「あなたの強み・弱みは何ですか?」
日常生活ではあまり聞かれない質問ですが、就職活動のESや面接では必ずと言っていいほど遭遇する超定番の問いです。
「どう答えれば評価されるのか?」「弱みはどう伝えればマイナスにならないのか?」と悩む方も多いはず。
この記事では、企業側の意図を汲み取った強み・弱みの考え方のコツと、そのまま使える構成のポイントを、筆者の実体験を交えて解説します。
なぜ企業は「強みと弱み」をセットで聞くのか?
企業がこの質問を通じて知りたいのは、単なる能力の有無ではありません。
・自己分析ができているか: 自分の特徴を客観的に把握し、言語化できているか
・自社とのマッチ度: その強みが、自社の仕事で再現性を持って発揮されるか
・成長の伸びしろ: 自分の弱みを理解し、それを補うための努力や工夫ができるか
これらの点をアピールすることができれば、企業からの評価を高めることができます。
評価される「強み・弱み」を探す2つのコツ
企業から評価されるような「強み・弱み」をどのように探していくかについて解説していきます。
① 具体的なエピソードから逆算する
「私の強みは継続力です」と結論だけ言っても説得力はありません。
まずは「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」や、自分らしい行動をとったエピソードを書き出してみましょう。
例: 学祭の運営で、バラバラだったメンバーをまとめた → 抽出される強み: 当事者意識、調整能力、リーダーシップ
② 強みと弱みを「表裏一体」で捉える
強みと弱みがバラバラだと、人物像がボヤけてしまいます。
「強み=〇〇すぎるから、弱み=△△になる」という一貫性を持たせることで、自己理解の深さをアピールできます。
・例: 「行動力が早い(強み)」↔「慎重さに欠ける(弱み)」
・例: 「物事をシンプルに捉える(強み)」↔「細かい視点を見落とす(弱み)」
ESを書く時のチェックリスト
内容が決まったら、以下の「基本ルール」に沿っているか確認しましょう。
・ 結論ファースト: 一文目で「私の強みは〇〇です」と言い切っているか。
・語尾の統一: 「です・ます」または「だ・である」が混ざっていないか。
・弱みの後の「改善策」: 弱みを言いっぱなしにせず、どう向き合っているか書けているか。
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【実践例】筆者の回答例とポイント解説
上記の注意点・コツをとらえた筆者の強みと弱みを以下に紹介します。
「難しいことをシンプルに考える」ことが私の強みです。この強みは私がサークルでディベートを行っていたときに発揮しました。競技においては、審判に寄り添った分かりやすい説明を心掛け、年間総合◯位を獲得しました。引退してからの運営面においては、自身が開催したセミナーで難しい学術的テーマを分かりやすく説明し、下級生の育成に力を入れました。
弱みは、「異なる視点を見落としがち」なところです。この弱みは、議論の分かりやすさを過剰に優先した結果、自分の意見が独りよがりなものになってしまうことがあり、痛感しました。ディベートは審判を説得する競技なので、客観性を欠いた議論では太刀打ちできません。そのため私は当初議論が、重要な観点を省いたものとなってしまい、大会で惨敗したことがありました。
弱みに対して改善策は何かあるかと大半の面接で聞かれます。それに対する筆者の回答はこうでした。
弱みに対して私が考えたのは、他者との議論や読書を大切にすることです。自身の方向性が見えなくなる時は、自分の大学内だけでなく他大の同期や先輩など、さまざまな人の意見を聞き、視点を取り入れることで改善しました。そのおかげもあり、最後のディベートの大会では、準優勝することができました。
上記のようにまとめていました。筆者は強みや弱みが出た経験やエピソードを共に言うことで、説得力が生まれます。そして弱みを改善するために行った具体的な施策などを話すことで、自分を客観視できていることのアピールにもつながりました。
強みと弱みについてのまとめ
企業にあなた自身の人間性をより深く伝えるためには、強みと弱みはかかせません。
単に長所を自慢したり、短所を卑下したりするのではなく、「自分を客観的に理解し、仕事にどう活かせるか」を伝えることを意識してみてください。
しっかりと準備をして、自信を持って選考に臨みましょう!

