周りからの自分の印象
周りからの自分の印象

面接官から、「周囲からどんな人と思われているか」という質問をされることが就活では多々あります。人柄を問う質問ですが、これも面接における重要な評価項目の1つです。質問の意図や具体的な答え方を知り、適切に答えられるようにしましょう。

「周囲からどんな人だと思われているか」という質問で何を見ているか

面接では分からない性格の把握

就活では、面接官と話すことのできる時間は長くても一時間程度です。学生は、この短い時間で自分をアピールすることを求められますが、普段のふるまいや、人に与える印象がどういったものなのかまで言及することは困難です。
そこで面接官は、学生に対する周囲からの印象を聞くことでそれを判断しています。

学生の自己分析の充実性

面接では自己PRを伝えて、入社後どのように活躍できるかアピールする必要があります。通常、それを裏付ける具体例も一緒に伝えますが、面接官はさらに学生の周りからの評価という客観的な情報を知ることで、自己PRの一貫性もチェックしています。
この客観的な情報を基にした自己PRの一貫性によって、しっかりと自己分析ができているかということも評価の一部です。

答え方のポイント

まずは他己分析をやってみよう

この質問は学生本人ではなく、身近な人からの客観的な意見を伝える必要があるため、準備無しに面接官が納得する答えを用意するのは難しいです。
そこで実際に、自分が周りからどのように思われているか聞いてみましょう。これを他己分析と呼びます。対象は家族やサークルの友達など、ある程度付き合いがある人に頼むことが一般的です。
しかし、出会って数か月の人に他己分析をお願いするのもおすすめです。自分の第一印象と現在の印象の違いなど、知り合ってから期間が短いからこそ得られる情報もたくさんあります。

誰のどんな場面で感じた印象なのかも確認しておく

他己分析をするときは、周囲の人がそう感じたきっかけとなるエピソードも具体的に聞いてみてください。自己PRやガクチカ同様、話に説得力を持たせるためには具体例が重要です。
また、誰が感じた印象なのかというポイントも大切な情報源です。バイト先の友達と、サークルの友達で違う印象を持たれている場合、環境が変わることで自分が無意識の内に発揮している強みがあるかもしれません。

企業で活かせる特徴を伝える

「おとなしい」「ヘラヘラしている」などといったような、面接官から見て評価されにくい、ネガティブな内容はNGです。
働く上で重要になるような周囲からの印象をアピールしましょう。

自己PRと内容がかけ離れているときは?

自己分析と他己分析の乖離

他己分析をやってみると、どうも自己分析で見つけた強みや性格と正反対の内容になってしまうということがあるかもしれません。
例えば自己PRで「行動力」をアピールし、周囲からの評価で「忍耐強さ」をアピールする場合、2つの強みは同時に発揮することが可能なのでそれほど問題はありません。
しかし、「みんなを引っ張るリーダー的存在」と、「チームを陰から支える縁の下の力持ち」ではその学生は一体どちらの適性があるのか判断することが難しくなってしまいます。
このような場合、面接官からしてみれば、学生が自身の性格や適性をしっかりと理解していないと思われる原因になってしまいます。

ウソをつくことはダメ!

自己分析と他己分析の結果が正反対だからといって、ウソをつくのはリスクが非常に大きいです。具体例を聞かれるなど回答の深掘りをされることで、話に齟齬がでる可能性がでてきます。

自己分析を見直してみよう

自分ではこう思っていたけど、実は違っていたということは珍しいものではありません。他人からの評価は、普段の自分の言動が与えた結果であり、事実と考えることができます。
そのため、自己分析と他己分析の結果が異なっている場合、自己分析の方法が間違っているという可能性があります。
今一度自己分析を振り返り、自己PRの内容も見直してみましょう。

「自己分析+他己分析」で盤石の対策を

自分の周りからの印象に答えるためには、他己分析がカギとなります。そして他己分析というツールは、この質問だけではなく、自己分析の一部としても機能することができます。客観的な意見を聞くということは、自分では気がつかなかった強みや特徴を発見する大きなチャンスとなるのです。今回のテーマである「周りからの印象」という就活の定番質問の対策をきっかけに、他己分析をぜひ始めてみてください。