就職活動を進める上で、正直気になる「福利厚生」。
企業の福利厚生は、社員が安心して働ける環境を提供し、長く続けやすい職場であるかを判断するポイントにもなります。
しかし、「福利厚生」と一口に言っても、その内容は企業によってさまざま。住宅補助や健康サポート、リモートワーク制度や育児支援など、どの制度が充実しているかによって、働きやすさや生活のしやすさは大きく変わってきます。
本記事では、「福利厚生まとめ⑮広告」と題し、Top企業の中から3社ピックアップ!企業ごとの福利厚生情報をまとめ、そのポイントを紹介します!
企業選びの参考にしていただき、自分に合った職場を見つける一助となれば幸いです。
Summary
【博報堂】
〇基本情報
休日、休暇
完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始(12月29日 ~ 1月3日) 年次有給休暇 / 勤務年数に応じ20日~30日(ただし初年度は17日)
勤務時間
9:30 〜 17:30 ※うち休憩時間:1時間
社宅、寮の有無
なし
福利厚生等
健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険適用
〇ここがポイント
「ワークスタイルを充実させるさまざまな取り組み」
・フリーバカンス制度
通称「フリバカ」と社内では親しまれている制度で、自分の好きなタイミングで年に2回、平日連続5日間の休暇を取得できます。もちろん年次有給休暇とは別で付与されます。土日を含むと9連休、さらに祝日や有休もうまく合わせると10連休以上にすることも可能。
・プラ休(月イチ週休3日制)
毎月少なくともプラス1日、平日に年次有給休暇を取得し、生活者としての時間を確保するルール。プライベートの時間をプラニングし、心身の健康と知恵の充電を目的としています。
・スラッシュ7
社内における打ち合わせは午後7時までにするマナー。効率的な打ち合わせの進行を心掛けると同時に、個人でアイデアを考えたり、プライベートの時間確保を目的としています。
・インターバル11
十分な休養を取ることで、日々の業務にて十分なクリエイティビティの発揮が出来るように心身ともに体調を整えるためのルール。業務終了から業務開始までの時間を11時間以上空けるインターバルの確保を目指すことを目的としています。
「結婚・出産育児の制度」
・結婚休暇 結婚すると休日を含まない連続7日間の「特別休暇」を取得できます。もちろん、フリーバカンス制度や年次有給休暇とは別に付与されます。
・出産関連休暇 安心して社員が出産・育児に取り組めるように、 妊娠初期から出産、育児期まで幅広い休暇/休業制度を整えています。 復職後にも働き方選択制度があるなど、出産育児と仕事の両立に寄り添います。
・育児休業 男女の別なく取得が可能です。 通常、子が満1歳まで達するまでの間、取得可能(※2回までの分割取得が可能) ただし、保育所に子供が入所できないなど、一定の場合には、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズでは最長で子が2歳となった次の4月末日まで取得することができます。
・はなさかす保育園 2018年に開園した、TBSと博報堂/博報堂DYメディアパートナーズとで共同設置している事業所内保育所「はなさかす保育園」。昨今の待機児童問題から社員を守り、サポートするための「復職支援」を主目的としており、また、地域枠を設定することで地域と共生し、赤坂エリアに貢献する施設を目指しています。
【電通】
〇基本情報
休日、休暇
完全週休二日制、有給休暇、夏季、年末年始休暇など
勤務時間
所定労働時間 9:30~17:30(7時間)
※現在全部署でフレックスタイム勤務制度を適用中。 ※フレックスタイム勤務制度を適用する場合は、当社フレックスタイム勤務規則によるものとします。
社宅、寮の有無
借り上げ社宅あり
福利厚生等
社会保険(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、介護保険)
〇ここがポイント
「効率的で柔軟な働き方」
社員は会社が定めた4つの場所(会社、外出先、サテライトオフィス、自宅)を状況に応じて、積極的に活用の上、効率よく働いています。
さらに、時短にも努めています。22時~翌朝5時までの業務は原則禁止し、きちんと休息が取れるように労務管理を徹底しています。 さらに申請・承認されると、一時的に遠方等にある実家での勤務が認められ、柔軟な働き方に対応しています。
「休暇・休業制度」
・子の出生休暇 女性社員は産前6週間(双⼦以上は14週間)・産後8週間の休暇が取得可能です。 男性社員は子の出生前日から2か月以内に通算5日間、育児目的の特別休暇の取得が可能です。
・育児休業・産後パパ育休 原則、子が満1歳に達するまでを限度とし、本人が希望する期間、取得可能で、配偶者が専業主婦(夫)であっても取得できます。また、⽗⺟がともに取得する場合は1歳2ヶ⽉に達するまで取得可能です。(父母が1人ずつ取得できる期間は産後休暇含め1年間) なお、保育園に⼊園できない等の理由で、⼦が満2歳に達するまで延⻑も可能です。
【読売広告社】
〇基本情報
休日、休暇
週休二日制、有給休暇年間10日、特別休暇など
勤務時間
9時30分~17時30分(実働7時間)
社宅、寮の有無
なし
福利厚生等
社会保険完備(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)、保養所施設、マッサージルーム、レジャー施設割引、社員持株会 他
〇ここがポイント
「社員の心身の健康管理を推進」
・リモートワーク 個人とチームが成果をあげるのに最適な場所=「ベストプレイス」を念頭に、上長やチームメンバーと相談・連携の上、出社・在宅勤務等組み合わせ、ベストな働き方と場所を選択することが可能です。
・9連休インセンティブ制度 平日5日以上を含む9連休を取得した際に、1万円のインセンティブが支給されます。
「育児との両立のための制度」
・育児休業 子どもが1歳に達する日まで取得可能です。 YOMIKOでは、保育所に入所できない等の場合、子どもが3歳に達した後の最初の4月末日まで延長することができます。
・育児のための勤務制度 時短勤務(4時間または6.5時間が選択可能)、時間外労働の制限、深夜勤務の制限を設けています。 会社が認めた場合、時短勤務は、子どもが小学校3年生終了時まで延長可能です。
・男性育休100%取得宣言 性別に関わらず育休をあたり前に取得できる会社を目指して、男性育休100%取得を宣言しました。 原則、出産後1年以内の男性社員の育児休業取得を必須とし、期間は2週間を目標としています。 2022年度に、年度中の男性社員の育児休業取得率100%を達成しました。
まとめ
いかがでしたか?企業の福利厚生は、働く環境やライフスタイルに大きな影響を与える重要な要素です。
特に就活生の皆様にとっては、自身の働き方や将来の生活設計に合った福利厚生が用意されている企業を選ぶことが、充実したキャリアと生活の両立に繋がります。この記事でご紹介したように、各企業は独自の福利厚生制度を整えており、基本的な制度からユニークな施策まで多岐にわたります。 就職活動では、単に「どんな制度があるか」だけでなく、その制度が自分の価値観や目標に合っているかをよく考えることが大切です。
ぜひ、この記事ををうまく活用し、自分に合った働き方を実現できる企業を見つけてください。 皆さんの就職活動が成功することを心より願っています!