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企業研究の情報収集総解説
企業研究の情報収集総解説

就活で新しくエントリーする企業を探したり志望動機を考えるときに、その企業について知るための情報源はどれくらいご存知ですか?自分がその企業で働く姿をより具体的にイメージし、内定を獲得するためにも、そこでの働き方や事業内容、経営状態など、その会社の実情を詳しく理解するに越したことはありません。それでは実際に就活で企業研究をする上で、どこからどんな情報を入手できるのか、具体的な情報収集源をご紹介します。

企業の公開情報を利用する

オーソドックスかつ信頼性が最も高いのが、企業の提供する情報です。みんな見ているに決まっていると侮ってはいけません。意外と知らないソースがいくつかあるはずです。

企業説明会

就活で企業研究するにあたって、最も効率的に情報収集できるのが企業説明会です。一番のメリットは、その企業がアピールしたい内容と、就活生が知りたい情報を厳選して教えてくれれる点です。
しかし、説明会だけで自分が求める情報をすべて知り得るのは難しく、さらなる企業研究が必要になることが多いです。

企業パンフレット

説明会では説明しきれなかった詳しい事業内容や製品・サービスの特長、社員へのインタビュー記事が掲載されています。このパンフレットは大きく分けて就活生向けと社外向けの2つに分類できます。自分が知りたい情報がどちらに記載されているのか確認してみてください。
また、このパンフレットをインターネット上で公開している企業もあります。特に就活生向けとして、新卒採用ページにより具体的な情報が記載されていることがあるので是非チェックしてみてください。

有価証券報告書

有価証券報告書とは株主に向けた企業の経営や財務などの現在の状態をまとめた文書です。こちらには事業別売上の変遷や今後の経営課題、従業員数や勤務年数などさまざまな情報が記載されています。
特に、「対処すべき課題」と「事業等のリスク」という項目には、その企業の弱みと呼べる情報が記載されているため、深い企業研究を行うことができます。
有価証券報告書は企業のホームページからすぐに入手することができるので是非活用してみてください。
https://www.recme.jp/media/201812095729

中期経営計画

中期経営計画は3年から5年後を目標にした経営方針です。企業は何を目指そうとしているのか、自分が入社して数年後には企業がどうなっているのかという情報を入手できます。
こちらも有価証券報告書と同じくインターネットですぐ見つけることができます。
https://www.recme.jp/media/201901156090

就活サイトを利用する

企業の概要がまとまっている就活サイト

インターネットで「企業名 企業研究」と検索すると、その企業の概要や選考フローなどがまとめられているサイトを見つけることができます。こちらも就活生が知りたい情報についてまとめてあるため、説明会に参加できなかった方や、さらに企業研究を行いたい学生にも役立ちます。

内定者や従業員の口コミサイトには要注意!

まとめサイト以外では企業に関する口コミサイトを利用する方法もあります。しかし、このようなサイトは匿名で投稿されており、ウソの内容や古い情報も多く存在します。あくまで参考程度に留めておきましょう。

ニュース記事

業界内のニュースに特化したメディアがないかチェックしよう

社会人が目を通す新聞といえば日経新聞がすぐに思いつくかもしれません。しかし、そのほかにも金融や製造業など特定の業界内のニュースを取り上げる産業紙が存在します。一般的な新聞では目にしない小さなニュースでも、志望企業が関わる内容であれば確認しておくと役立ちます。

面接の直前にもう一度ニュースを確認しておくのがおすすめ

大企業の場合、M&Aや新規事業の立ち上げなどがニュースとして取り上げられることがあります。このような情報は、インターネットで企業名をニュース項目で検索すればすぐに見つけることができます。
筆者は就活中、そのような最新のニュースがないか面接に向かう電車内でも確認し、逆質問のタイミングでそのニュースについて質問していました。

書籍を利用する

ビジネス雑誌

ビジネス雑誌では特集として、企業のビジネスモデルや今後の動向などを取り上げていることがあります。専門のビジネス誌が解説しているため、第三者の公平な視点で企業を理解することができます。

企業や経営者を題材にした書籍

このような書籍はその企業の変遷や強みを解説しているため、企業がこれまで何を行ってきたのかという歴史を知ることができます。企業研究の一端にはなりますが、就活中は他の企業の対策もしなければならないので、時間に余裕があれば目を通しておきましょう。

業界地図

業界地図とは企業を業界ごとに分類し、業界全体の特徴やそこに所属する各企業の強みを幅広く解説している書籍です。
「なぜ他の会社ではなくこの会社を志望するのか」といった質問に対して、業界地図を読んでおけば競合との違いを明確に答えることができます。

働く人から情報を得る

OB訪問

実際に働いている人から情報を入手するというのも効果的です。インターネットや書籍では手に入れられない生の情報を知ることができます。さらに、企業によってはOB訪問を行ったかどうかを評価することもあるため、OB訪問をやっておけば企業理解が進むだけでなく志望度の高さをアピールすることができます。

座談会

社員から話を聞くという点ではOB訪問と似ていますが、座談会のメリットは異なる職種や年齢の社員から一度に話を聞くことができる点です。さらに、自分では思いつかなかったような良い質問を他の学生が社員にすることで新たな発見があるかもしれません。

賢い情報収集を目指して

今回ご紹介した情報源をすべて活用する必要はありませんが、インターネットには役に立つ情報もあればそうでないものも存在します。質の高い情報を集めて深い企業研究ができるようにしましょう。