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面接における緊張を乗り越える方法
面接における緊張を乗り越える方法

面接では自分本来の力を発揮することが望まれますが、それを邪魔するのが「緊張」です。面接には独特の雰囲気があり、数多くの方が緊張に悩まされています。緊張が原因で、本来の力を発揮できず、良い結果を得られないのは非常に悔しいものですよね。この記事では、そんな就活生の悩みにこたえるべく、緊張の捉え方から緊張を乗り越える方法まで、詳しく紹介していきます。

面接での緊張について

適度な緊張は必要

緊張には2種類あります。「適度な緊張」と「過度の緊張」です。適度な緊張は、集中力を高め、やる気をみなぎらせるためにも有効なものです。何事においても、良い結果を生み出すためには適度な緊張感は必要なのです。
ただ、この記事では、面接で悪い結果を招く「過度の緊張」を指すこととします。

緊張しすぎるとどうなるか

面接の場で過度の緊張をしてしまうと、実際にどのような現象が起こってしまうのでしょうか。
・汗ばむ
・動悸が激しくなる
・表情に出る(ひきつる、まばたきの回数が多くなる、唇が震えるなど)
・頭が真っ白になる
・面接官の言っていることが把握できない(意図をくみ取れない)
・長く喋りすぎてしまう
どれも面接の結果に悪影響を及ぼしかねないものなので、できるだけ過度の緊張は避けたいところです。

面接で緊張する原因

面接の場で緊張してしまう原因は人それぞれです。以下が代表的なものとして挙げられます。
・失敗を過度に恐れている
・面接独特の雰囲気に慣れていない
・人前で話すことが苦手
・過去に受けた面接の結果が振るわなかったことによる苦手意識
もちろん、ここに挙げたもの以外の原因である場合もあるでしょう。緊張で悩む方は一度、自分が面接で緊張する原因を分析してみましょう。原因を探ることは、緊張を乗り越えるためにも非常に重要です。

緊張を乗り越える方法

面接の場で高いパフォーマンスを発揮するために、緊張を乗り越える方法を紹介します。自分に合った方法を見つけてみましょう。

深呼吸をする

深呼吸は、緊張をほぐす方法として、一番代表的な方法でしょう。緊張している状態では、無意識に呼吸が浅くなり、脳に酸素が足りなくなることが多いです。脳に酸素が足りないと、落ち着かなくなってしまうのです。
そこで、深呼吸をすることによって、脳に酸素が送り込まれ、冷静になることができます。「緊張した」と思ったら、まずは深呼吸をしてみましょう。

香り・音楽に頼る

良い香りや音楽には、人の気分をリラックスさせる効果があります。自律神経を刺激し、気分をコントロールすることができるのです。
面接前にお気に入りの香水を嗅いだり、好きなアーティストの音楽を聴くことで、緊張をほぐすことができるかもしれません。

面接練習を重ねる

面接独特の緊張感に慣れていない方や、人前で話すことに苦手意識がある方には非常に効果的な方法です。場数を踏むことで、「慣れ」に近づくことができるからです。
面接練習をする機会は主に3つあります。それぞれ、①身近な人にお願いする ②キャリアセンターなどが主催する面接対策会に参加する ③志望度の低い企業も多く受ける です。
①についてですが、身近な人は誰でも構いません。家族や友人、先輩、ゼミの先生など、身の回りにはお願いできる人は多くいます。身近な人に自己PRなどを話すことに抵抗感がある方も多いとは思いますが、非常に簡単な方法だと言えます。
次に②についてです。大学のキャリアセンターや就活支援サービスを行う企業は、面接対策会のようなイベントを開催していることが多いです。面接後はフィードバックも受けることができるので、面接でのパフォーマンスをより良いものにするためにも積極的に参加しておきたいところです。
最後に③についてです。①や②の方法はあくまでも面接本番ではありません。やはり面接も、本番か本番ではないかで、緊張の度合いも大きく異なるでしょう。そこで有効なのが、志望度が低い企業の本選考を受けるという方法です。志望度が高くないと言えど、あくまでも本番の面接なので、①や②にはない緊張を感じることができるのです。

緊張を悪いものだと思わないマインドを持つ

緊張すること自体を悲観的に捉えずに、緊張を受け入れる方法です。実際、緊張しない人などほとんどいません。自分の就職先がこの面接で決まると思えば、よほどのメンタルの持ち主でない限りは誰だって緊張します。
「緊張するのはみんな同じ」「緊張は悪いものではない」というマインドを持つことで、緊張している自分を受け入れることができ、焦りも消えてくるはずです。

相手ペースではなく自分ペースで話すことを心がける

面接ではどうしても緊張して、面接官のペースに巻き込まれてしまいがちです。聞かれた質問にすぐに答えなければと焦ってしまい、普段より早口になってしまうなど、ペースが乱れてしまうのです。
そこで意識してほしいのが「自分のペースで話す」ということです。自分のペースで話すことで、面接自体も自分が主導しているような気分にもなり、緊張もほぐれるはずです。意識するだけで大きく変わるはずなので、ぜひ面接中は意識してみましょう。

緊張していることを正直に伝える

面接官に緊張していることを正直に伝えることも一つの方法です。面接官によっては、アイスブレイクとして「緊張してる?」などと聞いてくることがあります。強がって、「緊張していません」と答えてしまう人もいると思います。しかし、そこは正直に緊張していることを伝えてしまいましょう。緊張すること自体は悪いことではありませんし、強がる必要もありません。緊張しているかどうか聞かれた際の、オススメの答え方は「御社が第一志望なのでかなり緊張しています」です。

自分に合った方法で緊張を乗り越えよう

緊張には、「適度な緊張」と「過度の緊張」の2種類あります。適度な緊張は必要なものです。したがって、緊張することを悲観しすぎる必要は一切ないのです。しかし、過度の緊張はコントロールしなければ、面接結果に悪影響を与えかねないのも事実です。この記事で紹介した方法でもそれ以外の方法でも、自分にあった方法を見つけ、緊張をコントロールし、面接で自分の本来の力を発揮できるようにしましょう。