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就活 先輩
就活 先輩

大学生活を送る中で、皆さんはサークル・部活・ゼミなどのさまざまなコミュニティに属し、仲の良い先輩も何人か作ってきたのではないでしょうか。就活生にとって、先輩を「使う」ことは、さまざまな面で就活の助けになり得ます。この記事では、先輩内定者を使うメリットから、使い方、使う際の留意点まで解説していきます。

先輩内定者を使うメリット

先輩内定者は就活を一通り経験した貴重な存在

就活生にとって、サークルや部活、ゼミ、学部の先輩は、一番身近な就活の先生になります。就活を一通り経験し、内定を得た人から聞ける話はかなり貴重でしょう。
また、その先輩も、同じく就活生だったころは、先輩にいろいろとお世話になっているはずです。同じく先輩にお世話になった先輩内定者は、自分の後輩の頼みも喜んで受け入れてくれるはずです。

ネットに載っていない情報を聞けることも

ネットに情報があふれる今、知りたい情報はある程度調べれば知ることができます。しかし、就活の選考に関する情報の中には、ネットに載らないものも数多くあります。というのも、企業側が内定者に対して選考における情報を口止めをしていることが多くあるからです。
例えば、インターンシップは選考に関係ないとしている企業から、インターンシップ経由の特別ルートで内定をもらった内定者は、企業からその情報をネットに流さないよう指示されます(たまに掲載されて炎上していますが・・・)。
そのようなネットには載らないような情報も、気心知れた後輩には教えてくれるものです。

変に緊張する必要がいらない

企業のことを直接誰かに聞きたい場合、一番良い方法はOB・OG訪問でしょう。実際に働く社員から生の情報を聞くことができるからです。しかし、なかなかOB・OGが捕まらなかったり、緊張して聞きたいことも聞けなかったりすることも多々あるのが事実です(できれば聞きたいところですが)。
しかし、先輩の内定者であれば、年齢も近く、聞きたいことも気軽に聞くことができます。特に、就活に関する話に限定すれば、より新鮮な情報です。また、その先輩内定者もOB・OG訪問を経験していれば、その時に得た情報も含めて聞くことができるのです。

先輩の上手い使い方

就活の一通りの手順を聞ける

就活を一通り経験しているので、どの時期に何をどのようにやればいいのかという手順を心得ています。もちろん、ネットにはそのような就活の手順は山ほど溢れています。しかし、直接、実際に経験した人に聞くことができるに越したことはありません。よく分からないことや詳しく聞きたいことについては、その場で質問して解決することもできます。

反面教師にすることができる

先輩は内定を持っていたとしても、完璧な就活をしていたかというとそう言うわけではありません。内定後、就活を改めて振り返ったときに、どの内定者も何かしらの反省点は見つかるはずです。さらに、「就活を失敗した」という先輩も中にはいるでしょう。そのような先輩も含め、失礼の無いように、「後悔していること」「失敗の原因」「もう一度就活をやり直すならどうするか」などといったことを聞くことで、反面教師にして自分の就活に活かすことができるのです。

ES添削をしてもらう

先輩内定者は、インターン選考、本選考を通して何通ものエントリーシート(ES)を書いてきました。ESを何通も書いて提出したり、さまざまな人に添削してもらったりする中で、ESの大切なポイントも心得たことでしょう。
完璧ではないにしても、そのような先輩にESを添削してもらうのはかなり有効であると言えます。先輩は身近な存在であり、気軽にお願いすることもできます。

先輩の志望動機から新たな発見を

自分が志望する業界・企業から内定をもらった先輩には、ぜひ志望動機を聞いてみましょう。もちろん、それを真似することが目的ではありません。しかし、内定者の志望動機は企業からも認められたものであり、的を射たものであるはずです。先輩の志望動機を聞くことで、その企業や業界を新たな視点から見ることができるかもしれません。

志望企業の内定者を紹介してもらえることも

先輩内定者の内定先が志望する企業・業界ではなかったとしても、先輩の友人が志望企業・業界に内定している可能性もあります。自分のコネクションで内定者を見つけられないのであれば、先輩にお願いして紹介してもらうことも可能です。紹介された先輩も、嫌な気持ちはしないでしょう。もちろん、失礼のないようにはしなければなりませんが、歳も近く、気軽に話を聞くことができるはずです。

先輩を使う際の留意点

就活で先輩を使う際に、留意しなければならない点も数点あります。

アドバイスを鵜呑みにしない

先輩内定者は、確かに企業から内定をもらったという点で、内定を1つのゴールとして考えれば成功しているかもしれません。しかし、当たり前ですが、内定はゴールではなく、就活が成功だったかどうかは入社して数年しなければ誰にも分らないことです。そして、先輩は完璧ではありません。完璧な就活生はいないはずなのです。
先輩のアドバイスはもちろん有益なものが多いですが、それが自分に合った方法なのか、本当にそれでいいのかと考える必要はあります。中には少し偉そうにしてくる先輩もいるかもしれません。しかし、「アドバイスは鵜呑みにしないこと」は忘れないようにしましょう。

志望動機やガクチカを真似しない

アドバイスを鵜呑みにしないということにも近いかもしれませんが、先輩が企業に対して言っていた志望動機やガクチカ(学生時代力をいれたこと)を真似するのはご法度です。
ESや面接の場で、取り繕った話をしたり嘘をついたりしても、説得力はなく、深掘りされる中でやがてバレていくことでしょう。あくまでも、志望動機やガクチカは「参考程度」にとどめ、自分なりのものを作成していきましょう。

気心知れた先輩でもしっかりとお礼はする

先輩に就活の話を聞くメリットの一つに、歳が近いこともあり、気軽に話を聞くことができるという点がありました。しかし、立場的にはもちろん年上の存在です。さらに、自分の時間を使ってくれるということになります。
いくら普段から仲良くしている先輩であっても、感謝は忘れないようにしましょう。別れる際はもちろん、当日の夜などにLINEなどでお礼すれば、先輩もまた協力してくれることでしょう。

先輩内定者の使い方まとめ

先輩内定者は就活の経験者です。そして、その記憶もまだ新しいはずです。就活を効率的に進めるうえで、先輩を使うことには本文でも述べたように非常に大きなメリットがあるのです。もちろん、アドバイスを鵜呑みにしてはならないなどの留意しなければならない点もあります。先輩内定者を”上手く”使って、より良い就活にしていきましょう。