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エントリーシート戦略
エントリーシート戦略

ES提出をもって本エントリーとされる企業が多いなか、そのタイミングに関しては就活生の中で様々な憶測が飛び交います。この記事では、エントリーシートを早めに出すことのメリットや二次締切での選考通過率など、就活生の気になる疑問を中心に検証し、ES提出の時期についての戦略を考えていきます。

「早めのエントリー」は効果があるのか?

じっくり読まれるという憶測について

一次締め切りの中でも、早期の段階でES提出を行えば、じっくり読まれるというのが、就活での定説のようです。これについて断言することはできませんが、確かなことは、限られた時間内に膨大な量のESすべてに企業は目を通すということです。こうした事情を踏まえると、企業が先に届いたESから順番に見ていく行為は、ごく自然なことです。そして、同じような評価のESがあった場合、先に見た方が印象には残りやすいかもしれません。

 

特別なイベントへの招待

ES提出は、何回かに分けて行われますが、筆者は早くから行われている選考ほど”特典”があると思っています。というのも、一次選考は早い段階で行われるため、面接解禁日までに時間があります。その間に、ESの段階で優秀だと判断された就活生向けに、座談会やリクルーター面談を設けている企業が少なくないのです。選考の難易度に差はなかったとしても、ESを早めに提出することでそのようなした機会に参加でき、プラスの評価を得られる可能性はあると考えます。

二次締切は諸刃の刃

二次締切にまつわるウワサ

就活生の中では、企業に提示されたESの締切が最後のチャンスだと思い込み、締切間際に慌ててESを提出する例が少なくありません。筆者も初期はそうでした。ところが、実際は多くの企業が複数回の選考を設けています。集中するES提出期間を分散させるためです。そうした情報は、インターネットに公開されていない場合も多いので、OB訪問や説明会などを通じて、能動的に情報を得る必要があります。
一方で、このように複数用意されている選考に対して、様々な憶測が飛び交います。その最たるものが「選考通過率に影響するか否か」です。以下の三つの議論に大別されます。

志望度の高さ

一つ目は、「企業は、一次締切から目指してくれている学生の方が志望度が高いという印象を受けるだろう」という憶測です。しかし、これには反論があります。なぜなら、事情があって就活を遅く始めた人や、志望業界を途中で変えた人が二次締切で応募をするためです。志望業界・企業を変えたという理由だけで、志望度が低いとは言い切れませんよね。そういった事情があることを企業も理解しているため、応募時期によって志望度が測られる可能性は小さいと言えるでしょう。

二次締切の枠

二つ目は、「二次締切の枠は、一次締切の結果により埋まってしまう場合がある」というものです。これに関しては、ないとは言い切れないというのが筆者の意見です。多くの企業は最終的な採用人数の計画を持っているため、一次締切に優秀な人材が集中した場合、二次締切で内定者を減らさざるを得ないでしょう。
例年採用活動を行っている企業は自社の傾向を踏まえたうえで、二次締切・選考を開催しています。この場合、上記の問題を心配する必要はあまりないとも言えます。しかし、どの企業にも不測の事態は起こり得るため、やはり二次締切以降は人数に柔軟性をもたせる対象になる可能性があると考えておくべきです。

周りのレベルの高さ

三つ目は、「後に行う選考の方が完成度の高いESが多い」ということです。もともと、就活生はESの完成度を高めるために、ES提出を遅らせる傾向にあります。そのため、周りのESの完成度が高まっていく中で、自身もレベルを上げなければ、埋もれてしまう可能性が否定できません。就活は決して相対評価ではありませんが、そうした印象は避けられないのも事実です。


このように二次選考には、いくつかの憶測があり、なかには単なる憶測とは断言できないものもあります。

ES提出時期に関する戦略のまとめ

ここまで考察を重ねた結果、一次締切に比べて二次締切は不利だという可能性が残る結論になりました。このことは企業、人によって違うとはいえ、二次締切はあくまで間に合わなかったときのセーフティネットだと考えたほうが良いでしょう。したがって、就活生は早めのエントリーが無難な選択になりますので、直前で焦ることがないようにスケジュールを管理しましょう。とはいっても、企業のES提出締切が集中する時期であれば、完成度の高いESを一気に提出することが現実的に難しいときもあります。自身の体調や能力を鑑みて、なるべく早期のエントリーを試みるようにしましょう。

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