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面接の第一印象
面接の第一印象

初対面の人に見た目で誤解されることがあるといった経験をお持ちの方は少なからずいるのではないでしょうか?就活の面接は初対面の人と長くても一時間程度しか話すことはできません。第一印象だけで判断されて自分の強みをアピールしきれないことがないように、面接で第一印象と性格のギャップを解決する方法を考えていきます。

第一印象のギャップがある人は面接で苦労する

メラビアンの法則

自分に対して相手が抱く印象は、声や表情など言語以外の情報が90%以上を占めるというメラビアンの法則は面接の場でも当てはまります。やはり面接官と言えど、学生の第一印象から先入観を持って面接をしてしまう部分があります。

第一印象と話す内容の乖離

第一印象と性格にギャップがある場合、エントリーシートの内容と面接での印象にギャップが生じることがあります。学生側としては自分の経験や性格を見てほしいけれど、面接序盤だと面接官はその学生に対して少なからず先入観を持っている可能性があるため、お互いにズレが生じやすいです。

ギャップは武器にもなる

第一印象のギャップ解決法

優秀な面接官なら自分の性格をいわずともわかってくれるはず、なんてことはありません。第一印象で大人しい印象を持たれてしまえば、面接が終わるまでずっとそのレッテルを貼られたまま評価されることも起こりうるでしょう。
この記事のテーマでもある、第一印象と性格のギャップにおける最もシンプルな解決法は、自らそのギャップを面接官に伝えるということです。これは自分からよく抱かれる誤解を取り除くことと、面接官に興味関心を持たせることを目的としています。ポイントは、デメリットになり得るギャップを逆手にとっていることです。

見た目が怖そうな人がいいことをすると好印象な法則

電車でガラの悪い人が妊婦に席を譲るのを見ると好感度が高くなるように、相手の第一印象に対して予想外の一面を見ると人は心を動かされます。
この法則は、前述の「面接官に興味関心を持たせる」というポイントで使っています。面接でも意外な一面を人事の方に見せれば、よりこちらの話に耳を傾けてくれやすくなり、印象に残ることができます。例えばチャラチャラしてるように思われがちな人は誠実さを感じるエピソードを伝えれば、意外と真面目であることがより一層伝わるでしょう。
筆者の場合、エントリーシートや面接の自己紹介で始めは大人しい印象を与えることがあるけれど、話せば面白いとよく言われることを一番初めに伝えました。その具体例や、同時に活発さをアピールするために営業の長期インターンをやったり、海外でバックパッカーをしていた経験も一緒に話しました。

第一印象の誤解を解く前に気をつけること

基本マナーができているか

服装の乱れがないか、相手の目を見て話しているかといったような、そもそもの大前提ができていなければ自分のギャップを打ち明けても効果はいまひとつです。第一印象の誤解を解くことでより興味を持って話を聞いてもらえることはありますが、基本となるマナーができていなければ、その時点で合格の可能性が非常に低くなってしまいます。
面接では、この学生を顧客の前に出しても問題はないかという基準で見られていることもあるため、すぐに直せるようなマナーや自分の癖をもう一度直しましょう。

評価されるギャップなのか

面接で、「真面目なタイプと思われがちですが、実は時間にルーズな部分もあります」とギャップを伝えても、ただ自分の短所を伝えているだけなのでむしろ評価を下げてしまいます。自身の意外な趣味や特技を伝えるのなら問題はありませんが、普段の素行や社会人として働く上で疑われるような内容は避けましょう。
上記の例であれば、無理にギャップをアピールするよりも、自分の第一印象をうまく利用することをおすすめします。

自分を理解してそれを活かしてみる

面接の目的は、内定獲得のために面接官から高い評価を得ることです。そのためには面接官に好印象を与える必要があります。自己分析をしていく中で自分の性格や行動を振り返り、好印象につながる強みがあれば積極的に活かしてみてください。もちろん、自分の第一印象のギャップも大きな武器になります。