就活座談会の目的や流れを就活を終えた筆者の経験をもとに解説していきます。座談会は選考に影響するのか?といった疑問や座談会のマナー、質問の仕方も記事にしました。座談会は企業で働いている人と直接話せる機会なので、この記事を参考にして座談会を充実したものにしましょう。
Summary
就活の座談会
座談会の目的
座談会は、企業が現場で働く社員の人と就活生の交流を通じて、自社を知ってもらう目的で開催されます。就活生にとっては、現場で働く社員と会える貴重な機会で、企業の雰囲気を知るには重要なイベントです。筆者の経験では、フランクに質問に答えてくれる社員の方が多く、こちらの質問以外にも色々な話が聞ける有意義なイベントという印象があります。選考を希望する企業が座談会を開催する場合は、参加するとよいでしょう。
座談会の流れと形式
座談会には、主に説明会とセットで行われるものと座談会のみのものがあります。ほかにも、合同説明会形式で広い会場を使って、部門ごとに説明会と座談会を同時に行う企業もあります。座談会のみの場合は、あらかじめ質問は用意しておく必要があり、説明会とセットの場合は、最初に行われる説明会の内容を踏まえた質問をするとよいでしょう。大規模な説明会と座談会は、社員の人が多種多様で企業の様々な側面を知ることができます。興味のある企業がどんなイベントを開催しているかチェックしてみてください。
また、座談会の形式は、主に各部署の社員の人たちが最初に自己紹介して、興味を持った社員の人の話を就活生が自由に聞いて回る場合です。就活生の人数は社員一人に対して3人~15人の座談会が筆者の経験ではあり、就活生が15人もいると質問が一回しかできないことや社員の人の声が聞き取りづらいことがありました。就活生の人数が少ないほうが深く社員の人と話ができるので、部署や経歴にとらわれずに人数が少ない社員の人の話を聞きに行くのも一つの方法です。
加えて、コロナ禍を経てオンラインで開催する企業が増えています。自宅から受けられるという点でリラックスして参加できる、遠方の学生も気軽に参加できるというメリットがある一方で、対面に比べて雑談などが起こりにくく、雰囲気がつかみにくいというデメリットがあります。指定された時間を100%活用できるよう、事前に質問内容を整理したり、接続やPC端末のチェックを怠らないようにしましょう。
座談会は選考に影響する?
座談会は、選考に影響しないことが多いです。なので、自身が気になったことは、質問の質にとらわれずに聞いたほうがよいでしょう。座談会を通してより企業や業界のことを知っていきましょう。
筆者の経験では、書類選考の結果を待っている企業の座談会に参加して、参加後の当日に一次選考の案内が来たことがありました。規模が小さい座談会は選考に影響する可能性があるかもしれません。
座談会のマナー
座談会全体のマナー
服装は、企業が指定したもので行きましょう。指定していない場合は、スーツを選ぶのがよいです。また、受付時に時間がかかる場合や電車の遅延といったトラブルも考えられるので10分前には受付を済ませるようにしましょう。オンラインの場合は、通信やマイク、雑音などのトラブルが起きないよう事前にテスト通話を行ったうえで、5分~10分前には待機しておきましょう。
質問時のマナー
積極的に質問しましょう。社員の人と話すことが目的にあり、就活生から質問しなければ社員の人は話せません。基本的に選考の場ではないので、つたない質問でも社員の人が就活生の意図をくみ取って話してくれます。座談会に参加したが、質問しなかったという事態は避けましょう。そのうえで、社員の人が答えにくい質問や抽象的な質問は避ける必要があります。全体のことも考えて、個人的な質問や自身の質問に時間をかけすぎることにも注意が必要です。
座談会の質問
説明会の質問との違い
座談会が説明会と違う点は、少数で実際に働いている社員の人の話が聞けることです。説明会では、人事の人が質問を受け付ける場合が多く、現場の社員の人が呼ばれる場合もありますが、人数も少なく、全体で質問するので深く聞くことはできない印象です。
その点、座談会は、社員の人の幅も広く、自身の選択で聞きたい人の話を聞くことができます。また、複数で社員の人に質問するので、ほかの就活生の質問で自身の質問とは違った角度で企業を知ることができます。
質問の内容
現場で働く社員には、業務内容やその人自身について聞くとより具体的な話が聞けます。1日のスケジュールや業務のやりがいなどを質問できると、自身が働くイメージが持てるようになるでしょう。社員の経歴や部署によって質問内容を変えることで、さらに具体性が増します。また、若手の社員には仕事面だけでなく、当時の就活状況や自己分析などについて聞いてみるとよいでしょう。その際に、社員の人が話してくれた内容やほかの就活生の質問を掘り下げた質問を行うことで、さらに深く企業や働く社員について知れます。
加えて、社員の人の雰囲気によっては、仕事面ではない質問を行い企業の雰囲気を違った角度から発見できます。例えば、飲み会の様子であったり、プライベートでの同期や上司とのつながりなどを質問してみるのもよいでしょう。
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就活座談会のまとめ
就活での座談会は、実際に企業で働く人と話せる貴重な機会なので、積極的に参加しましょう。質問内容を準備することや説明会で聞いた内容を掘り下げる質問をすることが大切です。質問は、積極的に行い、社員の人の業務内容やその人自身について聞くことも心がける必要があります。この記事を参考にして、座談会に正しく参加しましょう。