人事評価

アセスメントツールとは?代表的な9つの手法とおすすめツール5選

アセスメントツール_手法_おすすめツール

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「アセスメントツールにはどのような種類があるのか?」「導入による効果は?」と、疑問を感じている人事担当者の方もいるでしょう。

人事領域でのアセスメントツールには、適性検査や360度評価などがあり、対象となる人材の特性を客観的に評価するときに活用されています。

アセスメントツールの導入によって、評価者の主観的な意見に左右されず、対象者の正確な能力の見極めが可能です。

これにより、人材の適正配置や育成計画の策定が可能となり、組織全体の生産性向上につながります。

ただしツール導入時は自社が抱える課題を明確にして、その課題解決に向けた目標を決めなければ、思うような効果が期待できません。

本記事で紹介している各ツールの特徴や導入時の注意点を参考にして、自社に合ったツールの選定に役立ててみてください。

アセスメントツールを導入し、自社で活躍する人材確保に取り組んでみましょう。

アセスメントツールとは?

アセスメントツール_とは

アセスメントツールとは、企業が従業員の能力や特性を客観的に評価し、人材管理や組織開発を手助けしてくれるツールのことです。

企業はツールの活用によって、主観的な意見に左右されることなく、客観的なデータにもとづいて評価や意思決定ができます。

そもそもアセスメントには、評価や査定の意味があり、ビジネスにおいては「自社基準にもとづいて対象を客観的に評価する」ことを意味します。

アセスメントをより詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。さまざまな分野で活用されているアセスメントの種類をわかりやすく解説しています。

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人事領域では2つのアセスメントが活用される

アセスメントツール_人事領域

人事領域においては、以下の2つのアセスメントが活用されています。

人材アセスメントは、採用候補者や従業員を対象として評価し、組織アセスメントは組織全体や部門を対象にしています。

両者のアセスメントの理解を深め、公平かつ適切な評価ができる仕組みづくりをしてみましょう。

人材アセスメント

人材アセスメントとは、対象となる人材の能力や性格、適性を測定・分析し、客観的に評価を行う手法のことです。

採用選考での適性検査、人材育成やキャリア形成に使われる360度評価などが、人材アセスメントで使われているツールです。

たとえば「360度評価」では、従業員のパフォーマンスを上司や同僚、部下など複数の視点から評価でき、より客観性の高い情報源となります。

以下の記事では、人材アセスメントの評価項目やおすすめツールを紹介しています。導入を検討している経営者や人事担当者の方は参考にしてみてください。

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組織アセスメント

組織アセスメントとは、組織全体や部門の状態・課題を把握し、改善策を検討する手法のことです。

労働環境や人間関係などの改善策を検討・実行して、組織の活性化と業績向上につなげることが、組織アセスメントのおもな目的です。

しかし、従業員個人の適性や能力を把握するには人材アセスメントの活用も欠かせません。

「組織」「人材」の両方のアセスメントを活用することで、組織の特性を分析した採用や人員配置が可能となり、効果的な組織開発や変革が促進されます。

代表的なアセスメントツール・手法【9種類】

アセスメントツール_手法_種類

代表的なアセスメントツールや手法について、以下の9つの種類をご紹介します。詳しい内容を確認したい方は、各ツールをクリックしてご覧ください。

種類概要
適性検査採用候補者の職務適性や能力を客観的に評価する検査
性格検査対象者の性格特性や行動傾向を把握する検査
個人特性診断従業員の特性や人物タイプを診断する方法
360度評価(多面評価)上司や同僚、部下など複数の関係者によって、従業員を多面的に評価する手法
アセスメント研修実務に近い状況でシミュレーションを行い、従業員の能力や資質を評価する研修
コンピテンシー(行動特性)診断対象者の行動特性を分析し、職務に対する能力があるかを診断する方法
エニアグラム性格診断対象者の性格を9つのタイプに分類し、特徴や傾向を診断する方法
DISC性格診断DISC理論にもとづいて、個人を4つの性格特性に分類し性格を診断する方法
知能検査個人の基礎的な能力を測定・評価する検査

以下より各ツールを詳しく解説していきますので、特徴や活用場面を把握し、自社の目的に適したツールを選択しましょう。

適性検査

適性検査とは、採用候補者の職務適性や能力を客観的に評価するための検査です。

一般的な適性検査は「能力検査」と「性格検査」で構成されており、採用候補者が持つスキルや特性が「自社にどの程度マッチしているか」を評価します。

以下の表は、適性検査の種類別における評価項目の一例です。

種類評価項目
能力検査・基礎学力
・一般常識(社会人基礎力、マナー など)
・言語能力(語彙力、文章読解、論理的思考力 など)
・非言語能力(計算、推論、数的理解力 など)
・英語理解力
性格検査・性格(人間性、考え方、価値観 など)
・行動特性(対人力、協調性 など)
・コミュニケーション能力・ストレス耐性

適性検査は、エントリーシートや面接ではわからない「基礎学力」や「人間性」などを測定・数値化し、採用時の評価材料として活用できます。

以下の記事では、適性検査を導入するメリットについてより詳しく解説しています。おすすめの適性検査ツールも紹介していますので、導入時の参考にしてみてください。

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性格検査

性格検査は、行動や考え方に関する質問を行い、対象者の性格特性や行動傾向を把握するための検査です。

採用候補者や従業員を対象に行われる性格検査は、個々の性格や行動パターンから「どのような環境で生産的に働けるか」を判断するのに役立ちます。

また、仕事に対する積極性や協調性、メンタル面なども評価対象です。

一般的に性格検査は、前述した適性検査に含まれていますが、従業員を対象にしている場合は、性格検査のみを行うケースもあります。

個人特性診断

個人特性診断とは、従業員の特性や人物タイプを深く理解するために行われ、一般的に信頼性の担保された診断サービスやサーベイ(質問形式の調査)を活用します。

サーベイについて詳しく知りたい方は以下の記事を確認してみてください。サーベイの種類や導入手順をわかりやすく解説しています。

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個人特性診断によって、個人が持つ能力や傾向、価値観などが明らかとなり、以下のような人物タイプごとの特徴も把握できます。

  • 人物タイプ別の職務適性
  • 各人物タイプ相互の関係性
  • ポジティブ・ネガティブなときの状態
  • コミュニケーションの特徴

たとえば、適性検査『ミキワメ』の場合、従業員が性格検査(1回10分)を受検することで、性格傾向ごとに「16個の人物タイプ」への分類が可能です。

ミキワメ_人物タイプ

360度評価(多面評価)

360度評価とは、従業員のパフォーマンスや能力に対して、上司・同僚・部下など複数の関係者によって、多面的に評価を行う手法のことです。

従来の上司による人事評価だけではなく、評価対象者と近い立場の人からの評価を含めることで、属人性を取り除いた客観的な評価ができます。

評価項目は、管理職と一般社員の場合で異なるため、対象者を選定するときは注意しましょう。

360度評価について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。導入によるメリットや企業の成功事例を解説しています。

360度評価のメリット・デメリットとは?導入のポイントや成功事例を学んで効果的に運用しよう 360度評価とは、「一人の従業員に対して上司や同僚、部下などさまざまな関係者が評価する手法」です。 上司のみが行う従来の人事評価...

アセスメント研修

アセスメント研修とは、実務に近い状況でシミュレーションを行って、従業員の能力や資質を評価する研修のことです。

シミュレーションでは、受講者がそれぞれの役割を持ったシチュエーションをつくり、課題解決への行動や言動を第三者が評価していきます。

アセスメント研修は社内講師による研修以外にも、外部機関による専門家が行うケースもあります。

第三者や専門家による評価によって客観性の高いフィードバックが受けられるため、より深く受講者の能力や特性の把握が可能です。

コンピテンシー(行動特性)診断

コンピテンシー診断は、対象者の行動特性(行動・思考パターン)を分析して、特定の職務や役割に対する能力があるかを診断する方法です。

そもそもコンピテンシーには「能力」「技量」などの意味があり、ビジネスにおいては「仕事の成果を上げる人材の特徴や行動特性」として用いられます。

コンピテンシー診断は行動特性の「良し悪し」や、能力の「高い低い」を決めるものではありません。

あくまで対象者の行動パターンを把握して、自社の職務にどのように貢献してくれるかを判断するための診断です。

エニアグラム性格診断

エニアグラム性格診断は、対象者の性格を9つのタイプに分類し、特徴や傾向を把握するための診断です。

エニアグラムとは?

円周上に9つの点とそれらを結ぶ線で構成された図形のこと。

この診断の特徴は、9つの異なるタイプが独自の特性を持っており、それぞれの行動パターンや心理的な思考を把握できる点です。

企業がエニアグラム性格診断を行うことで、従業員の性格タイプを客観的に把握でき、仕事に対する適性の判断材料として活用できます。

DISC性格診断

DISC性格診断とは、心理学者のウィリアム・モールトン・マーストンが提唱した「DISC理論」にもとづいた性格診断ツールです。

DISCとは、性格特性を4つに分類した言葉の頭文字をあらわし、各性格タイプは以下のような特徴を持っています。

性格タイプ特徴
Dominance(主導型)責任感やチャレンジ精神を持ち、仕事に対して一生懸命に取り組む
Influence(感化型)社交性があり、積極的にコミュニケーションを取る
Steadiness(安定型)粘り強く仕事に打ち込み、安定した成果を上げる
Conscientiousness(慎重型)論理的な思考力を持ち、仕事を計画的かつ慎重に進める

個人が「どのような性格や行動傾向を持っているのか」を把握することで、組織内での役割分担やコミュニケーションの取り方が明確になります。

知能検査

知能検査は、個人の知識や技能、思考などの基礎的な能力を測定・評価する検査です。

標準化されたテストによって、一定水準の測定結果が得られるうえに、数値化されたデータをもとに客観性のある評価ができます。

企業においては「仕事をするための能力があるか」や「能力を活かせるポジションがあるか」など、人事面での評価にも役立ちます。

一般的に知能検査は、他の心理テストと併用して実施されており、前述した適性検査としても活用されている検査です。

アセスメントツール導入による3つのメリット・効果

アセスメントツール_導入_メリット

アセスメントツールを導入することによって、以下のようなメリットや効果が得られます。

アセスメントツールは、組織の効率的な人材管理を実現し、従業員の能力開発にも貢献する有効な手段です。

以下より、メリットを一つずつ解説していきます。

ミスマッチによる早期離職を防げる

アセスメントツール導入によるメリットの一つは、採用ミスマッチによる早期離職が防げる点です。

その理由は、自社の採用基準に沿って、候補者の能力や性格を客観的に評価し、自社との適合度を正確に判断できるためです。

実際に、採用した人材の定着を図るため人事施策に取り組んだ企業では、新規大卒者の離職率が約15%から約9%まで改善しています。
参考:3年間で離職率が劇的に改善!レオパレス21はなぜ変われたか?|リクナビNEXTジャーナル

採用時のミスマッチを最小限に抑えることで、早期離職(入社3年以内の離職)が低下し、結果として雇用の安定性も高められます。

ミスマッチと早期離職は別の記事で詳しく解説していますので、採用活動で悩んでいる人事担当者の方は確認してみてください。

人材の能力・性格が客観的に把握できる

アセスメントツールの導入によって、人材の能力や性格を客観的に把握できる点もメリットの一つです。

仕事への適性や個人の強み、不足している点を正確に把握することは、組織内での適切な役割分担やキャリア形成をするうえで重要です。

そのため、人事評価の一つの手段として、アセスメントツールを活用した公平性のある評価が求められています。

ただし、アセスメントツールでの評価だけで人事評価するのは避け、あくまで一つの評価手段として捉えましょう。

人事評価における基準や評価手順を詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

人事評価とは?目的・考え方・評価の方法を解説
人事評価とは?目的と評価基準、方法を理解して人材を管理・育成しよう人事評価は、人材の育成と管理を目的とした評価制度です。本記事では人事評価の概要と目的、評価基準とともに人事評価制度の適切な運用方法を解説しますので、人事担当者の方は参考にしてみてください。...

リーダー候補となる人材の育成に役立てられる

アセスメントツールは、管理職やリーダー候補となる人材育成にも役立てられます。

評価項目には、マネジメントスキルやリーダーシップなどの「チームや部下をまとめる能力」の内容が含まれています。

そのため、チームの発足時や再編時に、リーダー候補となる人材の発掘と、成長を促進させるための育成プログラムの提供が可能です。

将来のリーダー候補を育成することは、組織の持続可能な成長に必要不可欠であり、その基盤構築にアセスメントツールが役立ちます。

アセスメントツール導入によるデメリット

アセスメントツール_導入_デメリット

アセスメントツールは、評価プロセスを効率化できる便利なツールですが、以下のようなデメリットも考慮しておかなければなりません。

上記のデメリットを理解したうえで、アセスメントツールの導入を慎重に検討しましょう。

ツールの導入費用や運用コストがかかる

アセスメントツールには、以下のようなシステムの導入費用や、運用コストがかかるデメリットがあります。

  • ツール自体の購入費用
  • ツールの月額費用
  • 専門家のコンサルティング費用

費用的なコスト以外にも、データ管理や結果の分析に関わる人件費も考慮しなければなりません。

運用コストはツール導入後の継続的な支出となるため、長期的な資金計画を立てる必要があります。

導入が目的になると思うような効果が得られない

アセスメントツールを導入しただけでは、評価データをうまく活用できず、思うような効果が得られません。

また、効果が出ないことに対して、協力した従業員から不満の声が上がり、組織への信頼感が低下する可能性もあります。

ツールを導入するときは、具体的な目標や期待される効果を明確にし、達成するためには「どのようにツールを活用するか」の計画が必要です。

各企業が提供しているツールの特性や機能を検討し、組織のニーズに適したものを選定しましょう。

おすすめのアセスメントツール5選

アセスメントツール_おすすめ

ここからは、おすすめのアセスメントツールを5つご紹介していきます。

採用や人員配置の場面で効果を発揮する「適性検査」と「360度評価」のツールをピックアップしました。

ツール種類活用シーン導入が適している企業
ミキワメ適性検査・採用
・人員の適正配置
・サポートを受けながら自社独自の採用基準を構築したい
・従業員が活躍できる配属先を客観的に見極めたい
SPI3適性検査・採用
・人員の適正配置
・人材育成
・実績や信頼のある適性検査を導入したい
・キャリア形成に向けた従業員の特徴を可視化したい
GAB適性検査採用・複数の職務に対し、それぞれの適性を評価し比較したい
・受検者のチェックポイントを作成し、採用面接に活用したい
HRBrain360度評価人材育成・テンプレートを活用して効率的に人物評価したい
・既存システムとデータ連携して活用したい
カオナビ・人材データベース
・360度評価 など
・採用
・人員の適正配置
・人材育成
・人材データベースと連携して、従業員個々の能力を見極めたい
・採用から人材育成まで、トータルで活用できるツールを導入したい

アセスメントツールは、採用や人材育成など「目的」や「活用シーン」に応じた使い分けが必要です。

後述している「アセスメントツールの選び方」とあわせて、導入時の参考にしてみてください。

※各ツールの概要は、2024年3月現在の情報にもとづき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトでご確認ください。

1:ミキワメ 適性検査

ミキワメ_適性検査
種類適性検査(性格検査、能力検査)
活用シーン・採用(新卒、中途)
・人員の適正配置
検査内容・性格検査(価値観、コミュニケーション、バイタリティなど)
・能力検査(言語理解、文章構成力、図表処理など)
・ストレス耐性検査(職場適応力、メンタスヘルスなど)
・自社のハイパフォーマーとの適性度分析
テスト形式Webテスト
費用(税込)・システム利用料:3万3000円〜/月(年間契約)
・受検料:550円/人(既存社員は無料)
公式サイトhttps://mikiwame.com/
提供企業株式会社リーディングマーク

適性検査『ミキワメ』は、採用候補者の受検結果と採用基準を照らし合わせて、自社で活躍してくれる人材を見極められます。

従業員への受検(無料)を通して、各部署との適正度合いも確認できるため、個々の能力が活かせる人員配置も可能です。

『ミキワメ』が適している企業

サポートを受けながら自社独自の採用基準を構築したい従業員が活躍できる配属先を客観的に見極めたい

ミキワメ適性検査の概要や検査項目について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。特徴や選び方もわかりやすく解説しています。

ミキワメ_概要_解説
『ミキワメ』適性検査の概要は?人材分析に特化した3つの特徴を解説適性検査『ミキワメ』は「活躍できる人材を見極める」ことに特化した適性検査です。自社の社風を分析し採用基準を策定可能です。ミキワメを導入する手順も解説していますので、自社への導入を検討してみてください。...

2:適性検査 SPI3

SPI_適性検査

出典:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

種類適性検査(性格検査、能力検査)
活用シーン・採用(新卒、中途)
・人員の適正配置
・人材育成
検査内容・性格検査(組織適応性、面接チェックポイント)
・基礎能力検査(コミュニケーション、思考力など)
テスト形式・Webテスト
・ペーパーテスト
費用(税込)
※大卒採用向け
SPI3-Uの場合
・初期費用:無料・テストセンター:6050円/人
・インハウスCBT:4400円/人
・Webテスト:4400円/人
・ペーパーテスト:5500円/人
公式サイトhttps://www.spi.recruit.co.jp/
提供企業株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

『SPI3』は、年間1万5500社もの企業が導入している、実績と信頼性がある適性検査です。

採用だけではなく、従業員を対象とした性格検査もできるため、マネジメントや人材育成にも活用できます。

『SPI3』が適している企業

実績や信頼のある適性検査を導入したいキャリア形成に向けた従業員の特徴を可視化したい

『SPI』の検査内容や適性検査との違いは、別の記事で解説しています。より詳しい内容を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

3:総合適性テスト GAB

GAB_適性検査

出典:日本エス・エイチ・エル株式会社

種類適性検査(性格検査、能力検査)
活用シーン・採用(新卒)
検査内容・知的能力(言語、計数)
・パーソナリティ・職務適性
・将来のマネジメント適性
テスト形式・Webテスト
・マークシートテスト
費用(税込)【Webテスト】
・年間利用料:132〜275万円
・受検料:550〜1100円/人
【マークシートテスト】
・問題冊子:660円/冊
・採点処理:3850円/人
公式サイトhttp://www.shl.co.jp/
提供企業日本エス・エイチ・エル株式会社

『GAB』は、新卒総合職の採用を目的とした適性検査で、知的能力と性格的要素の測定が可能です。

採用時に把握すべき「ヴァイタリティ」や「チームワーク」を測定し、営業や研究開発など8つの職務適性の予測ができます。

『GAB』が適している企業

複数ある自社の職務に対し、それぞれの適性を評価し比較したい受検者のチェックポイントを作成し、採用面接に活用したい

『GAB』について詳しく知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。検査内容や導入時のポイントをわかりやすく解説しています。

GAB
適性検査のGABとは?人事が知っておきたい検査内容やメリット・デメリットを解説GABとは新卒総合職の採用に適した適性検査で、一般的な基礎能力と性格傾向を把握できます。本記事では、GABの検査内容とメリット・デメリットについて解説しますので、適性検査選びの参考にしてみてください。...

4:HRBrain 360度評価

HRBrain_360度評価

出典:株式会社HRBrain

種類360度評価(多面評価)
活用シーン人材育成
評価内容・リーダーシップ
・課題設定力
・業務遂行力
・コミュニケーション
・柔軟性
・自発性
回答方式Web
費用(税込)要問い合わせ
公式サイトhttps://www.hrbrain.jp/360-feedback
提供企業株式会社HRBrain

『HRBrain 360度評価』は、上司・同僚・部下からの評価を分析し、従業員の成長を支援するためのツールです。

多面的な評価によって、強みや弱みに対する「気づき」を促すことで、従業員の納得感を得られやすい特徴があります。

評価の全プロセスはクラウド上で完結し、未回答者への催促もスムーズに行えます。

『HRBrain 360度評価』が適している企業

テンプレートを活用して効率的に人物評価したい既存システムとデータ連携して活用したい

5:カオナビ タレントマネジメント

カオナビ_タレントマネジメントシステム

出典:株式会社カオナビ

種類・人材データベース
・360度評価(多面評価) など
活用シーン・採用(新卒、中途)
・人員の適正配置・人材育成
評価内容
※360度評価
の場合
・リーダーシップ
・組織づくり
・メンバー育成
・主体性
・実務遂行力
・協調性
回答方式Web
費用(税込)要問い合わせ
公式サイトhttps://www.kaonavi.jp/
提供企業株式会社カオナビ

『カオナビ』は、従業員の個性や才能を発掘して、組織や人材のパフォーマンス最大化を目指すツール(タレントマネジメントシステム)です。

  • 人材情報の一元化と可視化
  • 人事業務と評価運用の効率化
  • 採用のミスマッチ分析

上記のようにさまざまな機能を持っており、組織のあり方や働き方の改善にも活用できます。

『カオナビ』が適している企業

人材データベースと連携して、従業員個々の能力を見極めたい採用から人材育成まで、トータルで活用できるツールを導入したい

人材データベースとは、従業員一人ひとりのあらゆる情報を集約して一元管理できるシステムのことです。より詳しい内容を知りたい方は、以下の記事を確認してみてください。

人材データベース_目的_項目_メリット
人材データベースとは?構築する目的や7つの項目・メリットを解説人材データベースとは、社員の基本属性や人事評価などの情報を一括で管理することを指します。構築する主な目的は、適材適所の人員配置や人事施策への活用です。本記事では導入のメリットや注意点を解説しています。...

失敗しないアセスメントツールの選び方

アセスメントツール_選び方

アセスメントツールを選ぶときは、以下のポイントを考慮しておきましょう。

ツール選定に失敗しないためには、期待される効果と予算のバランスの検討が重要です。

以下より、ツールの選び方を一つずつ解説していきます。

導入前に目的や活用方法を明確にする

アセスメントツールの導入前には、組織のニーズや目的を明確にして「どのような場面でどう活用するのか」を決めておきましょう。

たとえば、以下のように具体的な目標を設定しておくことが重要です。

  • 採用プロセスの改善
  • 従業員の能力開発
  • 組織の強み・課題の把握

目的が不明確でツールをうまく活用できなければ、導入コストや管理体制を構築した労力が無駄になってしまいます。

具体的に目的や活用方法を決めておくことで、ツールの選定や導入後の運用が効果的なものになります。

自社に必要な測定項目があるかを確認する

アセスメントツールには、目的や活用方法に応じたさまざまなサービスがあり、それぞれ測定できる項目が異なります。

そのため、ツール導入前には「どのような情報の測定が必要か」を明確にしたうえで、各サービスの測定項目の確認が必要です。

アセスメントで測定する項目は、多すぎず少なすぎないベストな内容を検討し、自社に最適なツールを選択しましょう。

予算内で導入できるかを検討する

「自社の予算内で導入できるか」についても、アセスメントツールを選ぶときに注意しておきたいポイントです。

適切な予算設定を行うことで、自社の財務状況に負担をかけずに、効果的なアセスメントの取り組みが導入できます。

ツール導入時は、システムの設定費用やサポート費用、月額費用など全体的なコストを詳細に把握しておきましょう。

また、自社の目的に見合ったツールを採用し、必要以上の機能を求めないことも重要です。

採用で適性検査の導入を考えている人事担当者の方は、無料で受検ができる『ミキワメ』を利用してみてはいかがでしょうか。資料ダウンロードも無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ:アセスメントツールを導入して自社の強みを発見しよう

アセスメントツール_導入_自社_強み

今回の記事では、アセスメントツールの概要と種類、導入によるメリットをご紹介しました。

アセスメントツールには、適性検査や360度評価など多種多様なツールがありますが、それぞれ評価項目や活用シーンが異なります。

まずは「自社の課題をどのように解決したいのか」を明確に決めてから、ツールの導入を検討しましょう。

「自社独自の採用基準を構築したい」と考えている人事担当者の方は、適性検査『ミキワメ』を導入し、採用活動に活用してみてください。

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