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OB訪問、ちょっと行きたくないかも
OB訪問、ちょっと行きたくないかも

就活を進めていく中で「志望企業はOB訪問したほうがいい」と聞くしESや面接のネタ集めにOB訪問が必要だと感じている学生も多いようです。しかし、なんとなく恐怖や抵抗感がある人もいるのではないでしょうか。この記事ではOB訪問に対する抵抗感の理由とその対処法、OB訪問によって得られるものについて紹介します!

「OB訪問、ちょっと行きたくないかも。」

就活生にとって情報収集は欠かせません。その方法の1つにはOB訪問がありますが説明会などに比べてハードルが高く感じている人も実は多くいるのではないでしょうか。

OB訪問の抵抗感の理由

なぜ、説明会などに比べてOB訪問はハードルが高く感じてしまうのでしょうか。その要因について代表的なものを考察しました。

初めての経験

就活生はまだ社会に出ていないので、企業の中の人と直接会う機会はあまりないのではないでしょうか。お客さんやアルバイトスタッフとして会話することはあっても、就活生として話すのでは立場が違い内容も異なります。相手との接点があまりなかったり、共通のコミュニティに同時に所属しているわけでもないので話題に困ったり、雰囲気がぎこちなくなるのではと緊張してしまうことが抵抗感の原因かもしれません。社会人としてのマナーが分からず不安になることも要因の一つでしょう。

ニュースなどからの恐怖感

最近は、ニュースでもOB訪問の怖さが話題になっています。就活生向けのマッチングアプリを通して知り合うことは非常に手軽で志望の企業の人との接点がなかった就活生にとっては便利な方法ですが、手軽さゆえに事件に巻き込まれることもあるようです。
筆者の周囲でも特に女子が他人事とは思えないという理由からOB訪問に対する抵抗感が増したと言っているのも耳にしました。

抵抗感への対処方法

事実、筆者もOB訪問に対して上記のような抵抗感がありました。しかし、OB訪問は企業選びや企業理解のために必要であると感じ、工夫して取り組むことにしたのでその方法を紹介します。

ハードルを下げる

初めての経験で踏み出せないときは、気軽に社会人との接点を持てる環境に足を運んでみることがよいでしょう。たとえば、就活カフェや就活バーなどです。
筆者も何度か足を運びましたが、アットホームなムードのコミュニティが多く安全に接点を持つことができる可能性も高いです。そのほかOB訪問の難しさとなっている学生側からの申し込みをする必要のない、スカウト系就活サイトに登録しておくことで企業側から声を掛けてもらうことも抵抗感を軽減する方法の1つです。なにより、志望度の高い企業へOB訪問をする前に社会人とのコミュニケーションやマナーを学び、慣れておくことが抵抗感を軽減するのに有効です。

自分の身は自分で守る

最近ではマッチングアプリでも規制の強化により安全性が改善されつつあります。適切に利用すれば有効な情報をたくさん仕入れることもできるでしょう。実際に志望している企業にOB訪問を申し込む際には、自分の身を守れるよう工夫して臨むことが大切です。
筆者も注意していたポイントを3つ紹介します。
(1)場所と時間の設定は自分が主導権を握る
時間帯は午前中~昼間を指定し、場所も人通りが多い面にある広いカフェなどを選択する。
周りの目がありお酒の出ない環境を選択することが重要です。企業の方から直接企業に招待された場合は企業に訪問するのもよいでしょう。
(2)就活生らしい服装で行く。
スーツなど就活生らしい服装をしておくことで赤の他人でもOB訪問していることが想像できるようにすることが重要であるからです。企業に訪問することになった際のマナーにもなるので服装にも注意が必要です。
(3)場所の移動やリスケジュールを言われたら確認してから後日連絡する。
移動を示唆されて事件に巻き込まれるケースが多いようですので一度冷静になって友人や先輩に相談してから再度連絡を取るようにしましょう。

OB訪問の目的

OB訪問をするとなったら目的を明確にし段取りを計画しておくことも重要です。ファーストステップとなる目的意識として代表的なものを紹介します

リアルな情報の収集

いざESを書いてみたらありきたりな志望動機になってしまった、なんてことありませんか?リアルな情報を自分自身で収集し、自分の意志とマッチさせなければなりませんよね。志望業界を決めたのち、似たような仕事をする各企業の中から詳細な差別化の元志望企業を選定しなければ本当に自分に合っている企業であるかの判断もできませんし、アピールも不十分な状態になりかねません。OB訪問では自分の知りたいことについてリアルに企業の従業員に聞くことができます。さらに自分のESや志望動機などを語り、マッチしているかやそのほか必要な資質についてアドバイスをもらえるかもしれません。ハードルの高さがあるとはいえ非常に有意義な情報収集方法の1つなのです。

関係性の構築

情報収集のほかに、その企業とのより親密になることも目的の1つでしょう。相手がリクルーターであれば、選考に直結するケースも少なくありません。1つの企業で複数人のOBに話を聞くことも関係性の構築には役に立ちます。第3者を話題にすることができるからです。親密になるほど選考で有利に働くかは別ですがよりリアルな実態を知るには一度の訪問よりも複数回の訪問や複数人への訪問は有効でしょう。筆者は複数人に複数回訪問したことで企業理解が深まると同時に自分の成長をみてもらうことでとても助けていただきました。(その企業の選考は上手くいきませんでしたが……)

就活は何事も事前の予測と対策が重要です

OB訪問に対するいろいろな抵抗感や難しさはありますが、まずは挑戦しやすい環境からはじめることが重要です。また事前に対策すること、周りの人に相談しながら冷静に対処することでトラブルも防ぐことができます。企業に対して下手に出るよりは社会人の尊敬するポイントを勉強していこう、というスタンスでコミュニケーションをとることで相手も快く応じてくれます。就活生の未熟さも理解してくださる社会人の皆さんから多くのことを学び自分の将来に活かしていきましょう!