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エントリーシートの「趣味」欄
エントリーシートの「趣味」欄

就活においてほとんどの企業で提出するエントリーシートや履歴書。「趣味」という欄が設けられていることも多いです。そんな時、どんな趣味を答えればいいのでしょうか。

企業が就活生に趣味を尋ねる意図

企業が就活生に趣味を尋ねるのは、面接開始時のアイスブレイクという目的がほとんどです。「選考が始まる」と緊張している就活生に対し、「趣味、○○なんだね」と話して緊張をほぐそうとしています。企業によっては、なぜそれが好きなのかという説明を就活生にさせて論理性や話し方をチェックしている場合もあります。

エントリーシートにはどのような趣味を書くべきか

その企業側の意図を踏まえた上で、エントリーシートに書く趣味はどのようなものが良いのでしょうか。

志望動機に繋がる趣味

まず書く人が多いのが自己PRに繋がる趣味です。例えば接客業を志望している人がいるとします。この場合、人と接することが重要な趣味をエントリーシートの趣味欄に書いておくと一貫性があり、志望動機の説得力が増します。

人柄が伝わるような趣味

どんな人物かがわかるような趣味も効果的です。例えば趣味が料理や掃除の場合、穏やかで家庭的な人柄が想像できますよね。また、趣味にキャンプやキャニオニングといった趣味が書かれていた場合、休日も外に出かけているようなアクティブな人柄を想像します。このように、自分が企業側に伝えたい人柄を想定して趣味を書くのも一つの方法です。

見た目とのギャップがある趣味

見た目とのギャップがある趣味も面接官の印象に残りやすいです。例えば、非常に大人しそうな学生がパンクバンドのライブを趣味欄に書いていた場合、普段はどんな人なのか、なぜパンクバンドが好きなのかなど聞いてみたい質問がたくさんあります。このように趣味欄でギャップを出し面接官に覚えてもらうというのも手です。

ユニークな趣味

他の人とはあまりかぶらない趣味も、面接の際に面接官から興味を持ってもらえます。例えば筆者はロックフェス巡りと書いていました。何のバンドが好きなのか、フェスのどういうところが好きなのかなど詳しく聞かれたことも何度もあります。

具体的な趣味の例

それでは就活生は具体的にどのような趣味をエントリーシートに書いているのでしょうか。

スポーツ

やはり王道なのがスポーツです。アクティブかつ爽やかな印象を与えてくれますよね。テニス、サッカー、野球、バスケットボールなどなどどんなスポーツでも構いません。また、自分がプレイヤーでも観戦する側でも問題ないです。マイナースポーツの方が面接官の目には止まりやすいです。

習い事

ピアノやバイオリンといった楽器、茶道や華道、舞踊などといった習い事を趣味欄に書く就活生も多いです。中高時代に部活でやっていた事柄も面接で質問された時に話しやすいです。

アウトドア

キャンプ、登山、旅行などのアウトドアもアクティブな印象を人事に与えることができます。どこでキャンプをするのか、どういった場所に旅行するのかなど詳細も書くことをおすすめします。

日常生活

料理、洗濯、ウィンドウショッピング、DIY(日曜大工)など日常生活に関する趣味を書く就活生も多いです。こちらは家庭的で暖かい印象を与えることができます。

こんな趣味は書き方に注意

続いて、エントリーシートや履歴書の趣味欄に書く就活生が多いものの書く際に注意が必要な趣味を3つご紹介します。

読書

これといった趣味がない就活生がよく書く「読書」。もちろん良い趣味ですが、一口に読書と言っても小説・ノンフィクションなどジャンルはさまざまです。企業に人柄が伝わるよう、どのようなジャンルをどれくらいのペースで読むのか記述しましょう。

音楽鑑賞

こちらも音楽をイヤホンで聴くのか、生で聴くのかは大きく異なります。また、クラシックが好きなのかロックが好きなのかも大きな違いです。ジャンルや鑑賞方法まで言及するようにしましょう。

映画鑑賞

読書・音楽鑑賞と並んで就活の趣味欄に書く学生が多い「映画鑑賞」。こちらも動画配信サービスで見るのか、映画館で見るのかは違いますし、邦画を見るのか洋画を見るのかも異なります。

こんな趣味は避けるべき

最後に、エントリーシートや履歴書に書くには好ましくない趣味を2つご紹介します。

政治・宗教に関するもの

まず、人によって考え方が異なる政治・宗教は非常にパーソナルな問題です。趣味として行うのは自由ですが、就活においては隠した方が良さそうです。

ギャンブル

ギャンブルも就活の趣味として書くには好ましくありません。麻雀・競馬・競艇など実際にお金を賭けていなくてもギャンブルと思われるものは趣味に書かないようにしましょう。

空白だけはNG!

この記事を読んでお分かりいただけたかと思いますが、基本的に趣味欄に書く趣味は何でもありです。休日に打ち込んでいるような趣味がない!という方も何かしら書いて提出するようにしましょう。