インターンシップでは日数に関わらず、グループワークをして発表をする機会がたくさんあります。発表で高評価をもらえれば、優遇ルートや早期選考ルートに乗ることができるかもしれません。この記事では発表をする際に気をつけるべきことや簡単なコツをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Summary
プレゼンの時に気をつけること

プレゼンを行うにあたって、いかに準備をできたかが重要になってきます。ここではその際に気をつけるべきことをご紹介します。
時間配分
「グループワーク→発表」という流れが一般的だと思います。グループワークを行う際はまず最初に時間配分を大まかに設定しましょう。やるべきことを洗い出し、最後に発表準備の時間を確保することが大切です。とはいえ予定通りにワークが進まないこともあると思うので、余裕をもった時間配分を心がけましょう。
スライド作成
模造紙やパワーポイントを用いての発表が一般的だと思います。模造紙の場合はスペースが限られていたり消せないため、話し合いながら作成することが難しいかもしれませんが、パワーポイントを用いる場合は話し合いながらスライドを作成することをおすすめします。話し合いを進めながら簡易的なスライドの流れを作成し、最後に仕上げると良いでしょう。スライドは文字が多くならないように気をつけ、見やすさ・伝わりやすさを大切にすると良いと思います。
他のグループの発表
当たり前ですが、他のグループの発表はしっかりと聞きましょう。自分にはない観点を知れたり、悪いところを反面教師にしたりと学べることもたくさんあります。もしかしたら「自分たちの発表を後に控えているからこっそり準備をしたい」という気持ちがあるかもしれませんが、かえってそういう行動は減点の対象になってしまいます。直前に焦ることがないように、ワーク中の時間配分に気をつけてください。
伝わる発表をしよう
発表は相手に伝わらなければ意味がありません。ここでは発表の流れを組み立てるにあたって有効なフレームワークを2つご紹介します。
PREP法
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)という流れの発表の枠組みです。例えば「私が所属しているテニスサークルはとても良い→なぜなら誰でも過ごしやすいからだ→練習をみっちりしたい人はたくさん練習できるが負担のあるイベントは少なく、人それぞれが好きな頻度で参加できる→よって私が所属しているテニスサークルはとても良い」となります。最初に結論を述べた上で理由・具体例を説明し最後にまとめる、という非常に伝わりやすく説得力のある流れだと思います。インターンの発表だけではなく、大学のレポートやエントリーシートの作成等にも有効かもしれません。
SDS法
SDS法とは、Summary(要約)→Details(詳細)→Summary(要約)という流れの発表の枠組みです。例えば「私が所属しているテニスサークルはとても良い→練習をみっちりしたい人はたくさん練習できるが負担のあるイベントは少なく、人それぞれが好きな頻度で参加できる→私が所属しているテニスサークルはとても良い」となります。とてもシンプルでわかりやすいですがざっくりとしているので、PREP法と組み合わせてみるのも良いかもしれません。
質疑応答
質疑応答では社員の方や学生たちからの質問があります。ここではその際に気をつけるべきポイントをご紹介します。
スタンスをとる
どんなに準備をしていても予想を超える厳しい質問が飛んでくるものですが、そんな時こそスタンスをとることを心がけてみてください。
例えば考えていなかった観点からの質問やもっともな意見が飛んできた時に、「その点に関しては話し合いが至りませんでした」「そうですね、その通りだと思います」のような回答はNGです。もし社会人になって顧客の前でプレゼンテーションを行うことになった時、簡単になびいてしまったり自分の考えを押さえこまれてしまったら信頼を失ってしまいます。厳しい意見をもらっても、頭をフル回転させて堂々と回答しましょう。ただし質問者を否定するような答え方は好ましくありません。「〇〇の観点から考えるとおっしゃる通りかもしれませんが、◇◇の観点だと~だと考えます」のように相手の指摘を受け入れた上でスタンスをとると良いと思います。
発表の質と質問の質は比例する
わかりにくい発表をしてしまうと、その発表内容を確認されるような質問をされがちです。「もう1回そこを説明して」のような質問をされてしまうと、せっかく社員の方からいただけるフィードバックの質が下がってしまいます。相手に伝わるわかりやすい発表をすれば、その分フィードバックの質も上がると思います。ぜひ質の高い質問をもらって、この先の就活に活かしていきましょう。
インターンシップの発表で差をつけよう
今回ご紹介した内容はよく考えてみると当たり前なことも多いかもしれません。しかし、いざインターンシップ本番になると忘れてしまいがちなことでもあると思います。相手に伝わる発表と充実した質疑応答を行うことで、他の就活生との差をつけていきましょう。