ページ上部バナー
センスの良いパワーポイント
センスの良いパワーポイント

就活中に、プレゼンを求められたことありませんか?インターンでの最終発表、プレゼン面接など勝負所で遭遇し、美しい資料作りに苦戦した人も多いはず。ですが、ちょっとしたポイントを抑えることで、誰でもセンスの良い資料をつくることができるのです。今回は、センスの良いパワポ作成術を紹介していきます。

プレゼン資料がダサくなる原因

なぜ、資料がダサくなってしまうのか。その原因を複数紹介していきます。自分が陥っていないか確認してみてください。

1枚のスライドに情報詰め込み過ぎ

分かりやすく、網羅的に説明しようと、スライドに情報を詰め込みすぎていませんか?
資料はあくまでも、口頭での説明を補助するためのものであり、メインではありません。1枚のスライドに複数の情報を含めてしまうと、聞いている側が混乱する原因になってしまいます。

例えば、上のスライドでは従来の問題点と新商品のコンセプトが一緒に紹介されているため、分かりづらくなっています。


このように、従来の問題点と新商品の説明で1枚ずつ分けることで分かりやすい資料にすることができました。 図や表を使うことで、文字量を減らすことができた分、スタイリッシュでみやすいスライドにもなっています。
原則として、1スライドには1つのメッセージだけ伝えるようにしましょう。

カラフル過ぎるスライド

分かりやすくするために、文字や図に色をつけた経験ありませんか。しかし、下のスライドのようにカラフル過ぎると、散らかった印象になってしまいます。

使う色の数は限定するようにしましょう。色を限定した方が、どこを強調しているのかも分かりやすくなります。例えば、下の図ではグラフの「電池の持ち」だけ、赤く塗りつぶしたことで、どこが問題点であるのかぱっと見ただけでも分かるようになっています。

アニメーションつけすぎ

図形や文字に動きをつけるアニメーションは、聞き手にインパクトを与えることができます。ですが、アニメーションをつけすぎると、聞き手はそのアニメーションの動きの方を気にしてしまい、話に集中できなくなります。
アニメーションは本当に強調したいメッセージがあるところにだけつけるようにしましょう。そうしたほうが、メッセージをより強調することができます。

ポップ、コミカルなイラスト

インターンの最終発表、プレゼン面接では、ポップなイラストやコミカルな写真を使うことは避けたほうが無難です。真剣さが欠けたり、ふざけているような印象を与えてしまいます。


“After”のように、現実味のある写真を使うことをお勧めします。TPOに合わせて画像を選択していきましょう。

センスのいいパワポつくるコツ

色の選択

カラフルすぎるスライドはNG、色は限定すべきという指摘をしましたが、それでは何色に絞るべきなのでしょうか?
Webデザインで色の勉強をしていると、「70:25:5の法則」というものがよく出てきます。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの比率を「70:25:5」にするとよいというものです。このバランスを守って使うと、スライドの見栄えが良くなります。

【ベースカラー】
紙面上でもっとも面積を取っている色です。パワーポイントでは、背景色のことを指します。基本的には、白や薄いグレーなど大人しい色を選ぶとよいでしょう。
【メインカラー】
メインカラーはスライドの印象を決める色になります。見出し、表、図形、グラフなどがこの色になります。
色によって、与える印象が変わるので、大人っぽく、爽やかな印象を与えたい場合は青に、熱い印象を与えたい場合は赤にするなどの使い分けをするとよいです。また、プレゼン面接をする会社のコーポレートカラーにするのも手でしょう。
注意点として、原色は使わないようにします。原色は色合いが強すぎて、目が疲れてしまうからです。
【アクセントカラー】
アクセントカラーはプレゼンの中で強調したかったり、目立たせたい部分で使う色です。メインカラーと補色関係にある色を使うようにしましょう。補色関係とはお互いの色を強調する関係にある色の組み合わせを指します。
ただし、1枚のスライドの中でアクセントカラーを使いすぎると、アクセントとしての役割を失ってしまいます。そのため、本当に目立たせたいときに使うといいです。


最初のころはメインカラー、アクセントカラーを自分で選ぶのはかなり難しいと思います。そのため、WEBサイトを利用して、色の組み合わせ例をそのまま真似することをお勧めします。
お勧めのサイトを紹介するので、ぜひ使ってみてください。
おすすめサイト:HUE360
https://hue360.herokuapp.com/
HUE360は1つの色を選択すると、相性のいい他の色を自動的に選んでくれるツールです。下の画像のようにメインカラーにしたい色を選ぶと、相性のいい色を表示してくれます。その反対側にある色が補色になるので、それをアクセントカラーにしましょう。

写真の見せ方

写真を効果的に使えると、センスのいいスライドにすることができます。コツとしては下の2つになります。
写真はできるかぎり大きく見せる
背景透過、帯透過で文字を見やすく
第一に、写真はできる限り大きく使いましょう。
下のBefore、Afterを見比べると、画像が全画面で使われている”After”の方が、与えるインパクトが大きいことがよく分かると思います。せっかく写真を使うのなら、聞き手にインパクトを与えられる見せ方にしましょう。

また、文字を見やすくするために、背景透過、帯透過を使うようにしましょう。そうすると、全画面で写真を使っても、文字が見えにくいということを防ぐことができます。

フォントの選び方

どのフォントを選ぶかでも、資料の与える印象はガラッと変わります。可愛らしい印象のある丸文字は就活のプレゼンには不向きですし、明朝体のフォントは遠くからは見えにくいため使わない方がいいでしょう。
お勧めのフォントとしては、
・HGP創英角ゴシックUB
・ヒラギノ角ゴstdN
・メイリオ
の以上3つがあります。
この3つは遠くから見ても、はっきり見えやすいです。
また、フォントを決めたら、そのフォントを統一して使うようにしましょう。そうするだけでも、まとまりのあるパワポにすることができます。

美しいスライドで、企業から高評価を得よう!

パワポをあまり使ったことがないという人でも、上記のポイントを押さえれば、美しい資料をつくることができるようになります。プレゼン面接では、もちろん話す内容も大事ですが、視覚からの情報が入ってくる分、見栄えも重要になってきます。自信をもって、プレゼン面接に臨むためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。