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三田論と秋インターンの両立
三田論と秋インターンの両立

慶應生の皆さん!皆さんが所属しているゼミでは三田祭論文を書きますか?9月から11月にかけて、秋インターンとの両立を図るとどうしても多忙になってしまいます。今回は、塾生の筆者が実際に行っていた学業との両立のコツと就職活動への活かし方をお教えします。慶應以外の就活生も必見です!

秋インターンとは

秋インターンとは10月~12月にかけて行われるインターンシップのことを指します。
夏や冬のインターンと異なる点は、ほとんどが授業やゼミ活動がある平日に行われる点です。秋といえば、例年多くの塾生がゼミ活動の一環で11月末の文化祭「三田祭」に出展するための論文「三田論(三田祭論文)」の作業に追われ、就活との両立に苦しむ季節ともいえるでしょう。

計画的に執筆するコツ

秋インターンと三田論を両立して取り組むには、計画性が必要不可欠です。本格的な執筆の前に取り組んでおくべきポイントは以下の通りです。

夏休みの合間を縫って下調べを入念にする

三田論の執筆において一番大切なのは、夏季休暇の間に入念に事前調査を行っておくことです。三田論の執筆メンバーで集まって話し合いをしたり、遠方まで資料を探しに出かけたりすることができるのも夏季休暇の間だけです。秋学期が始まってしまうと、そうした時間を十分に割くことができません。

作業分担を明確にしておく

とはいえ、8月、9月の間は夏インターンに参加される方がほとんどです。少しでも作業効率をよくするために、作業分担を明確にしておく必要があります。執筆の分担と同様に事前調査も振り分けて取り組みましょう。各メンバーが闇雲に調べるだけだと非効率ですし、調査の目的を見失ってしまうこともあります。

秋以降は書き出すだけの状態にしておく

9月以降に調査作業を残しておくと自らの首を絞めることになってしまうだけでなく、他の執筆メンバーとの共同作業にも悪影響を及ぼします。
同様に論文の構成や骨子も万全の状態にしてチームで共有しておかないと、最悪の場合、夏休みが終わってから教授の指導が入って振り出しに戻ってしまう場合もあります。
教授や執筆メンバーとこまめに連絡を取りながら、慎重に作業を進めましょう。

ゼミとインターンの日程を要確認

上述の通り、秋インターンは授業やゼミがある平日に開催される場合がほとんどです。3年秋の時点で「就活を理由に本ゼミをお休みする」ことを快く思わない教授がいらっしゃるのも事実です。そのため、できる限りインターンとゼミの日程が被らないように注意しましょう。また、執筆メンバー内でもインターンの予定を共有しておくことが必要でしょう。
どうしても、ゼミと被ってしまう場合は、分かった時点で担当教授に直接相談するのが一番です。直前にメールで連絡してしまうと悪印象です。

論文テーマと志望業界について

テーマが志望業界と関係が深い場合

テーマが志望業界と関係が深い場合は、志望動機に絡めることができるはずです。
経済・商学部の学生が金融業界を志望する際にこちらに該当する場合が多いでしょう。
具体的には、「ゼミ活動で取り組んだ学生論文の執筆の中で、〇〇業界の問題を意識するようになり、解決できる仕事に就きたい」という風に志望動機を語るきっかけになります。

テーマが志望業界と関係ない場合

まったく志望業界と関係ないテーマで三田論に取り組むことも多々あります。経済・商学部以外にも、文・法学部でも執筆に取り組む場合はこちらに該当するケースがほとんどです。
そうした場合は、共同執筆というグループワークの中で「どのように作業を分担して完成させるか」を念頭に置きましょう。本選考のES頻出質問である、「チームとして何かを成し遂げた経験と役割」への明確な回答を用意することができます。

真面目に三田論に取り組むメリット

論文テーマにかかわらず、三田論での経験はESや面接に必ず活きてきます。上記の他にも具体的なメリットが3点挙げられます。

学業で頑張った経験談が確実にできる

今までどんなに学業がおろそかだった慶應生でも、勉強で頑張ったと言える経験を確実に積めるのが三田論のメリットの一つです。
いかにサークルや部活動などの課外活動で輝かしいガクチカを用意していても、学業がおろそかな学生はそこを突かれて痛い目に合うことも。
三田論での経験を用意しておけば、学業に自信がなくてもそこを深く追及されることは少ないです。人並みに頑張った学業よりも、課外活動での取り組みを深掘りされる流れが自然とできてきます。

卒論と就活本番の両立にも繋がる

春休み以降は就職活動が本格化し、セミナーや本選考の予定が立て込みます。一方で、同時期から卒業論文の執筆準備が本格化するゼミも少なくありません。
卒論ではメンバーとの予定調整が不要になる代わりに作業量が増えます。そこで、三田論でのノウハウをしっかり活かすことで就活本番と卒論の両立に繋げることができます。
3年次の頑張りが4年次に繋がることを意識して取り組みましょう。

慶應OBの社員さんと話が弾みやすい

慶應OBの社員さんを訪問する際、大学での専攻内容は頻繁に質問される事項です。その際に、三田論での研究内容やその時の苦労話などは歳が離れた社員さんとの数少ない共通の話題になります。真面目に取り組んで損は全くありません。

三田論を就活に役立てよう

三田論はたしかに大変な作業で、秋インターンとの両立は非常に難しいです。しかし、今後の就活の糧にもなりうる大切なグループワークと言えます。忙しい秋を効率よく乗り越えましょう!