就活プロフィール
基本情報
- 大学・学部
- 神戸大学・工学学部
- 卒業年度
- 2021年卒
- 内定承諾企業名
- 関西電力
- その他内定企業名
- 日本製粉
- 説明会
- 0社
- OB・OG訪問
- 6人(4社)
- ES・テスト
- 25社提出 → 22社通過
- 最終面接
- 6社
- 内定
- 2社
- 受験企業と選考結果
- 島津製作所(最終面接落選)・東京海上日動システムズ(最終面接辞退)・住友金属鉱山(最終面接落選)・大和工業(最終面接落選)・コスモエンジニアリング(最終面接辞退)・NSソリューションズ関西(最終面接辞退)・東洋インキSCホールディングス(2次面接辞退)・TOTO(2次面接落選)・ENEOS(2次面接辞退)・王子ホールディングス(1次面接辞退)・三井住友銀行(1次面接辞退)・クラレ(1次面接落選)・AGC(1次面接辞退)・日鉄ソリューションズ(1次面接落選)・旭化成(1次面接落選)・昭和電工(1次面接落選)・リコー電子デバイス(1次面接落選)・出光興産(1次面接落選)・帝人(1次面接辞退)・東レ(1次面接落選)・日本ガイシ(ES・テスト落選)・日本触媒(ES・テスト落選)・住友化学(ES・テスト落選)
- インターン参加企業
- クラレ(4日間)・出光興産(2日間)・関西電力(2日間)・ENEOS(2日間)・ENEOS(2日間)・島津製作所(2日間)・東レ(1日間)・住友化学(1日間)
大学生活の過ごし方
部活動:学業:アルバイト=60:10:30。週3で練習があった音楽系団体では出版物の統括、そして練習メニューの改革に努めてまいりました。学部・大学院では無機化学系の基礎研究をしています。従来より安価な製法で出来る結晶構造を持たない材料について反応の機構を調べています。アルバイトは受験生の頃からの夢だった個別指導塾講師を勤めており、短時間でセンター試験の点数を飛躍的に伸ばしました。
就活の「軸」
①人の生活の根幹の部分に関わる、という点。自分が成長することが日本を豊かにする、これこそが他者貢献の理想のカタチではないかと考えたからです。
②親会社であること。産業の縮小がますます進む中で、リストラを比較的受けにくいと思われる企業を選びました。
③名前の知られている大企業、という点。ルールがしっかりしているため社会人としてのマナーや組織体制の感覚をしっかり身に付けることができると考えました。また転職時にも顔が聞きやすいと考えました。
この業界・企業を選択した理由
環境問題を解決したいという願いが叶えられる会社であったから。また、今出来ることで仕事を決められてしまう業種別採用には抵抗感がある中、業種を指定せず幅広く働ける技術系総合職というポテンシャル型で採用してもらえたから。そして、変化が求められている今の時代においてこの会社で働く事が成長に繋がるのではないかと思ったからです。
実際の就職活動のスケジュール
~3年生夏
大学院に進学したものの、研究にはあまり向いてないと判断したため4月初めから就活を始めました。4~5月はとにかくインプットの連続でアウトプットがあまりできませんでした。この期間にESのガクチカや志望動機、企業研究を進めた。しかし6月から日系大手のインターン選考が始まったため行きたいところにはたくさんESを提出しました。7月、8月に選考のピークに突入。面接を3回受けて出光興産の1社に通過。また、スカウトされた企業や業界に魅力を覚えた企業の1dayインターンにたくさん参加しました。
~年末
研究職ならびにジョブマッチング型の会社を志望業界から全て外し、ポテンシャル採用の会社のみに絞ってインターン参加を本格化。また、サポートや経営に携わりたいと思い事務系も視野に入れ始めました。SPIの本格的な対策は8月から始め、10月に完成。また、関西電力やクラレ、住友金属鉱山、JXTGエネルギー、島津製作所などそこそこ難易度が高く志望度の高いインターンに次々参加出来ました。就活早期参加組ならばインターンはよほど行きたいところがたくさんない限り無制限に参加するのは年末までにとどめ、1~2月は頂いた早期パスを取り逃さないように対策に勤しむべきだと思います。
1月~2月(広報解禁前)
1~2月は本選考とインターンの両輪で活動していたためかなりハードでした。また、この時期にインターンで作っていたガクチカを本選考用にアレンジしていました。早期選考を通じて1次面接レベルならばそこまで対策しなくても通過できるようになったのはアドバンテージでした(本選考の4~5月でこれを経験し、6月の終盤で面接にようやく慣れるという人が多かったように思える)。
3月~5月(広報解禁~面接解禁)
本選考開始。早々に日本製粉の内定を頂いたことは非常に大きな心のアドバンテージでした。しかし事務系の対策をたくさんしてきたにも関わらずほとんど一次面接落ちしてしまいました。中には技術系ならば問題なく通るというレベルの面接もあったために雰囲気、そして自分の所属や経歴との兼ね合いは必要だと思われました。文転希望の理系学生は、事務系・技術系の両軸で受けておくことをお勧めします。そして第一志望ではなくても通過することがとにかく重要なために、第一志望だと思わせるロジック(○○の点で私の○○を叶える最適なフィールドが御社である)は志望動機に組み込んでおくことが必要だと思います。また、面接対策を1週間で就活生4人としましたが、これが非常に有効でした。そして、面接に慣れた後に受けるために残しておいた第一志望の関西電力に内定を頂き、自分の1年以上にわたる就職活動は終わりを迎えました。
6月~(面接解禁後)
5月で就活を終えたため、関西電力の顔合わせの面接、内定後の筆記試験に向けて対策をしていました。特筆すべき事柄はありません。
関西電力を受ける就活生へアドバイス
自己分析について
正直方法にはこだわらない方がいいと思いました。そして就活中でもそれ以前の活動でもいいので、どういった活動の中でテンションが上がるか、逆にどんなことが嫌かを書き留めておくこと、そして就活中にそんな変化が訪れたときに自分の言葉で文字にすることが大事だと思いまいした。どんな方法でやるかしっくりこなければ、有名な著書を何冊か読んで心から共感できる心理や方法に従えばいいのではないかと思います。
ESについて
ガクチカに関しては自分の成し遂げたことに関する説明書のようなものを客観的な目線で書いてみる事。もちろん説明する時にはしっかり順序や起承転結の展開は必要だと思うので、構成のきれいさを意識しながらも自由に自分の表現したいままに書きだす、これが自然体のESを書くポイントではないかなと思います。横文字や典型化した言葉に頼るのではなく、自分に一番馴染みのある言葉をセレクトするのがポイントだと思います。
面接について
受験で実践問題を解くのが早いのと同じで、完璧さなんか求めずあらゆるサイトから過去質問集、想定質問集を引用してそれに対する答えを口にだして言う、それの繰り返しが一番ではないかと思います。才能だコミュニケーションだとか通説はありますが、お喋りが得意な子でも無対策な人は撃沈していたため、面接に向けた戦略的な対策、意識付けが必要だと思います。業務などにも言えますが、ポテンシャルは多くても3割程度しかパフォーマンスに影響せず、あとは確固たる意志を持ってやるかどうかだと思います。
OB・OG訪問について
同大学のOBOG訪問を使っていました。やはり同じ大学出身だと性格やどれくらいの答えで返せばいいかなどの調整が不思議としやすいので遠慮なく聞けるな、と思います。実際、会社に近い社員だけでなく人事と全く関係のない数年上の先輩、そして知り合いの社会人の方に聞くと詳細な質問などもどんどん出来ます。上位大学しかない特権だと思うので存分に活用すればいいと思います。
就活全般について
本選考本格化前に内々定を1つ以上もっておくといいと思います。精神的な安堵というものもりますが、やはり内定後だからこそ見える会社を見る観点や人事の対応というのが垣間見えるためです。意志決定の時に多くの指標から物事を決められるのは大きなアドバンテージだと思います。また、筆記試験はSPI、玉手箱、TG-WEBを極めておけば通過率はほぼ100%をカバー出来るでしょう。
就職活動中に失敗した経験
事務系において「理系なのになぜ事務系を志望したのですか?」という答えが出せなかったことだと思います。そもそも「なぜ志望するのですか?」という問いに対して答えが出ないところの選考は受けなくてもよかったかなと思いました。見栄でしかないので。また、インターンに参加しすぎたり就活以外のことをあまりしなかったというところは後悔もあるので、プライベートもほどほどに楽しんでおきましょう。
これから就職活動を始める後輩のみなさんへ
22卒以降は未曽有の状況の中で就職活動をすることになると思います。例年と違うことがこれからもどんどん出てきますが、皆さんの中に眠っている「信念」や「興味・嗜好」、「アイデア」はいかなる状況においても裏切ることなく味方になってくれるはずなので自分の可能性を信じていきましょう。また、最初はやり方を覚えなくちゃいけないためmustが重視されますが、ある程度経験を積み勝手が分かるようになれば周りのmustよりも自分のwant canを信じるべきだと思います。あなたの一番の師はあなたです。悔いのない就職活動を送ることが出来るよう、先輩として心の底から願っております。