慶應生の就活失敗フラグ
慶應生の就活失敗フラグ

就活で有利とされている慶應生(塾生)の中でも、内定ゼロ、通称:NNT(無い内定)になってしまう方も少なくありません。就職活動を楽々乗り越える「慶應ブランド」の活用法・逆に苦戦してしまう塾生の特徴を慶應出身の筆者が紹介します。就活本番を目前に控えたこの時期、慶應生に限らず学閥が強い上位学生の皆さんにぜひ読んでいただきたい記事です。

恵まれた環境一覧

上述の通り、慶應生は就活戦線においては非常に恵まれた環境にあると言えます。その理由は「慶應ブランド」という言葉に代表されるような世間的な知名度の高さ、そしてサポートの手厚さにあるでしょう。慶應生で良かったと感じたポイントを4点ご紹介します。

OB・OGのコネクション

まず挙げられるのは、OB・OGの多さです。
入社後も企業内で慶應のOB会である「三田会」が開催されるほど縦のつながりは非常に密で、サークルやゼミの先輩はOB訪問などに快諾していただけるケースがほとんどです。
選考情報や過去のエントリーシート(ES)を見せてくださる先輩も多くいらっしゃいますし、慶應幼稚舎や中等部などの付属校時代からの付き合いを含めれば、大半の有名企業にOB訪問のアポイントを取ることが可能なはずです。

就活系カフェ

「知るカフェ」や「HELLO, VISITS」に代表される、いわゆる「就活系カフェ」を利用しやすい環境にあるのも慶應生で良かったと感じたポイントです。いずれも三田キャンパスのそばに店舗を構えており、少人数説明会や慶應生内々定者によるセミナーなどに参加することも可能です。
さらに近年では、リクルーター面談を就活系カフェで行う企業が増えています。企業オフィスまで足を運ばずとも授業の合間に就活を進めることができるのは大きなアドバンテージです。

慶應生限定の説明会

就活本番を迎えてから強く感じたのは、慶應生に限定された就活イベントの多さです。レクミーが毎年3月に主催している慶應生限定の合同説明会「レクミーLIVE」は勿論、各企業も慶應生限定の質問会・相談会を開催するケースも多く見られます。
未来の三田会の後輩候補である就活生に対して親身に相談に乗ってくれるので、学生側もリラックスして臨むことができます。

学歴フィルター

就活市場において少なからず学歴フィルターは存在していると言われています。
ただし、しばしば噂されるような「ESが学歴で通過する」という学歴フィルターはインターンシップまでの話で、本選考以降では「学歴のおかげで水面下で選考に触れる機会が自然と増える」のが真の学歴フィルターだと筆者は感じました。
たとえば、リクルーター面談を行う学生を選定する際に学歴のボーダーが設定されていたり、「慶應生限定イベント、プレミアム面談会」と称した面接が正規の選考ルート以外の箇所でスタートすることが多かったです。

陥りがちな悪循環

こうした環境に恵まれたおかげで望み通りの有名企業から見事に内定を獲得できる慶應生が多くいる一方で、上手に活用できずに悪循環に陥ってしまう方も少なくありません。そんな学生の特徴を3つピックアップしました。

自信過剰になってしまう

前項で説明した通り、インターンの段階で選考基準がESのみの企業では学歴が味方して選考に合格してしまうことも多々あります。OB・OGのコネクションを活かして入手した先輩のESを軽く手直ししただけでも評価されることもあります。しかし、それは3年次の早期段階ではESの書き方を十分に対策できている学生が少なく、ESの回答だけでは学生の能力を測りずらいからと言えるでしょう。
インターン選考の通過率の高さで自信過剰になってしまうと、就活準備がおろそかになり本選考で実力を十分に発揮できなくなるおそれがあります。

自主的な行動ができなくなる

慶應生はグループ意識が強く、周囲の就活生と似たような行動を取っていれば安心だと感じてしまい、自主的な行動を取れなくなってしまうこともあります。
友人が受検していたからなんとなくインターンに参加した、という行動を繰り返していると、就活の目的やモチベーション、将来やりたいことを見失ってしまったり、いざ自分の進路を真剣に考えなくてはいけない際に後悔が残る選択をしてしまったりするかもしれません。

評判や知名度を気にした就活になる

関連して、有名企業に就職するOB・OGが多いこともあり、大手志向の就活生が多いのが慶應生の特徴です。その一方で、知名度や周りからの評判を気にした就活になってしまうこともあります。
自信過剰のうぬぼれた状態で本選考に臨み落選してしまうと、スピーディーに気持ちを切り替えることができず、「大手コンプレックス」にハマってしまう可能性があります。

うぬぼれ慶應生にならないために…

では、内定ゼロの就活生にならないためにはどのように行動するべきでしょうか。

明確な就活軸を作る

まずは自分の中で明確な就活の軸を打ち立ててみましょう。軸を作るというと難しく構えてしまう学生もいますが、「モノを作って多くの人に関わる仕事」「社会の役割が大きい仕事」「収益(年収)が多い仕事」など、はじめはアバウトな内容でも構いません。
そして、その結果として受検する企業が大手企業中心になることは珍しくありません。ただし、初めから大手だからとりあえず受検するという心持ちで臨んでしまうと内定に辿り着くのは難しいはずです。

自分の意思で物事に打ち込む

次に、自分の意見を第一に考えて目の前の物事に打ち込みましょう。友人やOBのアドバイスはあくまで参考程度にとどめておくことが大切で、先輩のESは真似るためのものではなく、あくまで自分の強みをその企業に対して効率よくアピールする方法を学ぶためのものだということを肝に銘じましょう。

自分らしさを大切に

就活をする上で一番大切なのは、自分らしさを自分の方法で伝えることです。
「慶應ブランド」はあくまでもそれを補助してくれるツールであって、内定へと導いてくれる肩書ではありません。選考を受ける際は、慶應生としてのあなたではなく、一人の人間としてのあなたの実力を発揮できるかどうかにかかっています。