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SNSは現代の学生生活に欠かせないものとなっていますが、就活期になると自身のアカウントを一時停止や削除する学生も少なくありません。

企業による投稿チェックが選考に影響するというニュースを受けてのリスク回避は賢明な選択です。

 

しかし、SNSには多くのメリットも存在します。

 

この記事では、特に高学歴学生に注目されているビジネス特化型SNS「LinkedIn(リンクトイン)」を活用した就職活動戦略について解説します。

 

SNSと就活の関係性

 

就職活動とSNSは現在、密接に関連しています。

SNSの即時性、アクセスのしやすさ、双方向コミュニケーションの特徴を理解し、メリットとリスクを正しく認識して活用することが重要です。

SNS利用の潜在的リスク


 

近年、就活生や内定者がSNSでの不適切な発言により内定取り消しなどの不利益を被るケースが報告されています。

また、就活関連マッチングアプリを通じたトラブルも発生しています。

 

これらは、SNSの気軽さゆえに生じる無思慮な情報発信や、個人情報の取り扱いに関する問題から起こっています。

企業の採用担当者が応募者のSNSをチェックするという実態もあります。

 

応募者の交友関係、プライベートでの過ごし方、関心事などをSNSから確認し、エントリーシートとの整合性を判断することもあるようです。

 

このような状況から、自由に投稿できない窮屈さを感じる就活生が増えているのも事実です。

SNS活用のメリット


 

一方で、SNSには多くのメリットも存在します。

企業は公式ホームページだけでなく、Facebook、Twitter、Instagramなど複数のプラットフォームで情報発信を行っており、志望企業の最新情報を手軽に入手できます。

 

特にベンチャー企業などではSNSのダイレクトメッセージを通じてインターンシップや選考への案内、スカウトメッセージを送ることも増えています。

趣味で始めたSNS活動がキャリア形成につながるケースも珍しくありません。

 

LinkedIn(リンクトイン)の基本知識

 

SNSのメリットとリスクを理解したうえで、キャリア志向の就活生に特に有用なビジネス特化型SNS「LinkedIn」について詳しく見ていきましょう。

サービス概要


 

LinkedInは2003年にアメリカで誕生し、2016年にMicrosoft社に買収されたプロフェッショナルネットワーキングサービスです。

 

FacebookやTwitterと同様に、自分のプロフィールを作成し、他のユーザーとつながりメッセージをやり取りする機能があります。

 

現在、世界中で8億人以上のユーザーが登録しており、ビジネスパーソンの多くが活用するプラットフォームとなっています。

海外留学経験者なら、現地での人脈構築ツールとしてLinkedInを使った経験がある人も多いでしょう。

一般的なSNSとの違い


 

日本国内のLinkedInユーザー数は約300万人程度と他のSNSと比較するとまだ少数ですが、年々増加傾向にあります。

 

投稿は英語が多く、公式アカウントを持つ企業も外資系企業が中心である点が特徴的です。

最大の特徴は、LinkedInがビジネス目的に特化して設計されていることです。

 

プライベートな情報発信が主流の一般的なSNSとは異なり、職業経験やスキル、専門知識に焦点を当てたプロフェッショナルなプラットフォームとなっています。

 

就活生のためのLinkedIn活用術

 

ビジネス特化型SNSであるLinkedInは、アメリカでは名刺交換の代わりとして広く活用されています。

 

プライベートとは明確に区別して使用されることが多く、就活生にとってもプライバシーを過度に公開することなくSNSのメリットを享受できるツールです。

 

以下に具体的な活用シーンを紹介します。

ネットワーキングとOB・OG訪問


 

LinkedInは、OB・OG訪問や社会人とのネットワーク構築に非常に効果的です。

 

従来のSNSではプライベート情報も公開されがちでしたが、LinkedInではプロフェッショナルな関係構築に特化したプラットフォームとして、就活専用のネットワーキングツールとして活用できます。

 

志望業界や企業で働く人材を検索し、共通の大学や興味関心をきっかけにコネクション申請を送ることで、貴重な情報源を開拓できます。

キャリアイベントとセミナー情報の収集


 

LinkedInのプロフィールには、在籍大学や勤務先などの情報を掲載するセクションがあります。

これらのコミュニティを通じて大学や企業主催のセミナー情報が共有されることもあります。

 

また、ネットワーキングイベントの案内や招待が届くこともあり、企業の方々と気軽にコミュニケーションを取る機会を得られる可能性があります。

イベント参加機能を活用すれば、同じイベントに参加予定のプロフェッショナルとも事前につながることができます。

インターンシップと本採用への応募


 

LinkedInのプレミアム機能には採用機能も含まれており、企業はこれを活用して一般の就活サイトでは公開していない求人情報やインターンシップ募集を掲載することがあります。

特に外資系企業や国際的なポジションを探している就活生にとって、貴重な情報源となります。

 

プロフィールを充実させておくことで、企業のリクルーターからスカウトされる可能性も高まります。

スキルセクションや経験セクションを詳細に記入し、関心のある業界や職種に関連する投稿をフォローしておくとよいでしょう。

 

LinkedInを活用した新時代の就活戦略

 

SNSの進化により、就活方法も多様化しています。

明確な目的を持ってLinkedInを活用すれば、志望企業へより効果的にアプローチできる可能性が広がります。

 

筆者が最近参加した社会人ネットワークイベントでも、

LinkedInを通じてイベントを知り、キャリア形成を視野に参加している就活生が複数見受けられました。

 

日本では転職市場でのツールというイメージが強いLinkedInですが、

採用担当者によれば、高い志と目的意識、行動力を持った就活生をLinkedInを通じて見出し、選考に招待するケースもあるとのことです。

 

自分の実績や目標を積極的に発信し、従来の選考フローにとらわれない柔軟な就活スタイルを取り入れることは、視野を広げる貴重な成長機会となるでしょう。

 

グローバル化が進む現代社会において、LinkedIn活用は国際的なキャリアを目指す学生にとって、今後ますます重要なスキルとなっていくことでしょう。