オンラインでのグループディスカッション(GD)やケーススタディを実施する企業は、今や珍しくありません。
Web選考では、企業が就活生を評価するポイントも変化しています。
対面とは異なる環境のなかで、どのように自分をアピールすべきか――正しく理解している就活生はまだ多くありません。
本記事では、Web選考で企業が実際に見ている3つの採点ポイントと、その対策を解説します。
Web選考で変わった評価基準
対面とWebでは、見える情報量がまったく違う
従来の対面型選考とWeb選考では、評境も条件も採点基準も大きく異なります。
対面であれば、立体的な場の空気から身のこなしや雰囲気まで評価者に伝わります。
一方、Web選考で可視化できる情報は「表情」と「音声」のわずか2つです。
この情報量の差が、評価のされ方に直結します。
就活支援と企業向け採用コンサルティングを手がけるリーディングマーク(弊社)でも、Web選考を導入する企業への採点基準の提案を行っています。
その知見をもとに、Web選考で企業が特に重視している3つのポイントを紹介します。
Web選考で企業が見ている3つのポイント
① 手数を出せているか
これは対面でも同様ですが、Web選考では特に顕著に現れます。
ZoomなどのWeb会議ツールでは、参加者の顔が画面上にマスごとに並んで表示されます。
発言をしなければ、評価者の目には「ただ顔が映ってたまにうなずいているだけ」の画にしか映りません。
これでは、プラスもマイナスもそもそも評価のしようがないのです。
発言しているつもりでも、評価者側からは「黙ってうなずいているだけ」に見えているという報告は非常に多く上がっています。
対面以上に意識して、積極的に発言の手数を増やすことが重要です。
② PCリテラシーはあるか
Web選考が普及し始めた当初、企業側はPCリテラシーを評価項目に入れることは想定していませんでした。
しかし実際に選考を進めてみると、PCリテラシーが低い就活生があまりに目立つため、やむなく評価に影響せざるを得ないというのが現場の声です。
特に、Googleドキュメントやスプレッドシートなどでデータを共有しながら作業するインターンの場面で顕著に見られます。
採用活動はビジネスを共に行う仲間を選ぶプロセスです。
タイピングが極端に遅い、Excelの基本操作がわからないといった状態では、どれほど良い発言をしていても「口だけでは」と判断されるリスクがあります。
専門的なスキルまでは求められませんが、基本的なPCの使い方とタイピングは最低限身につけておきましょう。
③ 議論の中核となっているか
一画面に複数のメンバーが映るWeb選考では、誰が議論の中核を担っているかが対面以上に明確に見えます。
Aさんが司会のような役割を担い、Bさんが応答して議論をリードする――といった構図は、画面を通じて評価者に非常に伝わりやすい形で可視化されます。
全員がリーダーを目指す必要はありません。
多くの場合、サポーター役に回ることも重要な貢献です。
ただし、評価者に議論がどのように見えているかを理解したうえで立ち回るのと、そうでないのとでは、印象に大きな差が生まれます。
自分がどのポジションで議論に貢献しているかを意識しながら発言するようにしましょう。
まとめ:Web選考で評価を高めるために
Web選考における3つの評価ポイントを振り返ります。
・手数を出す:黙ってうなずくだけでなく、積極的に発言を重ねる
・PCリテラシーを高める:基本的な操作とタイピングは事前に対策しておく
・議論の中核となる:評価者の目線を意識して、自分の役割を明確に示す
Web選考は情報量が限られる分、伝えられるものを最大限に活かす意識が求められます。
今回紹介したポイントを念頭に置きながら、Web選考での立ち回りを見直してみてください。

