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IT業界への就活
IT業界への就活

近年さまざまな局面で利用される「IT」。個人利用のインターネットから、AI、クラウドなど企業を支える重要なツールまで、今やなくてはならない存在となっています。そんなITを活用する企業に目を向ける機会は、あまりないのではないでしょうか。この記事では、IT業界の紹介から実例を交えた就活方法まで、手広く紹介したいと思います。情報系ではない方、文系の方にもわかりやすく説明します。

IT業界ってどんなところ?

最新技術・主要会社の紹介

IT業界は日々成長しています。ITの技術の進歩とともに、活用が期待される場面は増え続け、それを支える企業は多くの人材を必要としています。ここでは、現在注目されているIT技術を紹介するとともに、その開発を進める主要会社を紹介したいと思います。
・AI
様々な場面での活躍が期待される人工知能を紹介します。人工知能というと、深層学習やビッグデータを活用し、チェスや将棋などでの活躍が話題になりました。産業面でも、コールセンターの仕事を補助するなどして、急速に進出している模様です。人工知能の開発は、日本IBMやNECなどが有名です。
・IoT
モノのインターネットとあるように、ネット環境につなげられたモノのことを指します。パソコン、携帯などだけではなく、建物、自動車、家電製品、など多岐にわたります。そうした製品をネット環境につなげることにより、個人の生活を豊かにします。また、産業においても、工場の機械などにセンサーを載せデータ収集することで、事故の発生頻度を減らすなどといった試みもあるようです。
・クラウド
クラウドとは、インターネット上にデータベース、サーバなど様々なサービスを管理しようとする枠組みのことです。会社から離れたところで社員の仕事を可能とするテレワークも、クラウド技術によるものです。Amazon Web Service, Microsoft, NTT コミュニケーションズなどが、クラウド技術の開発を進めている会社です。

業界の今後の展望

各企業は個々の強味を生かし、ビジネスでの棲み分けが行われる一方で、顧客は一つの技術だけに囚われないよりトータルなソリューションを求めている模様です。そのため、企業も持っている技術だけでなく、様々な分野に積極的に開発を進めている模様です。外部のベンダー(販売会社)が、各企業の持ち味を生かし組み合わせたソリューションを顧客企業に提案することもあります。そのため、IT業界内部では将来的には、統合されたより使いやすいIT技術が発展する模様です。
また技術が発展するにつれ、他業界に及ぼす影響も大きくなります。銀行や農業など様々な分野においてITが導入されることによって、人手不足を解消し、サービスの質を向上することも可能になります。こうした流れを受けて、社内にIT部門を創設する会社もあれば、そんな需要に応えるべく自らIT業界に参入するコンサルティング会社もあります。

どんな仕事があるの?

コンサル、SEなど多様な職種

ここでは、実際のシステム開発の一連の流れをたどり、それにまつわるさまざまな職種を紹介します。
システム開発はおおまかに、①要件定義②設計③開発④保守運用というながれで行います。こういったフローを各職種が分担してこなしています。
①要件定義の段階では、営業、コンサルタントが中心となり顧客と打ち合わせを繰り返すことで、開発するシステムの要望を聞き取ります。
②設計の段階では、顧客の要望をもとに、システムエンジニア(SE)はシステムの外観となる部分を企画します。
③開発の段階では、作成された設計をもとにプログラムを作成していきますが、大きなシステムになれば、外部のプログラマーと連携し作業を進めていきます。このようにシステム開発は様々な職種が特化して行う一方、経験を積めば全般を管理するプロジェクトマネージャー(PM)という職種に就く機会もあります。
④他にも保守・運用という段階がありますが、ここでは開発されたシステムのバグを修正したり、時期ごとにアップデートする必要のある項目を更新します。そして、顧客のヒアリングをすることで、サービスのさらなる向上を目指します。

どんな学生が受かっているの?

多種多様な学生ー情報系から文系までー

プログラミングの興味を持ち合わせながらも、実装された技術を有しているのは少数です。一部例外を除いて、新卒段階で即戦力として求められていない部分は、他の業界と似ています。情報系でなくとも、プログラミング経験がない人も、機会は開かれているといえます。ただし、ITに関わる仕事である以上、そういった技術に興味を持っていることは、必要不可欠です。面接などでITを活用した経験が質問されるのは、そのような背景があるためです。IT大手に内定した友人は文系出身でしたが、サークル活動で文書を取りまとめる際にクラウドを利用したことから、IT業界に興味を抱くきっかけを得ました。

IT業界まとめ

IT業界は、実情が分かりづらい部分は大きいです。しかしIT技術は多くの場面で活躍が期待されているため、様々な人を受けいれることのできる土壌があります。そのため、恐れずに選択肢の一つとしてみてみることをおすすめします。