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TOEICの点数と内定獲得
TOEICの点数と内定獲得

ESでの語学資格欄、就活情報サイトに登録する際に登場するTOEICのスコア記入表など就活を進めていくと存在感の増すTOEIC。実際のところ、TOEICの点数と内定獲得にはどのくらい関係があるのでしょうか。企業のTOEICへの意識をデータを使って検証し、何点とれば有利になるのか解説していきたいと思います。

企業はTOEICのスコアを意識しているのか?

結論から言えば、TOEICスコアを重視している企業は多いです。また、TOEICのスコアは入社時だけでなく、昇格などキャリア形成の際に重要になることもあり得ます。

7割の企業がTOEICのスコアをチェック

TOEICを実施しているIIBCの調査(2013)によると、TOEICのスコアを参考にすると答えた企業は27.6%、参考にすることがあると答えた企業が41.7%であり、合計すると69.3%と約7割になります。これを見ると、企業にとって英語力のある人材は必要であり、その分かりやすい指標であるTOEICのスコアを重視する傾向にあると言えるでしょう。

出典:2013年「上場企業における英語活用実態調査」

TOEICのスコアが昇進に影響?

TOEICのスコアが重視されるのは、就活だけとは限りません。TOEICスコアを昇進等の要件としている企業は15.8%とそこまで高くはありませんが、将来的に導入する可能性があると答えた企業は45.2%存在します。現在、要件にしていない企業も要件を視野に入れいている可能性があることを頭に入れておくほうがよいと言えます。
入社後を見据えて、今のうちに受検しておくと安全かもしれません。


出典:2013年「上場企業における英語活用実態調査」

就活でのTOEICのスコア別評価

TOEIC600点:書いてもプラスにならない

600点台だと、英語能力のアピール材料にはなりません。最低限の英語能力があると思われるだけでしょう。書いておいて、マイナスにはなりませんが、プラスにもならないことは頭にいておいた方がいいです。

TOEIC700点:平均並

TOEIC700点台で、平均並みだという評価がもらえます。実のところ、大企業を目指す就活生と競争することを考えると、700点台は突出した点数をは言えないため、有利な状況には立てません。あまり海外事業に注視していない、海外展開をこれから見据えているという企業だと高評価を貰える可能性はあります。

TOEIC800点:日系大手だと評価される

TOEICの800点台を取ると、日系大手で、いわゆる「英語力のある人材」として評価されるようになります。そのため、就活でTOEICの点数で差別化したい場合は、この800点台を目指すとよいでしょう。
しかし、外資系企業や日系企業でも海外事業に強みのある企業だと、800点台が最低限と言われます。そういった企業を第一志望にしている場合はより上を目指す必要があります。

TOEIC900点:外資系企業でも高評価

TOEIC900点台を取れば、どこの企業でも英語ができる人材として評価されます。外資系企業でも高評価を受けることができるでしょう。
外資系企業、海外事業に強みのある日系企業を目指す場合、900点台を目指すようにするとよいです。

TOEICを受けるために

受験料

税込みで受験料5725円になります。インターネットで申し込んだ場合、一年後割引価格の5092円で受験することができます。

受験日程

注意が必要なのは申込期間です。TOEICでは受験日程の2-3か月前から申し込みが始まり、締切が1か月前程度となっております。そのため、早めに申し込まないとすでに申し込み期間が過ぎていたということになりやすいのです。また、2月と8月はテストを実施していないため、1年間に10回しかチャンスがないことは頭に入れておきましょう。結果通知が受検日の一か月後ですので、受検してすぐに結果が分からないことにも気をつけてください。

TOEICスコアを使って、企業にアピール

データを見ると、TOEICスコアを企業側が重視していることがよくわかります。入社後もTOEICのスコアが昇進の要件になる可能性を考えると、対策・受験をしておく方がいいでしょう。