ページ上部バナー

ミスマッチを防ぎ就職活動を成功させるには、業界のことや企業のことをしっかり理解することが大切です。今回は川崎汽船の藤下さん・谷さんをお招きし、川崎汽船の魅力や働き方から海運業界のことまで詳しく教えていただきました。

海運業界とは

まずはじめに、川崎汽船が属する海運業界とはどのような業界なのか紹介します。

海運業界が担う役割

海運業界は物を運ぶことを生業とする運輸業にあたります。運輸業は大きく分けて「BtoC」と「BtoB」のビジネスがありますが、海運業界では「BtoB」のビジネスをメインに行っています。海運業界が担う大きな役割は「物に価値を与えること」です。例えば、メーカーが素晴らしい製品を製造したとしても製品が工場に置かれたままでは意味をなしませんが、船を使って必要な場所に物を届けることで製品の価値を発揮させています。

貿易貨物の99%以上を輸送

日本は島国なこともあり、貿易貨物の99%以上を海運が輸送しています。具体的にどのようなものを運んでいるのかというと、衣服や食べ物、建物や部屋を照らしている灯の原料など生活に関わるあらゆるものを運び人々の暮らしを支えています。

川崎汽船で働く魅力

運輸業を通じて社会のインフラや生活のライフラインを支える海運業界で、川崎汽船の社員として働く魅力を現役社員の藤下さんに教えていただきました。

グローバルに働ける

一つ目の魅力はグローバルな働きができることです。川崎汽船が扱う貨物は100%貿易物資となっており、必ず海外と接点を持って働くことができます。実際に5人に1人は海外に駐在して働いています。

ダイナミックな事業

二つ目の魅力はダイナミックな点です。川崎汽船の事業は非常にスケールが大きく、1人あたりの売上高は約7億円にも上ります。建造費が200億円にも上る船を約500隻保有しており、世界中を運行して業務を進めています。

川崎汽船の社風

川崎汽船とはどのような会社なのか、より詳しく知るために社風についても教えていただきました。

風通しが良い

谷さんは川崎汽船について、風通しの良い会社だと感じているそうです。社内でも飲み会の場でも、思ったことを言い合える環境だと話してくれました。

社員の距離が近い

藤下さんは川崎汽船は、社員の距離が近い会社だと話します。社員の距離が近いため、自分の意見も言いやすい環境にあるそうです。また、自分の意見をしっかり持って発信していくことが、社員の中でも共通認識としてあるそうです。そのため、川崎汽船の社員には自分がやりたいと思ったことを、自分で推し進めていく人が多くなっています。

海外勤務の実態

グローバルな働き方ができるのが川崎汽船の魅力の一つですが、実際に海外ではどのような仕事を行っているのか、シンガポールに駐在して働いている谷さんに教えてもらいました。

シンガポール事務所について

シンガポール事務所にはスタッフが約90人おり、その内10人程度が日本から出向しているグローバルスタッフとなっています。取り扱っている隻数としてはバルカーと呼ばれるばら積み船と中型タンカーを合わせて30隻ほどの運営を行っており、1回の輸送で数千万円から1億円単位と非常に規模の大きい仕事を担っています。

少数精鋭で大規模事業を担える理由

スタッフは約90人と決して人手が多くはない中で、大規模な事業を担えているのは顧客と良好な関係を構築できていることが大きいそうです。川崎汽船は顧客のハートを掴むのが比較的上手で、長年に渡って顧客と良好な関係を築くことができています。谷さん自身も先輩から引き継がれた顧客と関係が壊れないように、最初はミーティングを行うことから始め、月に一回何かしらの理由をつけコンタクトを取ることを心がけているそうです。基本的にはしっかり足を運んで顧客と直接会い、信頼関係を築くようにしていると谷さんは話します。

社員の裁量権が大きいシンガポールでの働き方

川崎汽船では社員の裁量権が非常に大きくなっています。谷さんはシンガポールに赴任したばかりの頃、判断に迷うことがあり上司に相談すると、「お前が決めてもってこい」と言われたことがあるそうです。始めは驚くこともあったそうですが、責任感が求められる環境下で働き徐々に腹が据わるようになってきたそうです。

駐在員の必要性とは

最近ではリモートワークも広がり駐在員の是非が問われることもありますが、実際に駐在員として働く谷さんは駐在員の必要性をどのように感じているのかお聞きしました。谷さんは駐在員の役割は重要だと捉えているそうです。仕事を行うのは人と人であり、人に訴求していくには距離を縮めて信頼関係を築くことが大事だと話します。シンガポールオフィスでタンカーといえば「谷さんに来て欲しい」と顧客に思ってもらえるように、意識して仕事に取り組んでいるそうです。距離ができてしまうと気持ちの共感もしにくくなってしまうと谷さんは話します。

川崎汽船では意志を持って働ける

川崎汽船は風通しの良い社風で自分の意見を発信しやすく、自分の意志に沿って仕事を進めやすい環境が用意されています。学生さんの中でもこだわりを持ってやりたいことを突き通したいと考えている方は、川崎汽船にマッチするのでは採用担当の藤下さんは話してくれました。

YouTubeで動画も公開中

川崎汽船の藤下さんと谷さんをお招きし、海運業界のことから川崎汽船での働き方まで詳しくお話しいただいた模様はYouTubeでも公開中です。記事には載せきれなかった貴重な話もまだまだたくさんあるので、ぜひYouTubeもチェックしてみてください。
川崎汽船様生ご登壇!就活解禁後最速で企業に生質問できる放送!