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OB訪問からの優遇ルート
OB訪問からの優遇ルート

結論から言うと、OB訪問では評価がつけられています!内定者に聞いてみると、OB訪問からの優遇ルートに乗っていた人がほとんど。「面接じゃないから安心してね」「雑談形式で聞きたいこと何でも聞いてね」など言われる場面はよくありますが、要注意です。それらは学生から何かを引き出そうとしているサインです。この記事では、業界ごとのOB訪問からの優遇ルートや、優遇されるための考え方に関して考察していきます。

OB訪問は評価されている?

「OB訪問って評価されていると思う?」こんな話題を20卒筆者はよく耳にしました。言うまでもありませんが、評価はされています!!企業も貴重な時間を割いて「タダ飯」を提供しているのです。ほとんどが選考に関係していると思っておく方が賢明でしょう。ということで、慣れないうちは親しい先輩・知り合いにOB訪問をすることを勧めます。

OB訪問からの優遇ルート

筆者が部活の先輩に聞いたところ、OB訪問の領収書に評価を記して人事部に提出するのが一般的だそうです。点数をつけていたり、◯✕をつけたり、社員からの推薦があったりと様々な方法があるそうですが、この評価をもとに優遇される学生が定められます。経団連ルールが廃止された21卒以降の就活では、この形式はより勢いづいていくでしょう。筆者の実体験をもとに、業界ごとの「OB訪問優遇ルート」をご紹介します。

総合商社

ほとんどの総合商社で評価はされていました。点数評価や社員からの推薦が多いですが、ある程度の評価に達すると社員からOB訪問を斡旋されるシステムでした。このようなOB訪問は全て選考だと思っておいた方が良いでしょう。筆者は5月にこんな非通知電話がかかってきました。「先日はOB訪問をしていただき有難うございました。先日お話した◯◯(社員名)から✕✕さん(筆者の名前)が弊社を強く志望していただいてると伺いました。よろしかったら他の社員とも話してみませんか?」行ってみると完全に面接でした。

メガバンク

メガバンクでは「OB訪問を斡旋します」と最初から銘打っていることが多いです。社員さんに聞いたところ、このリクルーター面談で学生に◯✕をつけているそうです。「◯が4つ溜まると一次面接に進み、✕が3つ溜まるともう連絡が行かなくなる」というシステムだそうです。優遇ルートというよりは、選考におけるネガティブチェックをOB訪問で行っているようです。

デベロッパー

デベロッパーでは「一次面接と二次面接を続けて行う」「一次面接とグループディスカッションの免除」といった優遇がありました。OB訪問だけでなく座談会からの推薦もあったので、社員さんと接触するときは大チャンスです。

広告代理店

広告代理店も実は優遇があります。「OB訪問での評価が高い学生は最終面接からスタート」などド派手な優遇ルートがあるので、根気強くOB訪問を重ねることをおすすめします。「OB訪問は数じゃない」という企業からの吹聴の裏には「OB訪問を機会均等にすることで優遇する学生を絞り込みたい」という企業側の意図が見て取れます。

OB訪問が活きる場面

優遇ルートに限らず、面接においてOB訪問が選考結果を左右する場面は多くあります。

「企業理解できている?」

企業理解を示すうえで、OB訪問で聞いた話を引き合いに出すやり方は非常に有効的です。社員の話に共感した点や憧れを抱いた部分など、自分なりにまとめておきましょう。また、その社員の部署・年次・名前はスラスラと言えるようにしておきましょう。

「印象に残っている社員の話はありますか?」

最終面接などでよく聞かれるのが印象に残っている社員についてです。なぜこれを聞くのかというと「社員の話を例にすることで、役員クラスの重役が年が離れた学生の話を分かりやすく聞くため」ではないでしょうか。上と同様、社員の部署・年次・名前は欠かさず伝えましょう。

OB訪問に臨むうえで

まとめると、OB訪問は選考に直結していると思っておきましょう。OB訪問で企業理解を進めるのも悪くないですが、志望理由はいつ聞かれてもある程度話せるようにしておきましょう。優遇ルートに乗りまくって、効率的に就活を進めましょう!