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英語力を客観的に証明するTOEICとTOEFL。どちらも就活で英語スキルをアピールする強力なツールですが、その特性や活用場面には大きな違いがあります。

 

「そもそもの違いが分からない」「TOEFLを持っているけど、就活ではTOEICの方が有利なのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

 

 

本記事では両試験の違いと就活における活用法を詳しく解説します。

 

 

TOEICとTOEFLの基本的な違い

試験内容と目的の違い


 

両試験は、そもそもの目的と想定シーンが大きく異なります。

 

TOEICは、ビジネスや日常生活における英語コミュニケーション能力を測定する試験です。オフィスでのミーティング、スケジュール調整、ビジネス文書の読解など、実務的な場面を想定した問題が出題されます。

 

一方TOEFLは、主に海外の大学や大学院への留学を目指す人向けの試験です。アカデミックな環境での英語運用能力を評価するため、講義の聴講、ディスカッション参加、学術的な文章の読み書きなど、大学生活を想定した問題が中心となっています。

 

 

最も大きな違いは、TOEFLではListening・Readingに加えて、Speaking・Writingテストも実施される点です。このため試験時間もTOEICの約2倍となっています。

 

試験形式と受験方法


 

TOEICは従来型のマークシート方式で実施されるのが一般的です(オンライン版も提供されていますが)。

 

TOEFL iBT(現在の主流形式)はコンピュータを使用した試験形式で実施されます。選択問題だけでなく、マイクに向かって英語を話すスピーキングセクションや、キーボードを使って英文を作成するライティングセクションがあります。そのため、パソコン操作にもある程度慣れておく必要があります。

 

受験料と試験日程


 

TOEICの受験料は約7,810円(2026年時点)です。試験は通常2〜3ヶ月前から申し込みが開始され、約1ヶ月半前に締め切られます。

 

TOEFLの受験料は約195ドル(日本円で約30,000円程度、為替レートにより変動)です。TOEICと比較して高額ですが、試験実施頻度は高く、試験日の1週間前まで申し込みが可能な場合が多いです。

 

スコアの有効期限


 

TOEICのスコアに公式な有効期限はありませんが、公式認定証は試験日から2年間しか発行されません。企業によっては「2年以内のスコア」を求められることが一般的です。

 

TOEFLのスコアは公式に2年間の有効期限が設定されています。この期間を過ぎるとスコアレポートの発行ができなくなります。

 

 

就活におけるTOEICとTOEFLの価値

 

TOEICの優位性 – 国内での高い認知度


 

TOEICは日本国内の就職活動において圧倒的な知名度を誇ります。多くの企業がTOEICスコアを英語力の指標として採用しており、人事担当者も基準として理解しやすいというメリットがあります。

 

また、多くの就活生がTOEICを受験するため、スコアによる相対評価がしやすいという特徴もあります。特に高得点(800点以上など)を取得していれば、他の応募者と差別化できる強みになります。

 

反面、中途半端なスコア(例:550点前後)では他の就活生との差別化が難しい場合もあります。

 

TOEFLの優位性 – グローバル対応力の証明


 

TOEFLは世界中の大学で認められている試験であり、特にSpeakingとWritingを含む4技能を評価できることから、より実践的な英語運用能力の証明になります。グローバル展開している企業や、海外勤務の可能性がある職種では高く評価される傾向があります。

 

特に留学経験者や海外志向が強い学生にとって、TOEFLスコアは自身の英語力だけでなく、グローバル環境での適応能力や本気度をアピールする効果的なツールとなります。

 

 

どちらを選ぶべきか – 志望業界や企業に合わせた判断を

 

TOEICとTOEFLはどちらが「絶対的に有利」というわけではありません。志望する業界や企業の特性によって、評価のされ方が異なります。

 

・国内企業志向であれば、TOEICスコアがあれば十分でしょう

・グローバル企業・外資系企業志向であれば、TOEFLスコアも大きな武器になります

・可能であれば両方のスコアを取得しておくことで、幅広い選択肢に対応できます

 

重要なのは単にスコアを持っているだけでなく、その点数を獲得するために払った努力や、実際に英語を使った経験をエントリーシートや面接でしっかりとアピールすることです。

 

 

どちらの試験も、英語力向上の過程で身につけたスキルが就職後も活きてくることは間違いありません。自分のキャリアプランを見据えながら、適切な試験を選び、対策を進めていきましょう。