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ロジモン第5弾
ロジモン第5弾

第5弾「OB訪問」では、ロジモンがテンプレOB訪問を斬ります。5大商社を無双し、外コン、メガバンク、ベンチャーを総ナメにした19卒トップ就活生ロジモンが、就活を始めてから何を考え、何を感じ、如何にして行動してきたかを連載します。理系学生で多忙な日々を送ってきたロジモンが、限られた時間でトップ企業の内定を総ナメにした軌跡の中に、内定獲得へのヒントがあります。

OB訪問とは

「OB訪問」という言葉は聞いたことがあるけれども、何を目的に、どんな流れでOBを訪問するのかは分からないという就活生も多いのではないのでしょうか。OB訪問はその名の通り、企業で活躍するOBにアポを取って訪問し、企業に関する疑問を解決する場です。OB訪問は大抵ランチを食べながら行われるので、就活生にとっては「食べる」「話す」「聞く」「理解する」「メモを取る」ことを同時に求められるマルチタスク地獄になります。そんなOB訪問ですが、しっかりと目的を持って行えば良いことづくしなので、ロジモンの記事第5弾のテーマにしました。

OB訪問は採点される

OB訪問の結果は、基本的に採点されると考えてください。多くの場合、飲食代は企業が負担します。企業が飲食代を負担するということは、企業からしてもOB訪問を受けるメリットがあるということです。もう少し具体的に言うと、企業の宣伝が出来ること以外に、優秀な学生に目星をつけられることが企業にとってのメリットです。

OB訪問数の落とし穴

ご存知の通り、ロジモンは総合商社志望でした。就活生に「来年から総合商社に行きます」と話すと、必ず飛んでくる質問が「OB訪問は何人にされましたか」です。これでもかっていうほど聞かれます。恐らく、OB訪問数が多いほど内定に近付くと一般的に考えられているのだと思います。そんな誤った常識があるせいで、総合商社志望者の間では「OB訪問人数争い」が勃発します。

しかしながら、基本的に減点方式のOB訪問は、量より質が重要です。実際、5大商社を無双したロジモンは、5大商社全て合わせても11人しかOB訪問をしていません。忙しい就活生はもちろん、時間に余裕のある就活生も、量より質を意識したOB訪問を徹底することで、時間の節約になるだけでなく、内定を近付けることにも繋がります。以下では、徹底的に質にフォーカスしたロジモンのOB訪問のポイントを紹介します。

ロジモンのOB訪問のポイント

OB訪問の一連の流れを3つの段階に分けると、下記の図のようになります。それぞれの段階ごとに分けて、OB訪問のポイントを紹介していきます。

アポ取り

部活やサークルの先輩で志望企業に就職したOBがいれば、まずはそのOBに当たりましょう。ロジモンのように、知り合いに志望企業に就職したOBがいない場合は、大学のキャリアセンターの名簿を活用すると良いでしょう。理由は簡単です。出来る限りOBとの接点が多い就活生の方が、OB訪問の承認率が高くなるからです。それでも志望企業に就職したOBが見つからない場合は、OBと就活生のマッチングサービスを利用するのも良いかもしれません。

ここで注意してもらいたいのは、「ただのアポ取りだから」と適当に連絡を取らないことです。実は、アポ取りから就活生間の差は開いているのです。目的を持ってOB訪問をしようとしている就活生と、ただ「OB訪問をした方が良さそうだから」などの理由で目的を持たずOB訪問をしようとしている就活生の違いは、OBから見れば一目瞭然です。言うまでもなく、前者の方が評価は高くなるので、OB訪問をする際には目的を持って、仮説を検証しに来ているという印象を与えることが重要です。

目的を持っていることを電話口で伝えるのにはかなりの時間がかかってしまうので、ロジモンは毎回メールでOB訪問のアポ取りを行なっていました。「今回のOB訪問を通じて〇〇を知りたいので、当日は次の質問をさせて頂きたいと考えております。①〇〇、②〇〇…」とアポ取りをすることで、「コイツ、他の就活生とは違うぞ」という認識をもたせ、OB訪問の承認率を上げることが出来ます。

OB訪問

OB訪問中は、失礼の無いように気を付けつつ、メールで事前に伝えておいた質問を投げかけます。「食べる」「話す」「聞く」「理解する」「メモを取る」ことを同時に求められるマルチタスク地獄ですが、安心してください、慣れますよ。ここで重要なのは、OBの話を聞いてメモを取るだけでなく、きちんと咀嚼することです。OBの回答を構造化して理解することで、新たな疑問が湧いて、それに関して質問するというサイクルを作ることが出来れば、企業理解が深まるだけでなく、思考力のアピールに繋げることもできます。もう一つの重要なポイントとしてロジモンが本選考直前のOB訪問で実践していたのは、志望動機をOBに聞いてもらうことです。メリットは次の3点です。


  1. 実際に志望企業で働くOBにフィードバックをもらえるので、志望動機の問題点をしらみつぶしに出来る。
  2. OBの質問への回答を通じて、面接での深掘り対策が出来る。
  3. 面接でも聞かれる志望動機を話すので、内容次第で高評価に繋げることが出来る。


OB訪問の場で志望動機を一方的に話すのは、少し勇気の要ることかもしれません。しかし、少しの勇気で非常に有意義な時間を過ごすことが出来るようになるので、是非参考にしてみてください。

感謝メール

OB訪問を終えたら、出来るだけ早く感謝メールを送りましょう。沢山の収穫を得られたのであれば、相応の感謝メールが必要です。定型文ではなく、「どういった部分に感謝しているのか」を明示することで、具体的な感謝を示しましょう。ここまでのあなたの評価が良ければ、OBから他の社員を紹介するような提案がもらえるかもしれません。そのような提案があった場合、是非OBのネットワークをフル活用し、次のOB訪問に繋げてください。優秀でないことが明らかな就活生を、自分名義で他の社員に紹介したいOBはいないので、そのような提案があった場合、今回のOB訪問の質が高かった証拠になります。

ロジモンのOB訪問まとめ

今回はシリーズ第5弾として「OB訪問」を取り上げました。OB訪問は量より質です。OB訪問が重要と言われる業界の志望者の中には、盲目的にOB訪問をする就活生が多く見受けられます。だからこそ、少しの工夫を加え、他の就活生との差別化に繋げることが重要です。