ページ上部バナー
サマーインターン
サマーインターン

就活生なら参加することが当たり前になりつつあるインターンシップ。自己成長や企業研究のためなどいろいろな目的を持った学生と企業が接触できる就活のビッグイベントですが、参加するためには選考を通過しなくてはなりません。この記事ではサマーインターンの選考通過率1割台だった筆者が、その後の逆転劇の中で気づいた選考通過の秘訣を見ていきます。

選考とは

企業が開催するインターンシップなど就活イベントでは多くの場合何度か行われる選考を通過する必要があります。この選考方法には大きく分けると4つあります。エントリーシート選考(ES選考)、グループディスカッション選考(GD選考)、面接選考、面談選考です。ES選考、GD選考はスクリーニングを目的に、面接選考、面談選考は優秀な学生をピックアップすることを目的に行われることが多いという傾向があるので覚えておきましょう。それぞれの選考の目的をしっかりと理解することが選考の通過率をあげるために必要な最初のステップとなります。

筆者の実体験

ここでは筆者の就活を実際の結果とともに見ていきます。

サマーインターン

筆者は修士1年の4月頃から就活をはじめました。多くの合同説明会に参加する中で出会った、面白そうなインターンシップをやっているベンチャー企業を中心にエントリーをしました。ところが、実際に選考に行ってみると全くといっていいほどうまくいきません。まずは筆者が実際に使っていたサマーインターンの選考状況をまとめた表を見てみましょう。
ご覧の通り20社以上エントリーして実際にインターンに参加できたのはたったの4社でした。

オータムインターン、本選考

筆者は秋のインターンシップにもエントリーしました。秋以降は信頼できるアドバイザーの協力やサマーインターンの惨劇から得た知見をもとに、入念な対策をしました。これが功を奏し、年明けには計5社から内々定をいただいて就活を終了することができました。

選考通過のポイント

それでは実際に筆者が何を意識して選考の通過率をあげたのか、各選考ごとに見ていきます。

ESで意識するポイント

例を挙げて説明していきます。「あなたが学生時代に一番頑張ったことを教えてください」、この問いは”ガクチカ”と呼ばれる就活生なら誰でも向き合うことになる鉄板の問いです。みなさんはこの質問で人事の方が何を聞きたいかきちんと理解していますか?人事の方は、実際に学生のみなさんがしたことの凄さや派手さを聞きたいのではありません。ずばり、この質問は皆さんの”成功の再現性”を確認するためにしています。なぜやろうと思ったか、どのように行ったか、どうやって解決したかのプロセスを聞くことで実際に仕事をしているみなさんの活躍を想像し、この会社で同じように頑張ってくれるのか、問題が起きた時にどのように対処するのかを見極めているのです。

学生から「自分のガクチカに自信なくて〜…」という声をよく聞きますが、自分のエピソードに派手さがないことを気にしているケースがほとんどです。人事の方が見ているのはそこではなく、ストーリーの具体性と結果までのプロセスの妥当性ということを改めて理解したうえで、もう一度ご自身のガクチカを見直してみると、より良いものができると思います。

 

ガクチカと自己PRの違いについて悩んだときはこちらを参考にしてみてください。
これでバッチリ!就活経験者が語るガクチカと自己PRの違い

 

GDで意識するポイント

ESと同様に選考の序盤で行われることが多いのがGDことグループディスカッションです。結果が奮わなかった学生になぜ合格できなかったかを尋ねると、はっきり答えられる学生は多くありません。まずは自分がなぜ落ちてしまったのかを理解しましょう。GD選考で残念ながら落ちてしまう学生は大きく2種類に分けることができます。理解された上で落ちてしまう人と、理解されなかったために判断できず落とされてしまう人です。GDでは人事の方1人が少なくとも4人程度、多いときは10人を超える学生を担当します。限られた時間の中で学生全員を正確に評価することはベテランの人事の方でも非常に難しいことです。まずは自分を人事の方に正しく理解してもらえているか、そこから見直してみると通過率が上がると思います。

 

グループワークを進め方や、発表時の組み立て方法などのポイントは、こちらにまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
秋冬インターンシップに参加予定の就活生必見!発表で力を発揮するコツ

 

面接・面談で意識するポイント

面接・面談時に意識するべきポイントは”相互理解”です。どうしても選考を受験や試験と混同してしまう学生が多いのですが、特にこの面接・面談に関しては違います。この選考では企業が求めているものを学生が持っているかと、学生が求めているものを企業が持っているかを意識して話すことで格段に通過率が上昇します。自分を効率よく理解してもらえるためのエピソードを用意し、入念な自己分析をすることで自分をうまく相手に説明できるように準備しておきましょう。一方企業が何を求めているかも調査しておく必要があります。企業の売上の推移や人数、経営方針に目を通し、まずはどんな人材を求めているかの仮説を立ててみましょう。相手のことを理解しようとするその前向きな姿勢は、きっと人事の方の目にも良く映るはずです。

PDCAを回すことを恐れずに

ここまでいくつかのインターンシップ選考のポイントを話してきましたが、人によって抱えている問題は異なります。結果がついてこなかったときは、一度立ち止まってなにが悪かったのか考え、悩む時間が必要です。今までうまく進めてくることができなかった人も、逆転のチャンスはまだまだあります。ここで紹介したポイントを参考に、いま一度ご自身の就活を振り返ってみて、秋冬インターンで挽回していきましょう!