就活座談会と一口に言っても、企業単独で行う座談会、複数の企業が参加する座談会、テーマ別座談会など種類がたくさんあります。
そのため、座談会によっては流れ、気を付けるべきポイントなど他のと比べてがらっとかわることも。今回は座談会にどんなタイプがあるのかを紹介した後、タイプ別でメリットと気をつけるべきポイントを見ていきます。
Summary
意外と種類豊富な座談会
座談会をタイプ別に分類してみたので、自分が参加してきた、もしくはこれから参加する座談会がどれにあてはまるか確認してください。
企業単独型座談会
企業が単独で行う座談会で説明会とセットで開催されることが多いです。説明会で担当者から説明を受けた後、複数のグループに分けられて座談会が実施されます。本選考の情報解禁後の3月で特に実施されることが多いようです。
このタイプの座談会は、説明会では質問しにくかった質問を社員に直接してもらうことで、企業に興味関心をもってもらう、エントリーしてもらうことを目的にしています。
①1つの企業についてより詳しく分析できること
②社員との交流を通して社風を知る手がかりになること
の2つがメリットと言えるでしょう。
複数企業合同座談会
複数企業合同座談会は人材会社が主催で行うことが多いです。
筆者の経験では参加企業がそれぞれ自己紹介を簡単に行った後、すぐに座談会が開始される形式がほとんどでした。
この座談会のメリットとしては、
①複数企業がくることで企業比較がしやすいこと
②事前準備をしなくてもいいことの2つが挙げられます。
複数の企業が参加する場合、就活生はその企業のうち1社志望企業があったからという理由で参加することが多く、企業側もそれを承知していることが多いです。初歩的な質問をしたとしても快く答えてくれる傾向にあります。
テーマ別座談会
テーマ別座談会も人材会社が主催で行います。女性への支援が手厚い、海外展開が強い、裁量権を重視しているなど、就活で軸にされることが多いテーマ別で開催されるようです。
その影響か、複数企業合同座談会よりも企業数は限られる傾向にあります。
特定の軸をもって就活をしている就活生にとっては、人材会社がその軸をもって事前に企業を選別してくれていることで時短になるという点でお勧めです。そのテーマに関する質問をより深掘りして行うことができるので、普段の説明会や座談会では聞き出せないことも聞けるというメリットもあります。
【タイプ別で解説】座談会ではここに気をつけよう
【企業単独型】事前の情報収集・質問作りが要
企業単独型では事前に情報収集を行い、質問作りをしておかないと、「企業研究不足」「志望度が低そう」と思われる可能性があります。説明会とセットで開催されることが多いため、説明会でされた内容を質問するのも話を聞いていなかったと思われるのでNGです。
企業単独型座談会に参加する場合は、事前準備をしっかり行い、説明会での内容で疑問に思ったことはメモをとるようにしましょう。
【複数企業型】沈黙の時間が流れることも
複数企業型の座談会だと、誰も質問をしない「沈黙の時間」が生まれる可能性が高いです。参加している企業の中で1,2社しか関心がないという就活生も多くいるため、自分の志望企業以外では全く質問をしないという事態が起こりがちと言えます。
志望動機や選考対策といった就活に関する質問は使いまわしが効くので、もし沈黙の時間が訪れた場合に質問するといいでしょう。
【テーマ別座談会】個人的な質問の連発に注意
テーマ別座談会でやってしまいがちな失敗として、個人的すぎる質問を連発することです。就活の軸にするほど重視していることである分、自分の来歴ややってきたことに関連する質問をすることも多いでしょう。ですが、座談会は1対1のものではなく他の就活生も参加しています。個人的な質問をして、他の就活生の質問の時間を奪うことになると企業からの心証が悪くなる可能性があります。周囲の状況を良く見て、個人的な質問はあとで担当者を捕まえて1対1で話すようにするなど配慮するようにしましょう。
レクミー少人数座談会
このウェブマガジンを運営しているレクミーも少人数座談会を開催しているので、それをタイプ別に分類して紹介していきたいと思います
複数企業型とテーマ別の2種類
レクミー少人数座談会では複数企業型とテーマ別の2種類が開催されています。複数企業型でも企業をランダムに選んでいるわけではなく、「商社志望」「コンサル志望」などの業界別、「東大生向け」「早慶向け」等の大学別と分けて開催されています。自分の持ち駒を広げたい、色々な企業を見たいと思っている方向けのコンテンツと言えます。
また、テーマ別だと「女性支援の手厚さ重視の学生向け」、「裁量権重視の学生向け」といったテーマで開催されています。その軸を持っている学生に受けてほしいと思っている企業と会えるので、特定の軸を重視している学生にはお勧めです。
参加のハードルが低い!
レクミーの少人数座談会は、企業単独で行う座談会と比べて参加のハードルが低いという特徴があります。
筆者の経験ですが、複数の企業が参加する上に企業側も他企業志望者がくることを想定して参加しているので、全く企業分析をしない状況で参加しても、親切に対応してくれました。また、他の学生が質問している姿を見ることで質問やその立ち居振る舞いを学ぶ機会にもなります。就活を始めたばかりの学生や座談会に参加したことのない学生でも参加しやすいと言えるでしょう。
もしこの記事を見て、座談会に関心をもった人は下のサイトに詳しい内容、開催日時が記載してあるので確認してみてください。↓
開催中のイベントを見る
就活座談会はタイプ別で対策すべし
就活座談会と一口に言っても、意外と種類が豊富で注意すべき点が違うことがお分かりいただけたでしょうか。自分がこれから行く座談会がどれに当てはまるかを知った上で対策をすることで失敗もせずに済みますし、より有意義なものにすることができますので、ぜひ確認してみてください。