面接を直前に控えた就活生のみなさん、不安や緊張はありませんか？この先の人生にも関わる就活の面接を前に、不安や緊張が生じるのは当然だと思います。この記事では少し意識するだけでも面接の通過率の向上につながるコツをご紹介します。面接の直前に読んでもすぐに実践できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

緊張の和らげ方

面接に臨む際、皆さんの多くは緊張されるのではないでしょうか。自分の人生がかかっているわけですから無理もないことだと思います。ここではそんな緊張を少しでも緩和できる方法をご紹介します。あくまでも一例なので、自分にあったやり方を見つけてみてください。

ルーティン

ルーティンとは、なにかを行う時の決まった所作・手順や日課のことを指します。スポーツや普段の生活、あらゆる場面にルーティンは存在します。ということで、面接前の自分なりのルーティンを作ってしまうことをおすすめします。筆者の場合だと、大学入試の時にやっていた「会場の最寄り駅でお手洗いに行く」「ゼリー飲料を飲む」というルーティンがありました。どんな簡単なものでも良いのでひとつでも自分オリジナルのルーティンがあると落ち着きます。

深呼吸

緊張している時はとりあえず深呼吸と言いますが、やはり効果的だと思います。腹式呼吸を意識しながら落ち着いてゆっくり深呼吸してみましょう。腹式呼吸を意識することで発声が良くなり、面接でもハキハキ話すことができます。

面接官だってひとりの人間

こちらの話をどんどん深掘ってきたり、予想外の質問をしてくることを考えると面接官の前でリラックスすることは簡単なことではありません。そんな面接官の前でリラックスするためにおすすめなのが、どんな面接官もひとりの人間なのだと考える方法です。
例えば50代くらいの厳しそうな男性が面接官だったとします。この時頭の中で「一見怖そうだけど家では奥さんの言いなりなんだろうな」「自分の父親と同年代くらいだな、休日は家でゴロゴロしているのかな」などと勝手に想像してみるのです。そうすれば少しはリラックスできるのではないでしょうか。ただし勝手に想像してリラックスし過ぎることで、面接官に失礼のないようにしましょう。

良い印象を与える

対人コミュニケーションにおいて、第一印象は最初の数秒で決まると聞いたことある人もいるのではないでしょうか。面接では入室してすぐに第一印象が決まってしまいます。身だしなみや姿勢、声のトーンにも気を配るようにしましょう。

メラビアンの法則

メラビアンの法則とは、話し手が聞き手に与える影響を視覚・聴覚・言語の3要素に分けて割合を出したものです。そして、それは視覚:聴覚:言語=55:38:7であるとされています。つまりこの法則に基づくと、話している内容よりもその人の仕草や表情、声のトーンが大切であるということになります。話す内容も大切ですが、自分の話し方や面接官に与える印象にも気を配るようにしましょう。

明るく元気よく

話す内容に意識がいってしまうと、つい話し方が単調になったり声が小さくなりがちです。あらかじめ話す内容を想定するのは良いことですが、丸暗記をする必要はないと思います。少し言葉に詰まりながらでも抑揚をつけて堂々と話すことが大切です。

面接はコミュニケーション

面接は自分の演説ではなくコミュニケーションです。面接官の投げかけた質問に正しく答えることを意識しましょう。その上で、数多くの就活生と会っている面接官の印象に残るような面接にできればベストです。

わかりやすく簡潔に

聞かれた質問には結論ファーストで端的に答えることが大切です。ダラダラと話したり、質問から脱線するようなことがないように気をつけましょう。また自己PRやガクチカなどで自分のエピソードを話す際は、はじめてその話をきいた人でもわかるように伝えましょう。自分の当たり前は相手の当たり前とは限りません。常に相手目線を考えて、「伝える」ではなく「伝わる」ことを念頭に話すと良いと思います。

相手の期待値を超える

面接官は面接官なりの学生像を持っています。例えば「学生は大きな声で元気よく話すものだ」というイメージはよく抱かれるのではないでしょうか。そのためまずは面接官が持つ学生への期待基準値を満たす必要があります。その上で期待値を超えていけるとさらに良いでしょう。例えば「学生なのにそこまで礼儀を知っているのか」と思われたら、面接官の持つ学生像を超えられたことになります。当たり前をしっかり満たしつつプラスαで印象づけられると効果的です。

緊張を和らげて、面接というコミュニケーションを楽しもう

この記事では、すぐに実践できる面接のコツをご紹介しました。少し意識するだけでも結果は変わってくると思うので、ぜひ参考にしてみてください。