コロナウイルスの蔓延、オリンピックの延期など暗いニュースが続き、世界的な経済停滞が囁かれるこの頃。就活生にとってはリーマンショック後の就活氷河期のように、また氷河期が訪れるのではと身構えている人もいることでしょう。
今回はそんな就活生のために、本当に不景気になると就活氷河期になるのか、就活生はどのように対策をすればいいのか紹介していきます。面接で「君はどう思う?」と聞かれる可能性もあるので、面接前にも是非一読してみてください。

コロナ・オリンピック延期ー波乱の2020年

世界経済の混乱

コロナウイルスの蔓延により、最初はアジア、その後ヨーロッパ、アメリカ、アフリカと被害を拡大し、世界経済は混乱しています。日本にいると、普通にみんな会社に行っているため影響を感じませんが、各地で外出禁止令、渡航禁止令が出ていることを考えると、世界的な経済停滞は避けられないでしょう。
実際、国際通貨基金(IMF)も「少なくとも(リーマン・ショック時の2008年前後の)世界金融危機と同規模か、さらに悪い景気後退をもたらす」との見通しを示しています。
参考:https://www.asahi.com/articles/ASN3S2T9LN3SUHBI009.html

宿泊業・旅行業への大打撃

今回のコロナウイルスでの騒動で、一番打撃を受けたのは旅行業です。
近畿日本ツーリストとクラブツーリズムを傘下に抱えるKNT-CTホールディングス(HD)は3月24日、2020年3月期の連結最終損益が98億円の赤字になる見通しと発表しました。エイチ・アイ・エス(HIS)も上場来初の赤字転落を公表済みです。
旅行会社大手2社でさえ、このように大幅な赤字を出しています。
参考:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57171700U0A320C2DTA000/

国民の間に広がる不安感

コロナに関する報道やオリンピック延期の報道を受けて、国民の間で将来への不安が高まるのは避けられないでしょう。日本は元々消費を控える傾向がありましたが、その傾向は更に強まりそうです。そのため、コロナやオリンピックで直接の悪影響がなくても、この不安感による買い控えで利益を出すことが難しくなる企業が出てくるかもしれません。

もともと2020年以降は危ないという指摘も

実のところ、コロナが流行する以前から、2020年以降は危ないのではという指摘は多くされていました。

オリンピック開催後の反動

オリンピック効果による業績向上は開催される前の数年間で終わり、その後は景気がおちると言われています。
外国人観光客の大幅な減少、オリンピック会場の負の遺産化、建築業への需要激減などなど、開催後の悪影響があると考えれます。その影響があることを予期して、企業側も採用人数を減らすなどの対策を講じる可能性は十分にあるでしょう。

通年採用による競争激化

経団連の方針により、2022卒の学生から大企業の通年採用が解禁されることになりました。企業はこれまで年度ごとに何人採用と目標があったことで、最低限でも目標人数の人材を確保してきました。そのため、学生にとっては競争相手は同じ年度卒の学生のみで比較的多い枠をめぐって競争してきたと言えます。
しかし、通年採用になると、同じ年度卒の学生だけでなく、年下の学生や場合によっては卒業生との競争になります。また、企業側もその都度必要最小限の人数だけ確保すればよくなるので、枠も今までと比べると少なくなるでしょう。このように競争相手の増加、枠数の減少により競争が激化すると考えておいた方がいいです。

2009年リーマンショックで何が起きた?

ここまで、未来のことを語ってきましたが、実際過去で何が起きたのかを確認しておきましょう。

就活市場に影響が出たのは翌年から

2009年、リーマンブラザーズが破綻したことを契機にアメリカの金融市場が麻痺し、世界各国に悪影響をもたらしました。
ですが、意外にも、就活市場にも悪影響が出たのは、翌年の2010年からで、2009年の有効求人倍率は2.14倍と、現在の売り手市場のものと変わりません。2010年の有効求人倍率は1.62倍に下がりましたが、底値になったのは2012年の1.23倍です。このように、景気が悪化したら、すぐに就活が難しくなるという訳ではないことが分かります。
そのため、景気が悪化したらもうどうしようもないと思う前に、しっかり準備できるかが重要になります。

就活リスクに備えるために

インターン参加がより重要

通年採用が主流になると、企業は早めに人材を囲い込みたいという思いを強めるでしょう。そのため、インターン組からの採用をより増やすことが考えられます。
今までもインターンが重要だと言われてきましたが、22卒からはインターンの価値がより高まることになると言えるでしょう。機会があれば申し込めるように、ES添削、Webテスト対策は欠かさず行いましょう。

早めの行動が鍵を握る

「どれだけ、人よりも早く就活に本気になれるか?」、これが他の就活生との差に繋がります。とは言っても、忙しくてすぐには動けない、何をすればいいのか分からないと思う人多いかもしれません。
説明会場に行く、インターンに申し込むのはまだハードルが高いと思う方はネット上からでもいいので、企業研究を進めてみるのはどうでしょうか。レクミーでは、有名企業の人事へインタビューを行うレクミーチャンネルを開設しました。
レクミーチャンネル
この動画を見て、就活へのモチベーションを高めてみてください。

【時間のある方】資格取得も一つの手

まだ大学1年生で時間に余裕があるという学生は、資格取得に挑戦してみるのも手です。景気が悪化すると、企業は即戦力になる人材を最低限取るという姿勢になりがちです。そこで資格があると、即戦力になる人材と考えられて、内定を貰う可能性を上げることができます。
ですが、簡単な資格ならともかく、就活において有利になり得る資格は取得に時間がかかります。そのため、もう夏インターンが目の前という学生は、資格に囚われず、目の前のことに集中しましょう。

景気悪化のニュースに怯えずに

景気が悪化して、就活が難しくなるという情報が出回り、不安になることも多いと思います。ですが、景気が悪化して、就活市場に影響が出るのには数年の猶予があるので、焦ることなく対処するようにしましょう。情報に踊らされず、自分にできることをしっかりやることで志望企業の内定を獲得していきましょう。