手書きESとは、企業が指定する書式をダウンロード・印刷し、手書きで記入したうえで郵送するエントリーシートのことです。
Web ESとは異なり、作成から提出までに多くの手間と時間がかかります。
一方で、その手間こそが志望度の高さを企業にアピールできる点でもあります。
丁寧に書かれた手書きのESは、文字の向こうに学生の熱量が伝わりやすく、採用担当者の印象に残りやすいという特徴があります。
手書きESを導入している企業・業界
手書きESを採用しているのは、食品メーカーや航空会社、そして多くのマスコミ企業です。
これらの業界は志望者数が多く、ESの段階で学生の熱意を測り、一定数を絞り込む必要があります。
そのため、志望度が一目でわかる手書き形式を選ぶ企業が多いのです。
なぜ手書きESを導入するのか
手書きESが求められる主な理由は、志望度と個性の可視化にあります。
志望度が高い学生ほど、文字を丁寧に書いたり、レイアウトを工夫したりと、読み手を意識した工夫を凝らす傾向があります。
その姿勢が採用担当者に伝わりやすいのが、手書きESの本質です。
特にマスコミ業界では、「このスペースを使って、自由に自分を表現してください」といったオープンなお題が出されることがあります。
このような設問は、文章力だけでなく「その人ならではの個性」や「面白い感性・センス」を見極めるために設けられています。
Web ESと手書きESの違い
Web ESと手書きESの大きな違いは、時間の制約と表現の自由度です。
Web ESは締め切り直前まで内容を修正できますが、手書きESには「○月○日必着」という郵送期限があります。
届くまでの日数を逆算し、余裕を持って投函する必要があります。
また、Web ESはフォーマットが固定されており、記入できる内容の幅が限られます。
一方、手書きESは枠組みだけが用意されていることが多く、レイアウトや表現方法を自分でデザインできる自由度があります。
Web ESのメリットも理解しておく
Web ESは、記入する内容の検討だけに集中できるため、作業時間が短くなりやすい点がメリットです。
また、タイムラグがなく、直前まで内容を練り直せる点も大きな強みです。
手書きESとWeb ESの違いを正確に把握したうえで、それぞれの対策を立てることが重要です。
手書きESを書く際のコツ
文字の大きさとレイアウトを工夫する
すべての文字を同じ大きさで書くと、単調な印象になりやすく、他の学生との差がつきにくくなります。
見出しや重要なワードは大きめに書いたり、太く強調したりすることで、採用担当者が読みやすい紙面に仕上がります。
ただし、過度な装飾は逆効果です。
あくまでも「読み手が理解しやすいか」を基準に、文字の配置や強弱を決めるようにしましょう。
自分らしさ・個性を前面に出す
マスコミ業界のESでは、特に個性と独自性が重視されます。
「このスペースを自由に使って自分を表現してください」というお題であれば、写真やイラストを効果的に使い、視覚的なインパクトを与える工夫が有効です。
文字は要点だけに絞り、写真やイラストを大きく配置することで、見やすく印象的なESになります。
「この学生と一緒に働いてみたい」と思わせるような紙面を意識して作成しましょう。
丁寧な文字で熱意を伝える
字の上手・下手よりも、丁寧に書こうとする姿勢が採用担当者に伝わります。
読みやすい字で書かれたESは、それだけで企業への誠実さや熱意のアピールになります。
第一志望の企業が手書きESを採用しているなら、むしろチャンスと捉えましょう。
時間をかけて想いを込めて書くことで、Web ESでは伝えきれない志望度を表現できます。
写真は個性が伝わるものを選ぶ
採用担当者がESを確認する際、最初に目が向くのは写真です。
文字よりも視覚情報の方が瞬時に印象を与えるため、写真の選び方は非常に重要です。
「自由に自分を表現してください」というお題では、喜怒哀楽が伝わるような多彩な表情の写真や、自分の趣味・個性が反映された写真を取り入れると効果的です。
採用担当者が見て楽しいと感じるような、生き生きとした一枚を選びましょう。
まとめ:手書きESは個性を最大限に活かすチャンス
手書きESは、Web ESよりも表現の自由度が高く、個性をアピールしやすい形式です。
レイアウトの工夫や写真の活用によって、他の学生と差別化を図ることができます。
文字の丁寧さや紙面づくりへの姿勢が、そのまま志望度の高さとして伝わる点も、手書きESならではの強みです。
第一志望の企業に手書きESを求められたときは、時間をしっかり確保し、想いを込めた一枚を仕上げてください。

