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就活 プレゼン
就活 プレゼン

就活中、学生が面接官の前でプレゼンテーションをするプレゼン面接を受けることがあります。プレゼン経験が少ない方はかなり不安になるかもしれませんが、基本を押さえて選考を乗り越えましょう。ここでは発表とスライドで意識したいポイントを解説します。

プレゼン面接の基本を知る

制限時間や発表形式

どちらも企業によりますが、制限時間は2~5分といった短いものから10分以上の長いものまでさまざまなパターンがあります。形式に関してもスライドの作成が必須であったり、逆に資料作成が禁止でスピーチのみに限定されているものまであります。

お題は一般的なものが多い

お題は面接1週間前までに与えられることが多く、その内容は通常の面接で質問されるようなガクチカや自己PRなどが一般的です。筆者はプレゼン面接で人生で最も印象的だったことを聞かれました。突飛な質問でない限り、それまでに考えたガクチカや自己PRを利用するのがベストです。

面接官は何をみている?

通常の面接とは違い、プレゼン面接は事前に与えられたお題を学生が面接官に対して一方的に発表します。そこではお題をどれだけ理解しているか、そこにオリジナリティを加え、聞き手が理解しやすい論理的な説明をしているか評価しています。さらにプレゼンの機会はビジネスの場でも頻繁に登場するのでその基礎ができているかも確認しています。

発表のポイント

PREP法を意識する

PREP法とは、
①Point(結論)
②Reason(理由)
③Example(具体例)
④Point(結論)
の頭文字をとったビジネスの現場で用いられるテクニックです。これは始めに結論を伝えることで聞き手に一番伝えたいことを印象付け、次にその理由と具体例を述べて結論の説得力を上げます。そして最後にもう一度結論を伝え、改めて言いたいことを強調します。
以下はPREP法を用いた自己PRについて発表するケースです。
①(結論)私は冷静に状況を判断するリーダーシップが強みです
②(理由)これはテニスサークルの代表経験で培いました
③(具体例)代表当時、運営の方針で意見が対立し、、、
④(結論)この強みはチームで動く社会人として特に求められる能力だと考えています
ただし、必ずこのテクニックを使わなければいけないということではありません。例えばガクチカであれば、こちらの記事で解説されている「STARフレームワーク」を利用するのがおすすめです。
参考記事はこちら:SRARTフレームワーク
発表するテーマと相性がいいものを選んでください。

制限時間を守る

ビジネスの場では時間を守ることがまず第一に求められます。制限時間を過ぎても発表し続けると、普段から時間にルーズな性格だと勘違いされてしまう可能性もあります。それだけでなく、次に発表する学生にも迷惑が掛かってしまうので気をつけましょう。とはいえ制限時間より早すぎるのも問題です。与えられた時間を活かしきれていない、伝えたいことがそれしかないと判断されてしまいます。発表を繰り返し練習して制限時間の約15秒前に終わるようにしましょう。

視線・声・姿勢を意識する

【視線】スライドを使った発表の場合、ついついスクリーンを見てしまいがちです。しかしあまりに見すぎると面接官とアイコンタクトが取れず、聞き手を無視したまま発表してしまう可能性もあります。視線は面接官に向け、スライドは内容に注目してほしいときだけ見るようにしましょう。
【声】数分間ずっとしゃべり続けていると次第に声が小さくなってしまうことがあります。また、話し方が一辺倒だと聞き手は退屈しがちです。要所要所でメリハリをつけて部屋全体に響く声量を意識しましょう。
【姿勢】立って発表していると、背筋が曲がっているのが他の人からは丸わかりです。自信がないよう見えてしまうため、姿勢にも意識を向けることが大切です。余裕があれば、ボディランゲージも加えてノンバーバルの部分でもアピールしてみてください。

カンペはできるだけ控える

プレゼンであればカンペが許されることもありますが、先ほどのスライド同様に視線がそっちばかりに奪われてしまいます。この面接のために万全の対策をしてきたことを面接官にアピールする意味でもカンペは控えるべきです。また、スピーチの原稿を一字一句すべて覚えようとすると、発表中どうしても頭の中で思い出そうとしてしまい、スピーチ中に不必要な間が空いてしまうことがあります。筆者はポイントごとで覚えるようにしていました。

「えー」「あのー」を言いすぎない

発表者が「えー」など場つなぎ的な言葉を連呼していると、話の内容がぼやけてしまいます。それだけでなく自信がないようにも見えてしまうため、口癖になっている方は注意してください。

スライドのポイント

レイアウトを統一する

背景テーマやフォント、フォントサイズはすべて統一するのが基本です。見やすさを優先したものを選んでください。

ワンスライド・ワンメッセージを意識する

ワンスライド・ワンメッセージとは、1つのスライドに伝えたいことは1つまでというテクニックです。1つのスライドに複数の主張を入れてしまうと、結局何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。余分な情報は減らしたほうが理解しやすくなります。

アニメーションや色に注意

アニメーションや色を多用しすぎると、ちぐはぐなスライドになりがちです。アニメーションの使用はできるだけ控え、色は2,3色に留めるなどシンプルなものがおすすめです。特に、全体色は同一の色を濃くしたり薄くして使うのがポイントです!例えば見出しには濃い青、中見出しには薄い青を使うといった感じです。こうすることで、統一性と可視性が格段にあがります。

成果物を面接官に見せてアピールする

例えば長期インターン先でインターネットのPV数を上げたというガクチカを発表する場合、実際にそのインターネットのページや記事をスライドに載せれば、面接官は学生が頑張ったことをより具体的にイメージすることができます。

バックアップやプリントアウトもしておこう

スライドのデータは事前に企業に送ることもあれば、当日USBやパソコンに入れて持参することもあります。しかし発表直前になってデータが一部破損してしまうなど急なトラブルが起こるかもしれません。もしものときに備えてデータをコピーしたりスライドをプリントアウトしておきましょう。

入念な準備がカギに!

プレゼン面接はどれだけ準備してきたかが結果に直接表れます。スライドや内容が素晴らしくても、伝え方が悪ければ評価は下がってしまいます。発表を友達に見てもらったり、録画して自分でも確認することで他人からどう見えているか意識してみましょう。

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