CAの面接やサービス業界での面接は、他の業界とは違い、サービス業界ならではの変わった質問が多いです。アルバイトやサークル、普段の生活に関して、学生の価値観を知るためにあらゆる角度から質問をしてきます。そのため、今回はCAの面接で頻出な質問をご紹介します。
Summary
アルバイトに関して
なぜそのアルバイトを始めたのですか
何かを始めると決めた際には何かしらの価値観を持って始めた場合が多いので、この質問はよく聞かれます。例えば、ホテルでアルバイトをしているとしたら、「小学校~中学生の間インターナショナルスクールに通っており外国の方の日本人にはない価値観を知ることが楽しかったので、外国籍のスタッフとお客様が多いホテルでアルバイトを始めました。」という理由があれば、面接官も納得がいきます。ここでは、海外と携わりたいという学生の価値観がみえ、航空業界にも当てはまると面接官は感じることができます。
アルバイトの中で意識していたことは何ですか
このような抽象的な質問をすることで、学生の価値観が顕著に表れます。答えの幅が広いので価値観をよく知ることができる質問です。例えば、「小さなことほど丁寧に行うことを大切にしていました。婚礼のアルバイトでは、グラスを磨く際には上に持ち上げて光に透かして見て水滴の跡や口紅の跡がないか1つ1つ丁寧に確認するようにしました。」などと具体例を挙げながら話すことで説得力が増します。
一緒に働く人に注意された経験はありますか
注意された経験を聞くことで、CAとして働く上での短所を面接官は知ることができます。例えば、「婚礼のアルバイトで、グラスやお皿のセッティングの際、曲がっていると怒られたという経験があります。」ということであれば、その学生が多少大雑把な性格であると把握することができます。これをどのように克服したかも合わせて話すことで、短所を直そうとしている姿勢が評価されるので、克服方法も一緒に話すようにしましょう。
お客様から理不尽なことを言われた経験はありますか
この質問をきくことで、どのようなミスをするのか面接官は把握することができます。
例えば、「婚礼のアルバイトで「コーヒーカップが小さいのは何故か。」と質問を受けたものの、答えることができず怒られてしまいました。」という内容であれば、勉強不足である様子が伝わります。この質問も、1つ前の質問と同様に、怒られた後どのように対応したか話すことで、克服に向けて努力している姿勢が評価されるでしょう。
海外のお客様を対応した経験はありますか
海外のお客様を対応する機会が多い職種なので、海外のお客様にも臆せずサービスをすることができるか確かめる質問をすることが多いです。海外のお客様に対して、英語が仮に話せないとしてもどのようにアプローチしてコミュニケーションをとるようにしたか話すと効果的です。例えば、「身振り手振りを使って話すように工夫しました。」なども良い例となります。
サービス面以外で意識していたことは何ですか
サービス面以外で意識したことを聞くのは、サービス業界のみです。この質問は、CAの真の業務を理解しているか確かめるような質問である感じます。CAは、サービス要員として見られがちですが、保安要員としての役割が最も重要です。そのため、この質問では「サービス面以外では、お客様の安全に関して特に意識していました。例えば、スープをお出しする際には「お熱いのでお気を付けください。」と一言声をかけるなど工夫していました。」などとお話をすると、CAとしての業務もしっかり理解していると判断されやすくなります。
スポーツに関して
チームワークに関して気を付けていたことは何ですか
スポーツに関する質問では、CAとして重要な素質であるチームワーク力があるかどうか聞いてくる質問が多いです。チームワークに関しては、「月に1度のミーティングを企画した」「試合に始めて出場する子に関しては、心配なことがないか尋ねるようにしていた」などとその人なりのエピソードがたくさんあるはずなので、思い返して答えるようにしましょう。
仲間と対立した場合どのように対処しましたか
この質問もCAの面接では頻出です。「1人だけ意見が食い違った場合どうするか」という質問や「仲間と意見がわれた場合どうするか」といった喧嘩が起こりそうな状況下でどうするかという質問は聞かれやすいので、対策しておくようにしましょう。
私生活に関して
最近人に感謝したことはありますか
普段から人に対して感謝の心を持って過ごしているか確かめる質問です。謙虚な姿勢を大切に人に感謝の気持ちを持って過ごしているかどうか確認しており、枕詞としては「普段から感謝することばかりなのですが、中でも特に印象に残っているのは~」と話し出すと、普段から感謝を大切にしている様子が伝わります。
最近知らない人から感謝された経験はありますか
見知らぬ人にも何かをしてあげたいという気持ちを持っている方かどうか確かめる質問です。例えば、「道端でお年寄りの方に道を教えてあげて感謝していただきました。」などお話をすると、どのような方にも優しく接することができると面接官は感じます。
今日ここにくるまでの間「ありがとう」と言いましたか
今朝の話を尋ねることによって、考えて作られた内容を話すのではなく、本当に普段から感謝の心を持っているか確かめられます。例えば、「コンビニエンスストアでお釣りをいただいたときに、「ありがとう」と言いました。」などと具体的に話すことで実際にあった出来事であると面接官は納得することができます。
日頃大切にしている価値観はありますか
このように抽象的に答え方の幅が広い質問をすると、その人の価値観がわかるのでこのような質問をしてくる場合が多いです。例えば、「日頃から当たり前を大切にするということを大切に日々過ごしております。~の場面では、」などと具体例を交えながら話すと効果的です。
人とコミュニケーションを取る上で大切にしていることは何ですか
CAは、職業柄毎回のフライトで知らない人と一緒に仕事をすることになり、コミュニケーション能力がかなり重要です。そのため、コミュニケーションに関する価値観も高頻度で聞かれます。
海外の人に自ら進んで道を教えたことはありますか
これもアルバイトの「海外の方を接客したことはありますか。」という質問と同じで、臆せず海外の方に接客することができるかどうか確かめるような質問になります。特にANAでは、1年目から国際線を担当するということもあり、海外の方との関わり方に関する質問は多いです。
頻出質問をおさえて、自信を持って面接に臨みましょう!
上記はあくまで面接で聞かれやすい質問の一部になります。面接が苦手な人は過去にどのような質問がされているか調べて解答をあらかじめ考えてから面接に臨むようにすると良いでしょう。自信を持って面接に臨むと、自然と通過率はついてきます!