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TOEICとTOEFL
TOEICとTOEFL

TOEICとTOEFL、どちらも英語力をはかるためにある試験で、点数を持っていれば就活では手っ取り早く英語力があることを周囲にアピールすることができます。ですが、TOEICとTOEFLの違いがそもそも何か分からないという方も多いようです。TOEFLを受けたことがある方なら、就活ではTOEICの方が有利なのか、TOEFLは就活では役に立たないのかと心配になる人もいるかもしれません。今回は両者の違い、そして、就活で有利な点も解説していきます。

TOEICとTOEFLの違いとは?

出題内容が違う

まず出題内容が全く違います。
TOEICはオフィスや日常生活における英語でのコミュニケーション力を図るもので、問題もスケジュール確認、イベントの変更やキャンセルなどが主になります。
TOEFLは留学を目指す学生の英語力を試すためにあるもので、問題は授業でのディスカッション、講義内容を聞いてまとめるなど、海外の大学での授業を想定して作られています。
そのため、使われる単語が全然違ってきますし、対策方法も当然違ってくるわけです。
そして、何よりもの違いがTOEFLにはListeningテスト・Readingテストの他にSpeakingテスト・Writhingテストも受けなければなりません。その関係で試験時間も2倍となっています。

試験方法が違う

TOEICは紙媒体での試験、皆さんが普通想像する英語試験ですが、TOEFLはパソコンを通しての試験になります。就活でのWEBテストのように選択肢を選び、Speakingテストではパソコンに向かって英語を話しますし、Writingテストではタイピング能力もある程度は必要です。TOEFLはTOEICと比べて、試験方法に癖があるため慣れが必要となります。

受験料と受検日程

TOEICは5725円、約6000円かかります。そして、受検日程はたいてい2-3か月前から申し込みが始まり、約1か月半前に申し込みが締め切られることになります。
TOEFLは235ドルかかり、日本円で換算すると2万5千円かかることになります。受検日程はTOEICと比べると機会が多く設けられており、受検日から1週間前まで申し込みをすることができます。
受験料ではTOEICの方が圧倒的にお得ですが、数多く行われており、直前でも申し込みが可能なのはTOEFLということになります。

有効期限

TOEICには有効期限は実はありません。ですが、公式認定書の発行が試験日から2年以内とされているため、就活での噂として、TOEICの有効期限は2年以内と聞くことが多いです。有効期限はないのですが、企業によっては期限が指定されていたり、面接の際に指摘されることがありますので、ご注意ください。
TOEFLは公式サイトから、有効期限が2年以内とされており、期限が設定されています。この2年を過ぎると、証明書の発行はもちろん、スコアの意味も失ってします模様です。
両方とも、できるかぎり、直近の方が望ましいのは共通のようです。そして、企業によっては証明書の提出が求められるため必ず保管しておきましょう。

TOEICとTOEFL、どちらが就活で有利?

知名度のTOEIC

TOEICは就活ではその知名度の高さから有利になります。人事担当の方によっては、英語試験を受けたことがない、海外経験がない人もいますが、その人たちにもTOEICはその知名度の高さから知られています。そして、TOEICを受検する学生も多いことから、学生間での比較も容易です。そのため、TOEICで非常に高い点数を取れば、他学生と差をつけることができます。反対に、そこまで点数が高くないと学生との差がつきません。

実力のTOEFL

TOEFLは知名度の高さでは負けますが、Speaking・Writhingも試されること、試験内容もTOEICと比較して難しいことから、より英語の実力をはかることができるとされています。海外経験がある、海外での赴任を希望する方はTOEFLのスコアを持っていることはその裏付け、本気度を示すことができます。海外展開のある企業の場合、TOEFLスコアを書き込む欄がエントリーシートに設けられたりするなど、知名度において不利なTOEFLでも評価を頂ける可能性が高いです。留学のために、受検したことのある人はぜひその努力をアピールしていきましょう。

TOEICとTOEFLの違い

TOEICとTOEFLは内容、方法に違いがあることがお分かりいただけたでしょうか。TOEIC、TOEFL、どちらも就活ではそれぞれ優位点ありますし、受検しておいて不利なことはありません。ぜひ、点数を取るために払った労力を就活でも活用していきましょう。