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「説得面接」に挑戦
「説得面接」に挑戦

就活生から大人気な精密機器メーカーのキーエンス。事務系総合職の本選考において、最大の”くせ者”は一次選考の「説得面接」。どんなに志望動機の受け答えが優れていても、この選考フローを突破できなければ内定に辿り着けません。すぐに実践できるアドバイスを参考にしながら説得面接に挑戦してみましょう!

説得面接とは

選考フロー

キーエンス事務系総合職の本選考はこのように進みます。

  • 説明選考会(説明会&20秒自己PR)
  • 1次面接(集団・説得面接)
  • WEBテスト(テストセンター)
  • 2次面接(個人面接)
  • 商品説明会
  • 最終面接

例年、説明会と選考を兼ねた自己紹介が2月中旬から順次スタートし、3月ごろに1次面接~2次面接、4月に商品説明会・最終面接、そして内々定の通知が行われています。

この1次面接が就活生の間では「説得面接」と呼ばれています。

1次面接で人事を説得

この選考フローの1次面接(学生2~3人:面接官1人の集団面接)では、会場でフェイス・シートと呼ばれるES代わりの書類を作成します。
フェイス・シートを元に、志望動機やキャリアビジョンなど一般的な面接の質問のやりとりが行われ、最後に「私は○○が嫌いですが、3分で私を説得して○○を勧めてください。」という質問が必ず来ます。説得面接という通称の由来はここからきています。

集団面接ですが、この質問だけは学生全員が全く異なるテーマで面接官を説得します。ほかの学生が見ている前で行うので緊張したり恥ずかしいと感じたりするかもしれませんが、全力で取り組みましょう。

例題一覧

嫌いなものを好きにさせ、正反対のものを勧める

  • 紙媒体での読書派→電子書籍派になるよう説得
  • ウィンドウショッピングが好き→ネット通販を勧める
  • ノートPCを使う→タブレット端末に変えるよう説得
  • コーヒー派→紅茶派になるよう説得
  • 現金派→スマホ決済を勧める etc…

他にも例を挙げればキリがありませんが、相反する、あるいは並列する2択の前者が好きだという(役を演じる)面接官に後者を好きになるように3分間で説得するというものです。

ワンポイントアドバイス

すぐに実践できる心得・必勝法を4つご紹介します!

完全な説得は不可能

まず心得ておきたいのは、面接官を完全に納得させ、論破することはほぼ不可能だということですし、どちらが正解とも言い難い2択ですから模範解答もありません。場合によっては論理的ではないと思えるような返答もあるかもしれません。しかし、3分間打ち切られるまで(とてもとても長く感じます)諦めずに粘り強く説得し続けることがキーエンスの営業として求められる第一の素質でしょう。

ニーズを引き出す

説得とはいえ、初めから後者のアピールポイントを力説するのはNGで、いきなり情に訴えかけるような話し方はもってのほかです。繰り返しになりますが、キーエンスは「営業」として活躍する優秀な人材を探しています。まずは、相手のニーズを聞き出すことが大切です。

前者のどんなところが好きなのか、どんなタイミングで使うか、利便に・不便に感じていることはあるか。そして、後者に対してどのような印象を持っているか。相手の特徴を見抜くために適切なヒアリングを行うことが大切です。

共通点と相違点を明確に

短い時間でニーズを引き出すには、ヒアリングしている間に両者の共通点と相違点を掴むことも非常に重要なポイントです。

「前者の○○なところが好きだ」と言われれば、「後者も~~という点では同じく○○なところがあります」と共通点から代替性をアピールする。そして「前者と異なり後者には■■という魅力があります」と相違点から独自性を強調する。共通点と相違点、2つの視点を巧みに使い分けることが、論理的かつ瞬発力のある切り返しに繋がるはずです。

これだけ論理的に受け答えしても打つ手が無くなったら、そこで初めて情に訴えかけても良いでしょう。ただし、あくまで奥の手ですので極力使わないで乗り切りたいものです。

論理的に物事を伝える練習をする

キーエンスの説得面接ではあくまでも相手を説得させることが目的ではなく、いかに論理的に自分の考えを伝えられるかが選考のポイントとなってきます。普段の大学生活やアルバイトの時からも相手に何か伝える際には論理性を持って伝えられているかを意識しながら生活するようにすれば、自然と伝える力が身に付いてくるはずです。

練習相手をつけて問答してみる

そして最後はとにかく練習あるのみです。面接官側は事前知識やテクニックが必要ないお題が多いので、友人や同級生を相手に練習するのが一番有効な対策です。様々なお題も作りやすいですし、まずは詰まってしまわないことを目標に始めてみましょう。

実力主義の選考を勝ち抜こう

志望動機やガクチカの深掘りはほどほどに、すぐに対面で実力を測られる「説得面接」。ある意味、自身の学歴や経歴に左右されない平等な選考です。そこで一歩リードするには少しのテクニックと心構えを備える必要があります。狭き門をくぐり抜けて超一流企業の内定をゲットしましょう!