、実際に入社すると月収23万円スタートが当然…このように初任給に10万以上の差がある場合は、ホワイトでは可能性があるので気をつけましょう。
自分一人で探さない
ホワイト企業を探す場合に、自分だけで情報収集すると、どうしても偏った情報になりがちです。ネットの情報だけでは新しいもの古いものが混合していたり、そもそも何から調べてよいかわからないのも当然です。
求人数NO.1のリクルートエージェントに相談すれば、必ず自分にあった企業探しをてつだってくれ、他にもビズリーチに登録すれば在職中であっても、直接企業から連絡を貰えるチャンスが手に入ります。転職サイトを見るだけでは、転職活動が前に進みにくいので必ず第三者の力を借りましょう。
ホワイト企業を見つけるには情報収集が必須
ホワイト企業に転職するために必要なこと
- 自分の定義するホワイトを言語化
- ネットで集められる範囲の情報を収集
- エージェントに相談して企業を紹介してもらう
ホワイト企業に転職しやすくするためには、3段階の手順を踏みましょう。転職エージェントは、求職者の理想とする企業を効率的にピックアップし、ネットには載っていない情報も教えてくれます。
納得のいく企業と出会うためにも、必ずビズリーチやリクルートエージェントに登録して、エージェントを活用すべきです。転職エージェントは大手から個人まで多くの種類がありますが、今回紹介したエージェントであればノウハウも実績も充分です。
利用するにも一切費用はかからないうえに、在職中でもおすすめ企業をリストアップしてくれるため、自分の市場価値を把握する意味でも活用をおすすめします。