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就活イベント
就活イベント

就活に関するイベントについて、イベントの「種類」と目的別の「使い方」について解説します。「就活のイベントってそもそもどんなものがあるの?」「就活イベントってたくさんあるけど、どれに行ったらいいのか分からない…」「インターンってよく聞くけど行ったほうが良いの?」など、素朴な疑問に答える記事です。

就活イベントとは

就活イベントが開催されるわけ

そもそも就活におけるイベントはどんな理由で開催されていて、どのような内容になっているのでしょうか。まず、就活イベントには様々な種類がありますが、それらが開催される目的は大きく分けて3つあります。

1つ目は「業界や企業に関する情報を提供し、学生の理解を深めること」です。例えば、企業の説明会などがこれに当てはまります。企業と学生のミスマッチは双方にとって痛手になるため、これを避けるためにも説明会を開催し、学生に対して自社の紹介をするわけです。

2つ目は「学生が自分の進路を納得して決定できるようなスキルや考え方をアドバイスすること」です。キャリアセミナーなどはこのような目的で開催されます。就活を通して学生はその後の人生を選択していくことになりますが、そもそも社会に出て働いたことがない学生が、社会人としての働き方をイメージしたり、企業を選ぶことは非常に困難です。そのため、就活のコンサルタントがアドバイスをしたり、考える機会を提供したりするのです。

3つ目は「企業が優秀な学生に目をつけるため」です。インターンシップなどのイベントを通して選考が行われる場合もあり、この場合は企業側が優秀な学生を見極める機会として開催しているといえます。

就活イベントに参加するべき理由

就活イベントは業界や企業の情報を得ることができるほか、就活仲間をつくることができたりと、様々なメリットがあります。イベント毎のメリットについては後ほど説明しますが、全てに共通するのは「就活という1つのイベントにおいて、自らを客観的に見つめ直す機会になる」ということです。


つまり、人事や他の学生との会話、他の学生と自らの比較などを通して、今までは自分の中にしかなかった判断基準を自分の外に設けることができるようになるのです。自らを客観的に判断することができるようになると、自分の強みや弱みなどを伝えることも容易になります。

就活イベントの分類

就活イベントの種類

就活イベントと一口に言っても様々なものがあります。以下で、代表的なイベントについて簡単に説明していきます。

企業の説明会

各企業が学生に対して、自社の特徴や事業内容について紹介します。当然ですが、企業側は自社の魅力を伝えることで優秀な学生の応募を増やしたいと思っています。したがって、主催している企業の情報は深く得ることができますが、基本的に他の業界や企業の情報を得ることはできません。

合同説明会(企業主催のものと学内合同説明会がある)

合同説明会は個々の企業の説明会とは異なり、複数の企業が一堂に会して行う説明会です。一般的には、広い会場に企業ごとのブースが設けられ、学生は興味のある企業のブースに移動して説明を聞くことになります。個別の企業説明会に比べ、一度に多くの企業と接触することができる反面、1回の説明時間が短いことが多く、深く情報を得たい場合には向いていないイベント形式です。

企業の個別セミナー

会社の説明会などとは別に、事業内容や業務内容と関係したセミナーが行われたりします。例えば、私が参加した不動産系の企業のセミナーでは、その企業の説明は行われず、実際の業務をゲーム形式で体験するワークショップが行われました。主催した企業そのものの理解よりも所属している業界の理解が進むイベント形式です。

スキルアップ系セミナー

大きく分けると2つに分類されます。
1つ目は自己分析や業界研究に関するセミナーです。例えば、自己分析を行う際は自分で掘り下げるだけではなく、客観的な視点からの意見が有効な場合があります。セミナーでは「なぜそう思ったの?」「◯◯さんはそう思ってたかもしれないけれど、実際、こういう要因もあったんじゃないの?」などと専門のキャリアアドバイザーなどが掘り下げる手伝いをしてくれることもあります。自己分析や業界研究を行なって行く上で「必要があれば」利用するようにしましょう。


2つ目は就活で避けては通れないエントリーシート・面接・グループディスカッション等に関するスキルアップセミナーです。例えば、面接の練習などを通して、面接の場(つまり、ビジネスの場)でのマナーについて学んだり、想定される質問に対しての受け答えの練習などを行います。面接が誰しもが緊張するものですが、ある程度面接に慣れているのとそうでないのとでは違います。思っていることを伝えられなければ、その内容を評価してもらうことはできません。グループディスカッションも同様で、議論に参加できて初めて発言の内容等について評価してもらえるのです。「慣れ」と「思考の整理」のために活用するといいでしょう。

インターンシップ

就活の場におけるインターンシップとは「就業体験・就労体験の場」と考えてよいでしょう。つまり、本選考前に就業体験を通して企業側と学生側のミスマッチを防ぐためのものです。インターンシップの形態は企業ごとに様々ですが、期間ごとに大きく3つのタイプに分けることができます。

1つ目は1週間程度(3日〜1ヶ月)のタイプです。業種や職種を問わず、様々な企業が採用している形式で、通常業務に似たプロジェクトをチームまたは個人で解決するという内容が多いです。
2つ目は近年増えている1dayタイプです。会社説明会に近い雰囲気で、説明に加えて簡単なワークショップがある場合が多いです。
3つ目は長期インターン(3ヶ月以上)と言われる比較的長い期間を要するタイプです。長期インターンは学年を問わず募集されていることが多く、長期間であるがゆえに企業の雰囲気等を最も知ることができる機会と言えるでしょう。

短期間のインターンほど参加しやすくはなりますが、会社の雰囲気を十分に知ることができるとは言えないでしょう。逆に長期インターンは参加のハードルが高いですが、会社の雰囲気は最もよくわかるでしょう。自分が何を目的にしているかによってうまく使い分けるようにしてください。また、以外と就活に役立つのはインターンで出会った仲間のコミュニティです。インターンでは何かとグループで作業を行うため(企業側は組織における学生の協調性を測りたい)、短い期間でも濃い時間を過ごすことになります。


筆者の場合も1週間程度のインターンでグループが同じだったメンバーとは就活中の情報交換を行なっていましたし、就活後の今現在も付き合いがあります。5人のグループで情報を共有すれば、単純に5倍の情報、5倍速での収集が可能になるわけです。インターンに参加した時の仲間は大事にしておくことをオススメします。

イベントの開催時期

2020年卒の方の就活スケジュールを見てみますと、3月に情報解禁、6月から面接開始というスケジュールになっています。早い学生は2018年の夏頃から、遅い学生でも2019年の3月には動き始めることになります。


そのため、就活に関するイベントもこれらのスケジュールに合わせて行われています。例えば、企業の個別説明会は情報解禁後の3〜4月頃に多く開催されていますし、面接対策のスキルアップセミナーは面接が集中する4〜6月あたりに頻繁に行われています。レクミーでも「レクミーLIVE」という合同説明会、「少人数座談会」という企業の人事との交流イベント、「プレミアム面談」というキャリアアドバイザーとの面談や面接練習などの多くのサービスを提供しています。興味があればぜひ活用してみてください。

まとめ

以上が就活イベントの解説でした。就活イベントと一口に言っても様々なものがあり、基本的には「企業が学生に対して自社の情報を提供し、会社や業務に対しての理解を深めてもらう説明会タイプ」や「就活支援を行っている企業や大学、または自治体などが就職活動のサポートをおこなうキャリアセミナータイプ」に分けることができるというのがお分りいただけたかと思います。最も大切なのは「自分が何のためにこのイベントに参加するのか」という目的意識をはっきりさせることです。目的意識がはっきりすれば自ずと参加すべきイベントがわかってくるでしょう。就活生の皆様のイベント探しに少しでも役立てていただければ幸いです。