旅行業界の就活
旅行業界の就活

JTBやHISなど、毎年就職人気ランキングの上位にランクインする旅行業界。夏・冬のインターンでも旅行業界は高い人気を誇っています。では、実際の就職活動はどのような形で進んでいくのでしょうか。実際に旅行業界を志望していた筆者がすべてをお教えします!

旅行業界の業務

華々しいイメージが非常に強い旅行業界。旅行が好きだから興味がある、と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、普段暮らしている中で旅行業界の仕事といえば窓口でお客さんに旅行の提案をする仕事くらいしか思い浮かびませんよね。実際には事業・業務ともに非常に多岐に渡ります。

個人向けの営業

もっともイメージが湧きやすいのが、個人向けの営業です。ショッピングセンターなどの建物内にある代理店で個人のお客様相手に旅行プランの提案を行います。お客様と最前線で関わる大切な場所です。近年はインターネットで予約する人が増えているため「実店舗は必要ないのでは」と言われることもありますが、インターネットではカバーできないニーズに対応している部分も多く、個人向けの営業は残っていくと思われます。

法人向けの営業

次に挙げられるのが法人向けの営業です。法人向けの営業では個人のお客様ではなく、一般企業、官公庁、教育機関といった団体に対して提案を行います。個人向けの営業の場合、自分が担当したお客様のツアーに添乗することはほとんどありませんが、法人向け営業の場合は自分が旅行を提案し、そのまま添乗まで行うこともあるようです。
相手が一般企業の場合、提案する旅行は視察・研修といった出張や成果を挙げた社員に対する報酬旅行など様々なものがあります。官公庁相手の場合、公務旅行の手配や国際会議に関わる雑務まで引き受けることがあります。相手が教育機関の場合、海外語学研修や修学旅行、手配も法人営業の仕事にあたります。この中で最も大きな比率を占めるのは一般企業と言われています。

商品企画

旅行を販売するのはもちろんですが、旅行会社で欠かせないのが旅行商品です。旅行商品は法人営業のようにお客様の要望に合わせて旅行をカスタマイズする場合もありますが、個人向けの場合はパッケージになっています。その際、航空券・電車のチケット・宿泊先などを仕入れることも商品企画の大切な仕事です。現地を実際に訪れること、出来上がったツアーをパンフレットの形にすることなども商品企画には欠かせない仕事です。

添乗員

旅先で案内をしてくれる添乗員も旅行会社の大切な仕事です。前述の通り、個人向け商品の場合は窓口で旅行の契約を行う社員と添乗員は異なります。総合職として採用された場合、添乗員になることはありません。しかし、研修中に実際のツアーに添乗し、現場の様子を勉強するということはあるようです。

旅行業界のインターン

毎年非常に人気がある旅行業界のインターン。筆者もとある企業のインターンに参加しました。インターンを通して実際の業務が体験できるとともに、その企業における働き方・事業内容がよくわかりました。

インターンの内容

インターンの内容は主に「事業理解」と「業務体験」の2つです。業務体験では、グループで一つの商品を作りプレゼンを行います。詳細はお伝えできませんが、「こんな仕事も旅行会社の領域なんだ」と身をもって体感することができ理解が深まりました。参加者はMARCH以上の学生ばかりでしたが、そのうち本選考を受けた学生はあまり多くないようでした。

インターン選考

インターンの選考内容はエントリーシート・グループディスカッション・グループ面接です。エントリーシートではインターンに応募した理由・学生時代に頑張ったこと、というオーソドックスな質問を聞かれました。グループディスカッションでは短時間でのフェルミ推定、そしてグループ面接ではエントリーシートの内容をもとに様々な角度から質問がありました。

旅行業界にはどのような人が多いか

旅行が好きな人

旅行業界にはとにかく旅行が好きな人が多いという印象を受けました。自分自身が国内・海外を旅していてそのまま仕事にしたいと考えているようです。場合によっては添乗することもあり、旅行が嫌いな人には向いていないと思いました。

自主性がある人

旅行業界で必要とされる人物像として自主性がある人が挙げられます。旅行という形のない商品だからこそ、その提案内容は個人によります。常に新しい提案をするために、様々な方向にアンテナを張り情報を吸収するといった自主性が大切です。

旅行業界の今後

今後、オリンピックを経て訪日外国人観光客はますます増加していくと考えられます。その中でインバウンド需要は増加の一途をたどるでしょう。一方、若者の海外離れが叫ばれており海外を訪れる日本人は減少していくと考えられます。旅行会社各社は海外からの観光客を取り込む動きを加速させると予想されます。その一方で、旅行業界の薄利多売な収益構造は依然として課題でしょう。

旅行業界の就活まとめ

旅行業界の業務は大変ですが、やりがいも非常に大きな仕事です。倍率も非常に高いため、ぜひ万全の準備をして選考に挑みましょう。