秋冬インターンシップは夏インターンと比べて開催日数が少ない傾向がありますが、グループワークと発表の機会は変わらず設けられます。
発表で高い評価を得られれば、優遇ルートや早期選考につながる可能性も十分にあります。
この記事では、インターンシップの発表で力を発揮するために意識すべきポイントと、すぐに使えるコツをまとめました。
グループワークで意識すること
時間配分を最初に決める
グループワークでは、最初に大まかな時間配分を設定することが重要です。
やるべきタスクを洗い出し、議論の時間だけでなく発表準備の時間も必ず確保してください。
ワークが予定通り進まないこともあるため、各フェーズに余裕を持たせた設計を心がけましょう。
発表直前に焦ることがないよう、時間管理はグループ全体で意識して進めることが大切です。
オンラインのグループワークで注意すること
オンラインでインターンを実施する企業も多く、オンラインGDを経験する就活生は増えています。
企業が評価するポイントはコミュニケーション能力や論理的思考能力であり、対面と基本的に変わりません。
ただし、オンラインでは一度に一人しか発言できないという制約があります。
慣れないうちは、誰が発言しているのかわからなくなったり、発言のタイミングが掴めなかったり、複数人が同時に話してしまうといったトラブルが起きやすくなります。
こうした状況を防ぐために、最初にルールを設けておくことが有効です。
・発言時は手を挙げるなどのサインを決めておく
・特定の人だけが発言し続けている場合は「〇〇さんはいかがですか?」と名指しで促す
オンライン特有の環境に対応できるかどうかも、評価のポイントになっています。
スライドは話し合いと並行して作成する
オンラインの場合はパワーポイント、対面の場合は模造紙を使う場面が多いですが、いずれも早い段階から作成を始めることをおすすめします。
特にパワーポイントを使う場合は、話し合いと同時進行でスライドを組み立てると効率的です。
オンラインであれば画面共有を活用し、全員がスライドを見ながら議論を進めるとスムーズに仕上がります。
スライドは文字を詰め込みすぎず、見やすさと伝わりやすさを優先して作成してください。
他のグループの発表もしっかり聞く
自分たちの発表前だからといって、他グループの発表中に準備を進めることは避けましょう。
そうした行動は担当者の目に止まり、評価のマイナスになるリスクがあります。
他グループの発表には、自分たちにはない観点や反面教師にできる要素が多く含まれています。
発表中の準備の必要が生じないよう、ワーク中の時間配分を徹底することが最善策です。
伝わる発表を組み立てるフレームワーク
発表は相手に伝わって初めて意味を持ちます。
ここでは、発表の流れを組み立てる際に役立つ代表的なフレームワークを2つ紹介します。
PREP法:結論から入る説得力のある構成
PREP法は以下の順番で話を構成するフレームワークです。
・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(具体例)
・Point(結論)
最初に結論を提示し、理由と具体例で補強したうえで、最後に再び結論でまとめる流れです。
聴き手にとって話の方向性が最初から明確なため、内容が伝わりやすく説得力も高まります。
インターンの発表だけでなく、エントリーシートや自己PR、大学のレポートにも応用できる汎用性の高い手法です。
SDS法:シンプルに要点を伝える構成
SDS法は以下の順番で構成するフレームワークです。
・Summary(要約)
・Details(詳細)
・Summary(要約)
要点を最初と最後に置き、中間で詳細を説明するシンプルな構成です。
PREP法よりも簡潔にまとめられる反面、内容がざっくりとした印象になる場合があります。
短い発表時間や概要説明にはSDS法、詳細な提案や説得が必要な場面にはPREP法と、状況に応じて使い分けると効果的です。
質疑応答で評価を上げるポイント
どんな質問にもスタンスを持って答える
どれだけ準備を重ねても、想定外の鋭い質問が飛んでくることはあります。
そのような場面で「その点については議論が至りませんでした」「おっしゃる通りだと思います」と簡単に引き下がることは避けてください。
社会人になってから顧客の前でプレゼンを行う場面を想定すると、すぐに自分の意見を引っ込めてしまうことは信頼を損なうリスクがあります。
一方で、質問者を否定するような答え方も好ましくありません。
「〇〇の観点ではおっしゃる通りかもしれませんが、◇◇の観点から考えると〜と考えます」というように、相手の指摘を受け止めたうえで自分のスタンスを明確に示すことが重要です。
厳しい質問ほど、頭をフル回転させて堂々と答える姿勢が評価につながります。
発表の質が質問の質を決める
わかりにくい発表をすると、内容の確認を求めるような質問が増えてしまいます。
「もう一度そこを説明してください」といった質問が続けば、社員の方からもらえるフィードバックの深さが失われます。
相手に伝わる発表ができれば、そのぶん質問も内容の核心に踏み込んだものになり、この先の就活に活かせる学びを得られます。
質の高い発表が質の高い質問を引き出す、という意識を持って臨みましょう。
基本を意識した発表で差をつけよう
この記事で紹介したことは、冷静に振り返れば基本的な内容ばかりです。
しかしインターン本番では、こうした基本を忘れてしまう就活生が少なくありません。
相手に伝わる発表と充実した質疑応答を実践することが、他の就活生との差を生み出す最短ルートです。
ここで紹介したポイントを頭に入れてインターンに臨み、評価につながる発表を目指してください。

