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メーカーの業種を徹底解説!
メーカーの業種を徹底解説!

長年、就活の人気企業ランキングで上位に入り続けているメーカー業界。志望する就活生の数もトップクラスに多いです。しかし、実際にメーカーではどのような職種が存在しているのかきちんと把握できていますか?これらの企業の面接では将来のキャリアプランについて問われることも少なくありません。本記事では、そんなメーカー業界の職種をご紹介します。

就活生に根強い人気を誇るメーカー業界

日本の経済成長を支えてきたメーカー業界には、トヨタ自動車や味の素、ソニーなど、グローバルなフィールドで売上を伸ばし続けている企業が多く存在しています。そのため、「グローバルに仕事をしたい!」という方に非常に人気があります。また休暇と給与のバランスがよく、ワークライフバランスを求める就活生も多く志望しています。きちんと職種を理解して、少しでも他の就活生と差を付けましょう!

メーカーを支える職種【文系】

それでは、まずは文系関連の職種を見ていきましょう。経理や人事、法務などの他業界の企業にも見られる職種は除いています。

営業

営業はメーカーの商品を取り扱ってくれる問屋や小売企業(スーパーやディーラーなど)に自社の商品を提案し、販売する仕事です。自社商品に関する深い知識が求められる半面、取り扱う商品にもよりますが、実際に自分が売り込んだ商品が店頭に並んでいるのを見ることができるなど、やりがいのある職種であると言えるでしょう。証券などの営業と違い、既存の顧客と取引を続けるルート営業が中心なので、良い関係性を維持できるような丁寧な気遣いが求められます。

商品開発

メーカーの事務系職種の中でも圧倒的に人気があるのが商品開発です。顧客のニーズを分析し、既存品のリニューアルや新製品のプロデュースを行います。新しい商品を生み出すことができると聞くと一見華やかに見えますが、厳密な分析を通じて改良を重ねたり、他の関連部署との調整を行うなど、地道にコツコツと仕事を進めていくことが求められます。また、ほとんどの企業では新卒時からいきなり商品開発に回されることは稀で、まずは営業職でキャリアを積んでから配属されるケースがほとんどです。とはいえ、チャレンジしがいのある職種なので、狙ってみる価値は大きいでしょう。

資材調達

メーカーの商品を生産するために必要な材料を仕入れてくる職種のことです。品質が高く、出来るだけ安価な材料を仕入れられないと、せっかくの完成品も粗悪な商品になってしまいます。そのため、資材調達は製品の価格や品質に最も影響を及ぼす分野であると言っても過言ではないでしょう。価格交渉も必要になってくる場面が多いため、コスト感覚を常に念頭に置きながら交渉を有利に進められる高いコミュニケーション能力が必要になる職種です。

生産管理

生産管理とは、工場の司令塔として市場の需要を予測し、最適な供給量を決定して生産計画の指示を行う職種です。例えば、ある商品がメディアで紹介されて大ヒットしたら、通常通りの生産量では膨らんだ需要に対応できません。その時に「その商品の数量はどれくらい必要になりそうか」や「担当している工場の生産能力はどのくらいか」など多くの事象を整理して、安定的に市場に商品を供給することが生産管理の仕事です。一見理系職のように聞こえますが、文系社員が配属されるケースの方が多いようです。

メーカーを支える職種【理系】

メーカーの理系分野は、主に研究開発と生産技術の二つの職種がメインです。勤務地は基本的には研究所や工場がある地方配属になることが多いです。

研究開発

メーカーの研究開発には大きく分けて基礎研究と応用研究の二種類があります、基礎研究は直接利益には結びつかないものの、将来大きなビジネスになりうる新しい領域を開拓していく研究です。応用研究は基礎研究で得られた結果を応用して、より売上に結び付くような新製品の研究を行うことです。安全性の向上やコストの削減もここに含まれます。分かりやすく例えるならば、基礎研究は「種まき」、応用研究は「水やり」であると言えるでしょう。

生産技術

生産技術は、生産管理よりもより理系分野に寄った職種です。具体的な業務としては、生産設備の開発や正常に稼働するかどうかをテストしたり、また生産ラインの考案や改良などが含まれます。つまり、生産に関連する技術的な分野を統括し、より効率的な生産をめざす職種です。企業によっては、生産管理の業務も兼ねているケースもあるようです。

メーカーの職種は事前に理解しておこう

一口にメーカーの職種と言っても、様々な業務が社内には存在しています。それらの業務をきちんと理解して、より具体的なキャリアプランを練り上げていきましょう。