新卒において、会社説明会などで「この企業いいな」や「この事業は魅力的だな」と思っても、志望度は高いけど言語化できない!
いざ志望理由を考えると薄ぺらになる!なんてことはないでしょうか。
勝てる志望動機を書くためには外せない捉え方と書き方が存在します。これを習得すればコピペも例文ももう必要ありません!
Summary
企業が志望動機を見るときの2つの視点
企業側が就活生の志望動機を見る際には、主に2つのことに着目しています。
1つ目は「少しは自社を知ってくれているか?」、2つ目は「どんなことにモチベートされるのか?」です。
1つ目の「少しは自社を知ってくれているか?」は皆さんお分かりの通り、企業理解です。これは誰しも対策することですが、企業に対する知識が多いからといって有利になるわけではないことを理解しておいてください。もっとも大切なのは2つ目の「どんなことにモチベートされるのか?」です。
志望動機ではなく“動機志望”で考える
企業の視点2つ目の「どんなことにモチベートされるのか?」は、ESを書いているあなたがどんなことから動機を得るのかを指します。
言い換えると、どんなことにテンションが上がって、面白いと感じるのか。例えば音楽でも、激しいもの、穏やかなもの、恋愛ソング、歌詞の意味は分からなくてもリズムが好きなど、人によって好みは様々です。志望動機を書く際、志望度の高さをアピールするために相手企業のことばかり熱く書いてしまう人が多いですが、志望動機はあなた自身のことを話すパート。
もはや “動機志望”と言っていいほど動機が大切です。「私はこういう事でテンションが上がり、御社のビジネスにおいても共通しています」ということを伝えましょう。
なぜその動機をもったのかが重要
とはいえ、好きなことを書くだけの志望動機では、耳障りだけいい薄っぺらなものになってしまいます。
もし“仲間と協力して和を重んじること”が好きなのだとしたら、あなたの経験においてなぜそうなったか、その理由として示すことのできるエピソードを絡めるようにしましょう。
「私は〇〇な経験をして、〇〇なことにおいて動機を得るため、御社の〇〇な側面において自分と重なるところがあると考えています」と伝えれば、あなたの人間性と動機が伝わる文章になります。

効率的なセルフチェックの方法
これは志望時に限らずES全般に使えるテクニックですが、面接官や人事など自分のESを読むであろう相手の視点になりきって、自分の文章を通したコミュニケーションを評価するクセを付けておきましょう。
当たり前のスキルのようですが、クセになるまでは時間も意識も必要です。セルフチェックの際にはこのことを意識して、自らハードルを上げておきましょう。
まとめ
志望動機を書く際に大切なのは、単に企業への熱意を語るだけではなく、自分自身の動機を深く掘り下げ、企業との共通点を明確にすることです。企業が志望動機を見る際のポイントは、「企業理解」と「どんなことにモチベートされるのか」の2点。特に重要なのは、あなたがどのような事柄に動機を得るのかを明確にし、それを企業との接点に結びつけることです。
そのためには、自己分析を深め、自分の経験や価値観から「なぜそう考えるのか」という背景を明確にする必要があります。具体的なエピソードを交えることで、説得力のある志望動機が完成します。また、セルフチェックを習慣化し、文章が採用担当者にとって分かりやすく、魅力的なものになっているかを確認することも重要です。
「自分の動機」と「企業の魅力」の接点を見つけ出し、それを伝えることで、説得力のある志望動機を作り上げましょう。