内定もらったのにまさかの留年
内定もらったのにまさかの留年

長きにわたる就活を終え、遂に手にした「内定」。不安と希望を抱き、入社の時を待っていた矢先、まさかの「留年」。このようなケースは実は少なくありません。この記事では、留年の再確認と救済措置を求める方法から、内定した企業への報告、内定取り消しが決まった後の過ごし方についてまで解説していきます。

留年の確認と救済措置

まさかの「留年」が現実味を帯びてきた場合に取るべき行動はどのようなものでしょうか。

本当に留年が決まったのか入念に確認する

留年が決まると非常に焦るはずです。4年間ともに過ごした仲間と一緒に卒業できず、就職活動の努力が水の泡になり、親にも怒られるなど、とにかくパニックになるでしょう。しかし、まずは落ち着いて、本当に留年が決まったのか入念に確認しましょう。もしかしたら計算ミスをしている場合もあります。友人や親とチェックするのはもちろん、大学の事務職員の方と一緒にチェックすると確実でしょう。

再試験を受ける

大学によっては、最後の成績発表で単位が取れず卒業が決定しなかった人を対象に、再試験という措置を講じてくれるところもあります。一定の条件はあるはずですが、再試験で合格すれば単位を取得でき、卒業することができるのです。まずは再試験の制度が無いか大学・学部のWEBサイトを確認したり、大学・学部事務所に問い合わせたりしてみましょう。もし、再試験の制度を利用できる場合は、今度は単位を取得できるよう死ぬ気で勉強に励みましょう。

採点不備の確認をしてみる

大学によっては、成績の採点の不備を確認してもらう依頼をすることができる制度を設けているところがあります。また、そのような制度がなくとも、もう一度確認してもらえないか申し出ることも不可能ではありません。採点者は教授といえど、あくまで人間です。ミスは起こりうるのです。特に、真面目に講義を受け、レポートも提出し、テストも自信があった場合には絶対に確認してもらうべきでしょう。

資格が卒業算入単位にならないか確認する

資格取得が卒業単位に算入される大学もあります。自分が取得した資格がその対象ではないかどうか、大学・学部のWEBサイトを確認したり、大学・学部事務所に問い合わせたりしてみましょう。保有資格によって留年が取り消される可能性も十分あるのです。

教授に救済を頼み込む

いずれの策を講じても留年が避けられない場合は、教授に必死に頭を下げて、どうにかしてくれないか頼み込んでみましょう。もちろん、一度出た成績をこのような形で覆すことは難しいでしょう。しかし、内定があり、人生がかかっていることを伝え、必死に頼み込んでみてください。教授によっては大目に見てくれて、成績を修正してくれたり、救済レポートなどの救済措置を講じてくれたりする人も少なからずいます。ただ、非常に無理なお願いをしているわけなので、申し訳なさと必死な姿勢を見せることは最低条件です。

内定先企業への報告

上記のいずれの策を講じても留年が避けられないものとなった場合、内定した企業に留年が決定した事実を伝えなければなりません。

とりあえず誠心誠意謝罪する

基本的には電話で、まずは留年が決まったことを報告し、誠心誠意謝罪しましょう。企業にはその年度に卒業するという契約で内定をもらったはずです。年度ごとで決まった採用数を確保しなければならない企業側にとっては大きな誤算で、多大な迷惑をかけることになります。場合によっては、直接企業に来るように言われるでしょう。直接謝罪する場合も、菓子折りなどは不要なので、誠心誠意頭を下げて謝りましょう。

メールでの謝罪は絶対にNG

確かに内定をもらった企業に対して留年してしまったということを伝えるのは、非常に心が痛く、伝えづらいことでしょう。しかし、だからといってメールで伝えるのは失礼に当たります。さらに、今後どうしていくかなどについても企業側とお話をする必要があります。必ず電話で謝罪をしましょう。

事情を伝え相談する

謝罪した後は、内定がどうなるかについての話に入っていくことになります。言い訳がましく聞こえてしまう可能性もありますが、留年した原因や事情などを伝えましょう。その上で、その会社にずっと入りたくて就活を頑張り、念願の内定をもらえたなどといった、会社への熱い思いをぶつけてみましょう。

内定取り消しが基本

留年してしまった場合、内定取り消しが基本だと考えてください。というのも、多くの会社が雇用条件・採用条件として「大学を卒業」と定めていたり、内定承諾書に記載されている「内定取り消し事由」として「20○○年3月までに卒業できなかった場合」と定めていたりするからです。あらかじめ定められた条件なので、それを覆すのは容易ではありません。

何らかの措置を講じてくれることも

しかし、上記のような条件を定めていたとしても、企業によっては柔軟に対応をしてくれるところもあります。考えられるケースは以下の通りです。
①留年により中退しても、そのまま入社させてもらえる。
②残り単位が少ないので、大学に籍を置きながらの入社を認めてくれる。
③入社を卒業まで猶予してくれる。
④翌年の採用選考で、選考をスキップしてもらえる。
ベンチャー企業などではインターンとして働きながら、単位取得に必要な日だけ休みにしてもらえる場合もありますが、その場合は卒業後入社する意思が必要となります。人事担当者と相談しながら内定先企業に勤めたいという誠意をしっかり伝えましょう。

内定取り消しとなった場合

留年により内定が取り消しとなった場合、卒業までにどのような過ごし方をすればいいのでしょうか。

学業に励み、卒業するのは絶対

前年の反省を生かした就活を

内定が取り消しとなった以上、また就職活動に励む必要があります。一度就活を経験しているからこそ、その時の反省を生かすに越したことはありません。前年の就活を振り返る時間を設け、再度就活に励みましょう。
また、留年について面接で聞かれることも数多くあるはずです。「なぜ留年したか」「留年から学んだことは」などの質問にも対応できるよう考えておきましょう。

留年を無駄にしない努力を

留年が決まったら、社会に出るまで猶予をもらえると言うこともできます。残りの単位数が少なければ、時間は山ほどあるはずです。その時間を無駄にしないようにしましょう。短期留学をするもよし、興味のある授業を受けまくるもよし、資格に挑戦するもよし、長期インターンに励むもよしです。留年を無駄にせず、「留年したからこそ成長できた」とプラスに捉えられる時間にしたいところです。

内定後の留年まとめ

記事内で述べたように、留年してしまった場合は内定取り消しの可能性は非常に高いです。必死に就活を頑張ったとしても、取り消されてしまっては全く意味がありません。就活も大事ですが、大学生である以上は学業に励み、単位をしっかり取りましょう。留年が決まってしまった場合、内定取り消しが決まってしまった場合は、その現実を受け止めて、取るべき行動をしっかりと取り、その時間を無駄にしないような過ごし方をしましょう。