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プレゼン面接の基本
プレゼン面接の基本

インターンでの最終発表や、面接でプレゼンテーションをするなどプレゼンをする場面に、就活をしていると結構遭遇します。パワーポイントをあまり使ったことがない、人前での発表は緊張してしまうなど不安を感じる就活生も多いのでは?今回はそんな就活生のために、プレゼン面接の基本からその突破方法まで一挙に解説していきます!

就活でプレゼンが必要な場面

それでは、実際に就活でプレゼンが求められた事例を紹介していきます。

インターンでの最終発表

インターンでは、最後に人事部の前で話し合いの内容を発表することがほとんどです。半日や1dayインターンでは企業から渡される資料に書き込んでの発表が多いですが、数日に渡るインターンだと自分たちで1からプレゼン資料を作ることになります。話し合いの内容を資料に落とし込む作業は難しいため、期限内に資料を作ることができなかった、プレゼン資料作りで精一杯で発表練習ができなかったなどの失敗をよく聞きます。反対に、このプレゼン発表を制することができると早期選考へのチケットを手にすることができるようです。

プレゼン面接がある企業も

企業によっては、本選考の面接で学生にプレゼンをするように求めるプレゼン面接を選考フローとして採用しているところがあります。
お題は面接の1週間前までに与えられることが多いようです。ガクチカや自己PRといった定番のものが大半ですが、会社の経営計画を参照して今後とるべき戦略をプレゼンするといった難易度の高いものもあります。
プレゼン面接では出されたお題を理解し、自身の答えを聞き手が理解しやすいように、そして説得力をもって展開できているか評価しています。また、入社後もプレゼンをする機会は多いため、それをこなせる基礎力があるのか確認したいという意図もあり実施されています。

プレゼンの作り方解説

それでは、実際のプレゼン資料の作り方について解説していきます。

いきなりスライドを作り始めない

時間制限があると、焦ってスライドをいきなり作り始める人もいるかもしれません。ですが、そうすると伝えたいことを満遍なく伝えることができない、話の流れがぶつ切りで伝わらないなどといった弊害が生まれてしまう可能性があります。そのため、いきなりスライドを作るのではなく、フレームワークを使って伝えたい事柄を整理することが大切です。

フレームワークを活用しよう

有名なフレームワークとして、PREPフレームワークがあるので紹介していきます。
PREPフレームワークとは、P:Point(結論), R:Reason(理由),E:Example(例), P:Point(結論)のことです。まずは、Pointで「これからなにを話すのか」という結論を先に話します。結論を先に述べることで聞き手はどこに重点をおいて聞けばいいのか明白になります。次に結論に至った理由とその具体例を伝えていきます。最後に結論を述べることで、伝えたかったことを強調することができます。
下がPREPフレームワークを使って、自己PRについて発表する例です。
Point:私の強みは新しいことに積極的に挑戦する行動力です。
Reason:アメリカへの留学時期に、この行動力を活かして所属していた学生団体の留学生割合を10から30%にすることができました。
Example:留学先の大学では留学生と現地の学生との交流を図るために学生団体が存在していましたが、年々留学生の加入者数が減少し、10%に下がっていました。この問題に対して私は、留学生向けのイベントを数多く企画し実行に移すことでまず留学生からの認知度を高めるように意識しました。国別でのグルメ紹介、無料の英語勉強会の開催など今まで自治体が行ってこなかったイベントを一から企画し運営しました。
Point:この強みは、御社の逆境のときこそ挑戦をするというマインドに適しています。自身の強みを最大限活かせる環境があると確信し、御社を志望しました。

「フォント」、「メインカラー」を決める

フレームワークを使って、伝える事柄を整理できたら、フォントとメインカラーを決めていきましょう。
マスタースライド表示にして、設定するとフォントとカラーを変える必要がなくなるので、最初にしておくことをお勧めします。
パワポの場合、フォントを明朝体にしてしまうと遠くから見えにくくなるなど、使うフォントにも気を使う必要があります。
下の3つのフォントは遠くの人でも見えやすいため、オススメです。
①HGP創英角ゴシックUB
②ヒラギノ角ゴstdN
③メイリオ
また、おしゃれな資料にしようと、たくさんの色を使う人もいますが、カラフル過ぎるとどこに注目すればいいの分からない資料になりがちです。色は3色に限定しましょう。具体的には、基本の文字はグレーか黒にし、それ以外にメインカラーとアクセントカラーを選びます。
メインカラーはスライドの小見出しや表、グラフに使うようにし、アクセントカラーは結果など強調したいところに使います。
メインカラーとアクセントカラーの選び方はかなり奥が深く、説明が長くなってしまいがちなので、省きます。筆者がオススメのものを選びましたので、是非使ってみて下さい。

色の選び方についてはこちら

グラフ、図、写真を最大限使おう

パワポ作りに不慣れだと、ついつい文章ばかりのスライドになってしまい、パワポを使っている意味がないという状況に陥りがちです。
口頭で説明できることは出来る限り省き、図や表で説明するように意識しましょう。

プレゼンで高評価を獲得するために

時間制限は守る

資料の提出期限や発表での時間制限は守りましょう。これができていないと、かなりの減点材料になってしまいます。筆者はチームでのプレゼン発表にて、MVPを獲得したことがありましたが、人事部から時間制限をしっかり守ったことが評価ポイントの一つだと伝えられました。このように、時間を守れる人材であるかどうか、かなりシビアに見ているようですので、時間制限には気を付けましょう。

目線を面接官に合わせる

資料を手元に持っていたり、パワポを使った発表の場合、つい目線を資料やパワポに向けてしまいがちです。そうしてしまうと、自信がない印象を与えてしまうので、基本的には目線は面接官に合わせ、アイコンタクトを取ることを目指しましょう。

想定問答を作っておく

自分の作った資料に対して、どういう質問が考えられるのか想定し、その答えを準備しておきましょう。そうすることで、質疑応答の際に質問に答えられないという事態を回避することができます。可能であれば、自分だけで想定問答を考えるのではなく、友人などの力を借りるなど第3者の視点を取り入れることをお勧めします。

予期しない質問への対応

どれだけ、想定問答を作っておいたとしても、予期しない質問は飛んできがちです。即座に答えられない場合、質問の内容を一度声に出して繰り返すだけでも時間稼ぎになります。「◯◯という質問を頂きました。これに対して、私は・・・」という形です。
また、質問の意図が分からない場合は、面接官に「◯◯についての質問ということでよろしいでしょうか?」と素直に尋ねることで質問の答えを考える時間も稼げますし、的外れの回答をすることを避けることができます。

基本に立ち返って、プレゼン面接を突破しよう

プレゼン面接の基本から、資料の作成と発表方法まで解説していきました。プレゼン面接も奇をてらうのではなく、時間制限を守る、見やすい資料作り、自身を持って発表するという基本を守れば十分に突破できます。この記事を見て、自身の資料や発表方法が基本を守れているかどうか確認してみて下さい。