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味の素の企業情報
味の素の企業情報

日本でも有数の調味料メーカーである味の素。企業ブランドの高さやメーカーの中でも比較的高収入であることから、就活生が選ぶ入りたい企業ランキングでも常に上位にランクインしている超人気企業です。今回はそんな味の素の事業構造や求める人材像、選考フローを併せてご紹介します!

味の素ってどんな会社?

味の素の歴史は、昆布からうま味を生み出す「グルタミン酸」を取り出す研究をしていた池田菊苗博士と、化学薬品ビジネスを展開していた鈴木三郎助がタッグを組んだことから始まりました。現在はルーツとなったうま味調味料だけでなく、冷凍食品やコーヒー、アミノ酸サプリメント、医薬品などの多角化に成功しており、また海外売上比率も50%を越えているため、日本発のグローバルカンパニーの1つと言えるでしょう。

味の素の事業領域

日本食品事業

味の素が生み出した初の商品であり、現在でも寝強い人気を誇る「味の素」を筆頭に、どの家庭でも使用されている「ほんだし」、1人暮らしの強い味方である「Cook Do」などの調味料だけでなく、ギョーザなどの冷凍商品、コーヒーブランド「Blendy」など、多種多様な食品・嗜好品を展開しています。日本食品事業は、味の素グループ全体の売上のうち33%程度を占めているセグメントです。(2019年3月度決算より)

海外食品事業

1909年に「味の素」の発売を開始してから積極的に海外に打って出る姿勢を取っており、現在「味の素」は、アジア・北米・欧州・中南米など世界100ヵ国以上で販売されており、グローバルブランドとして販売されています。その他にも、現地の食生活にマッチした風味調味料・メニュー用調味料を販売しています。海外食品事業は、味の素グループ全体の売上のうち43%程度を占めているセグメントです。(2019年3月度決算より)

ライフサポート事業

一般の飼料に不足しがちなアミノ酸を補うことで、家畜をより健康に大きく育てる飼料用アミノ酸や、「味の素」製造過程の副産物を利用したプラスチック用難燃剤の開発をきっかけとして絶縁材料や接着剤、活性炭などの工業製品を展開しています。ライフサポート事業は、味の素グループ全体の売上のうち10%程度を占めているセグメントです。(2019年3月度決算より)

ヘルスケア事業

「味の素」の生産で培われた先端バイオファイン技術も味の素の強みの一つです。ヘルスケア事業では、多くのスポーツ選手に愛用されている「アミノバイタル」などのサプリメントや、肝不全の治療・腎不全患者の栄養補給に役立つ医療用アミノ酸等の商品を展開しています。ヘルスケア事業は、味の素グループ全体の売上のうち12%程度を占めているセグメントです。(2019年3月度決算より)

味の素で働く人

職種

味の素の採用コースは多岐にわたります。事務系採用は国内営業・海外営業・営業企画・マーケティングのキャリアがある「セールス&マーケティング」と、人事・経理・法務が対象となる「コーポレート」の二つのコースがあります。技術系採用は研究・製品開発・技術開発・エンジニアリング・品質保証のキャリアが用意されている「R&D・生産技術コース」があります。

求める人材像

味の素には「味の素グループWay」というスローガンが存在しています。これは、「新しい価値の創造」「開拓者精神」「社会への貢献」「人を大切にする」という四つの考えから成り立っています。実際に採用面接を受ける際には、これら四つの中から自分が合致すると考えるエピソードをアピールすることをおすすめします。人事担当者はあくまでスケールの大きさではなく、これらの味の素グループWayを体現できそうな人材かどうかを重視していると考えられるので、話し方などにも十分注意して臨みましょう!

味の素の本選考

最後に、実際の本選考はどのようになっているのかを見ていきましょう!

選考フロー

味の素のESの設問は「あなたがこれまでの活動の中で実践した味の素グループWayを教えてください」「学生時代直面した困難とその解決のために取り組んだこと」「忘れられない味とその理由」など、基本的なものから味の素らしさを感じられるものまで様々です。トータルの必要字数は多めなので、締切には余裕を持って取り組みましょう。WEBテストとESが通過した後は複数回面接を受け、最後に東京本社で行われる最終面接を突破出来たら内々定となります。

インターンからの優遇がかなり強め?

味の素は例年二月頃にGlobal Business Workshop(GBW)というインターンを開催しています。内容としては高難度のケーススタディや、先輩社員との交流会など、3日間ながらかなり濃い内容になっています。「インターンを受ければES免除!」といった分かりやすい優遇措置はありませんが、本選考の内定者の多くはGBWに参加していた学生だったそうです。味の素に絶対に行きたい!と考えている方は必ずこちらも受けておきましょう。

味の素の本選考まとめ

味の素は食品メーカーの中でもトップクラスに国際競争力が強く、人気も非常に高い企業です。受験する際は、きちんと志望動機やガクチカを見直し、きちんと味の素グループWayを体現している内容になっているか確認してから挑戦しましょう。