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就活生が必ず必要になる証明写真。初めての就活でどのような証明写真がいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?今回は就活で失敗しない証明写真の準備について解説します。撮影時に気を付けること、どこで写真を撮ればいいのか、などの素朴な疑問を記事にしました。

就活で証明写真が重要な理由

証明写真が必要な場面

就活において、証明写真が必要になるのは主に履歴書やエントリーシートを提出するときです。面接やグループディスカッションにおける本人確認に使われるため、ほとんどの企業で提出が義務づけられています。

証明写真の重要性

証明写真は本人確認の判断材料としての役割が最も重要ですが、顔の識別ができれば良いというわけではありません。なぜなら、証明写真で採用担当者への印象が変わってくるからです。証明写真が選考に与える影響を採用担当者に尋ねたところ「採用の決め手になることはないが、常識をわきまえているかどうかを判断するための材料としている」との回答を得ることができました。つまり、容姿の良さよりも、常識的な服装・髪型・姿勢・メイクで撮影されているかどうかが見られているといえるでしょう。

証明写真はカメラマンに頼むべし

スタジオ・出張撮影・写真ボックス・スマートフォン

証明写真はスタジオでカメラマンに撮影してもらうのがおすすめです。大学や就活イベントの会場には、プロのカメラマンが出張に来ている場合もあります。これを活用するのも一つの選択肢でしょう。写真ボックスは料金が安い反面、細かい姿勢のずれや髪型の乱れなどに気付けない恐れがあります。また、写真を何度か撮り直すことになった場合、意外と値段がかかってしまうこともあります。スマートフォンやデジタルカメラなどを用いた撮影も照明の調整などが難しいので、極力避けるようにしましょう。

とは言いつつも、就活をしていると急に写真が必要になる時もあります。その際にはスピーディな写真ボックスを使用するなど、状況に合わせて上手く活用していきましょう。

スタジオで撮影してもらうべき理由

なぜカメラマンに撮影してもらう必要があるのでしょうか。大きく3つの理由があります。

1つ目は撮影時に客観的な視点からアドバイスをもらえるからです。髪が乱れていたり、ネクタイが曲がっていたりといったことがなくなり、安心して撮影に臨めます。志望業界によって求められる人物像が違うため、それぞれの業界に適切な印象になるようアドバイスをくれる場合もあります。

2つ目は画像データとして入手できるからです。近年は、ほとんどの企業がインターネット上でエントリーシートを提出させたり、マイページの登録を促したりしています。その際に、画像データも同時にアップロードする必要があり、スタジオで撮影すると多くの場合、CDやUSBなどで画像データとして入手できるのです(基本的には有料)。筆者も就活を始めた当初は「写真ボックスで撮ればいいでしょ」と思っていましたが、画像データが途中で必要になり、スタジオで撮り直したという経験があります。一度撮影しておけばデータを使いまわせますし、写真もスタジオで焼き増しができるため、なるべく早い段階でスタジオに行かれることをお勧めします。

3つ目は画像の修正や加工が可能だからです。例えば、不運にも撮影日直前に顔に傷ができてしまった場合、傷を目立たないよう修正してもらうことができます。また、明るい印象や引き締まった印象にするため、肌色や背景色を変更することも可能です。ただし、あまりにも本人とかけ離れてしまうと、面接の際の本人確認に影響する可能性があるので注意しましょう。

撮影時に注意すること

服装・髪型・メイク

基本的に証明写真は「面接に臨む際の恰好」で撮影するようにしましょう。したがって、服装はスーツで、男性の場合はネクタイを着用します。髪型も清潔感を意識し、染髪や過激な髪型は避けるようにしましょう。

男性の場合、耳や襟足にかからない程度が理想でしょう。これは長い髪形が悪いわけではなく、短髪のほうが清潔感のある印象を与えるためです。また、過度なパーマや金髪・茶髪なども避けてください。就活では「誠実さ」「清潔さ」をアピールできればよく、基本的には恰好で目立つ必要はありません。女性の場合、華美なメイクは避け、前髪が長い場合は、目が隠れないようピンで留めるようにしてください。女性の就活メイクに関しては資生堂さんのページに特集が組まれているのでこちらをご覧ください(就活メイク | 資生堂)。

髪型に関しては、眉毛と耳が見えるようにすると好印象です。明るく清潔な印象を与えることができます。また、余談ですが、面接の場面等ではお辞儀をする場面が多くなります。お辞儀をしたときに崩れない髪型を意識しておくと良いでしょう。以上が撮影時の注意点でしたが、一部マスコミやアパレル業界では、全身撮影が必要だったり、スーツ以外での撮影が義務付けられる場合もああります。事前に確認しましょう。

補正等

スタジオで撮影すると、写真の補正を行うことができます。特に、女性には美白補正やプロのヘアメイクなどが人気です。これらの機能は印象を良くするために有効ですが、先に述べたように、本人との印象がかけ離れてしまうと面接時の本人確認に影響するので注意が必要です。また、各業界によって少しづつ求められる人物像が異なります。例えば、航空業界では華やかさが重視されるのに対して、金融業界では信頼・信用・安全といった印象が重視されます。特定の業界のみを志望している就活生は各業界の特徴を調べたうえでカメラマンに相談してみるといいかもしれません。

写真サイズと必要な枚数

写真のサイズはほとんどの場合が3cm×4cmですが、一部異なるサイズを求められることもありますので、事前に確認しておきましょう。また、必要な枚数は就活生により異なります。1社につき1枚で計算すると、1人当たり20~30枚は用意しておいたほうが良いでしょう。インターネット上での画像データの提出のみで完了する企業もありますが、インターンシップや内々定の承諾時などにも必要となる場合があります。足りなくなった場合、スタジオに焼き増しをお願いできますが、印刷に時間がかかる可能性もあります。残りが少なくなった時点で早めに連絡しましょう。

就活で使う証明写真のまとめ

就活で必要な証明写真に関する解説でした。証明写真のみで合否が判断されることはないようですが、採用担当者が人柄を判断するための評価基準にはなっているようです。上記のポイントを押さえることができれば、少なくとも証明写真で困ることないでしょう。