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就活の本選考・インターン選考ともに聞かれる頻度の高い短所や弱みを問う質問。エントリーシートでも面接でも聞かれるため、用意しておくのが吉といえます。たた、どんな短所を答えればよいのか困る学生も多い項目です。この記事では「短所」や「弱み」に関する質問への答え方・回答例をご紹介します!

そもそも企業はなぜ短所を聞くのか

就職活動は自分の良いところをアピールする場と考えている方も多いはず。では、そもそも企業はなぜ就活生に対して短所や弱みを聞くのでしょうか。

自己分析ができているか知りたい

企業が短所・弱みを就活生に尋ねる理由として挙げられるのが自己分析がきちんとできているか確認するためです。企業は、就活生が客観的に自分自身を捉えることができるのかを見ています。自分の弱点を知っているということは自分を客観的に分析できているということになるため、この質問が頻出となっています。

本当の人柄を知りたい

一般的な就活の面接は大体30分から1時間ほどです。短い場合には10分程度のこともあります。企業はその短い時間で学生の本当の姿を知ろうとするため、様々な角度から質問をしようとします。強みとセットで弱みを聞くことで就活生の多面的な姿を知り自社に合う人材かどうか見極めようとしています。

どうやって短所を克服したか知りたい

短所・弱みに関する質問でセットで聞かれることが多いのが「その弱みをどのように克服したか」という質問です。企業は短所を短所のまま終わらせるのではなく、課題として解決しようとする姿勢を就活生に求めています。これは採用後にも自社でその課題解決能力を再現することを期待するためです。したがって、企業は就活生の弱み・短所に関する質問を通じてその課題解決能力も同時に見極めようとしてます。

どのように短所を伝えるか


就活生が話す短所には大きく分けて2つの種類があります。1つは強みの裏返しになるような短所を答えること、もう1つはありのままの短所を話すことです。

長所の裏返しになる短所を答える

企業に対して自分の短所を曝け出すのはどうしても抵抗があります。そこで多くの学生がやるのが長所の裏返しになる短所を話す、という手法です。例えば強みが「粘り強くあきらめないこと」であるのに対し、弱みを「頑固である」とする、といった具合です。これならば自分の本当の弱みを企業に言わずに済むため、マイナスの印象を持たれる可能性が減ります。しかし、面接官に「それって結局は長所だよね」と言われた際の返答が必要になる場合もあります。長所でもあり、短所でもあるメリットやそれにまつわるエピソードなどは用意しておきましょう。また、企業も長所の裏返しを聞き飽きているため「またこれか」と思われてしまう場合もあります。

ありのままの短所を答える

正直に自分の短所を伝える、という就活生も一定数います。筆者も自分で思う自分の短所をそのまま伝えるようにしていました。この場合、短所の改善方法や実際に行っていることもセットで答えられるようにする必要があります。そうでないと、「入社した後もこの短所が業務に影響を及ぼすのではないか」と思われてしまうからです。 ありのままの短所を答える場合には、改善方法やどれくらい改善されたか、なども併せて答えられるようにしておきましょう。長所の裏返しを答える場合と違い、面接官が納得しない可能性が減ります。また、企業が「素直な学生だ」と思ってくれるかもしれません。

先輩はこう答えた!短所・弱みの回答例

では実際の就活において先輩たちは自分の短所・弱みを何と言っていたのでしょうか。よく使われている例をご紹介します。

頑固である

「私の短所は頑固であることだと思います。何事においても自分の意見をまず持つことを大切にしており、納得のいく根拠を聞いてから他人の意見に賛同するようにしています。そのため頑固であると言われることも多いです」

心配性である

「私の短所は心配性であることです。 いつもミスがないか何度も確認してしまうため、心配性と言われることがあります」

飽きっぽい

「私の短所は飽きっぽいことです。様々なことに好奇心旺盛であるため、新しいことを始めてはすぐにやめてしまうところがあります」
ちなみに筆者は「計画性がない」というありのままの短所を述べたあとに、今現在どのようにして改善を図っているかを話していました。

こんな短所はアウトかも…?避けるべき回答

正直に話すことは大事なことですが、中にはNGとされる短所もあります。こんな回答は避けるようにしましょう。

私は完璧人間!「特にありません」

自分をPRする面接という場ではどうしても自分を良く見せたくなってしまうものです。ですが、「特にありません」という回答は避けるようにしましょう。企業から「自己分析ができていない」「驕っている」と思われてしまいます。

この人大丈夫…?「感情をコントロールできない」

明らかに業務に差し支えそうな短所も話さないのが無難です。「感情がコントロールできない」「ついカッとなってしまう」といった回答は企業に「入社後が不安だ」と思われかねないのでやめておきましょう。

そういうことじゃないんだけど…体質や容姿といった先天的なこと

短所・弱みと言われてついつい思いついてしまうのが、自分の体質などの先天的な内容。「太りやすい」「目が小さい」というような努力では変えられない事柄を答えてしまうと、企業に「求めているのはそういった回答ではない」と思われてしまいます。

就活で自分の弱みを聞かれたときの受け答え方のまとめ

参考になる回答例は見つかりましたか?いずれにせよ、嘘は吐かずにありのままの姿を知ってもらうことが一番です。伝え方や改善方法を工夫して短所を話し、他の就活生と差をつけましょう!