新卒・中途採用の現場では、書類選考や面接だけでは判断できない応募人材の特性を把握するために「適性検査」を実施する企業が増えています。
適性検査はその人材が持つ職務や仕事に対する適性を測定する検査であり、主に知能やパーソナリティ(性格)、コンピテンシー(行動特性)やストレス耐性などを見極める目的で活用されています。
- 適性検査とはそもそも何か
- 導入したいけど、自社に適した適性検査がわからない
というお悩みを抱える企業様に向けて、適性検査の種類や選び方、導入によるメリットやデメリットを解説していきます。

- 適性検査とは?
- 適性検査の種類と評価内容
- 適性検査を行う目的
- 適性検査のテスト方式の違い
- 適性検査のテスト形式の種類
- 適性検査のメリット
- 適性検査のデメリット
- 適性検査の一覧と比較【24種類】
- 1.ミキワメ|採るべき人が一目でわかる業界最安値の適性検査
- 2.SPI|人柄を74,000パターンから確認できるオーソドックスな適性検査
- 3.GAB|日系企業を中心に導入されている総合適性検査
- 4.CAB|SEやプログラマーなどの適性を診断する
- 5.DPI|将来開発可能な態度能力を診断できる
- 6.DIST|ストレス耐性が高い人材を見抜ける
- 7.DBIT|業務遂行上の正確性と効率性が判定できる
- 8.玉手箱I Ver.2|新卒採用の母集団形成や初期選考に活用できる
- 9.玉手箱Ⅲ|知的能力とパーソナリティから応募者の特徴を把握できる
- 10.Compass|ネガティブチェックによる適性検査が可能
- 11.CUBIC|10,000社が利用した新卒採用・教育研修向けの適性検査
- 12.V-CAT|1,000万人を超えるデータに基づく解析
- 13.ジョブテスト|採用面接の合否ジャッジを自動化するスキルテスト
- 14.tanθ|活躍人材の見極めからチームビルディングまで活用できる適性検査
- 15.アッテル|AIで活躍人材を見極める適性検査
- 16.ミツカリ|応募者と自社社員や組織との相性を可視化できる適性検査
- 17.3Eテスト|短時間で活躍できる人財を発見できる
- 18.内田クレペリン検査|年間70万人が受検する心理テスト
- 19.HCi-ab|応募者の基礎能力を診断できる
- 20.HCi-AS|人材の業績につながる力を診断できる
- 21.SCOA総合適性検査|個人の持ち味を多面的に評価できる
- 22.TAP|対人や社会への不調和傾向を測定できる
- 23.PETⅡ|応募者の組織人材としての適性を多面的に評価できる
- 24.不適性検査スカウター|失敗しない人材採用を叶える不適性検査
- 適性検査の選び方
- 適性検査を受検する方へ:対策について
- 適性検査は一度試してから選ぶのがベスト
適性検査とは?
適性検査とは「人材が職務や仕事に対して適性があるかを測定する検査」です。
新卒・中途採用では書類選考や面接などに加えて、パーソナリティやコンピテンシーなど個人の内面を客観的に見極めるツールとして活用されています。
ただし、新卒採用と中途採用では、適性検査の主な利用目的が少々異なります。
- 新卒採用:社会人基礎力を持つ人材か、社風や配属部署に適しているかを見極めたい
- 中途採用:離職リスクが少ないか、募集職種や人物像にマッチするかを見極めたい
このように、適性検査は学力や性格だけではなく組織や職種への適性も測定できるため、採用活動を問わず必要なツールとなりました。
株式会社リクルートキャリアの調査では、「採用時に適性検査・筆記試験を実施する」と答えた企業が90.1%であり、非常に多くの企業で適性検査が導入されていることがわかります。
また近年では、既存社員に対して適性検査を実施する企業も増加しました。主な目的は、タレントマネジメントや組織開発などです。人事部門は、適性検査によって既存社員の資質や特性を把握し、適材適所の配置配属に役立てています。
参考:株式会社リクルートキャリア|就職白書2022(p.11)
適性検査の種類と評価内容
適性検査は評価内容ごとに4種類に大別されます。整理すると以下のとおりです。
種類 | 評価内容 |
基礎知的能力(知能) | ・論理性、思考力、数値能力、演算処理能力など ・基本的な知的能力 ・社会人としての教養や知識、ビジネスマナーなど |
パーソナリティ(性格) | ・協調性、責任感、価値観、考え方の軸 ・態度、バイタリティーなど |
コンピテンシー(職場適応力) | ・高い業績や成果につながる行動特性を持っているか ・職務適性や対人関係能力、意欲や職務態度など |
ストレス耐性(メンタル耐性) | ・ストレス耐性がどの程度あるか |
適性検査を提供する企業によって表現こそ異なりますが、「知能」「パーソナリティ」「コンピテンシー」「ストレス耐性」を評価するものが多いです。
適性検査には能力検査と性格検査がある

適性検査は評価内容の違いから、「基礎知的能力」は能力検査、「パーソナリティ、コンピテンシー、ストレス耐性」は性格検査として分けられることもあります。
導入の際は、「どの評価内容を選考の指標にすべきか=人材の何を知りたいのか」に合わせて、適性検査を検討しましょう。
適性検査を行う目的
企業が適性検査を行う主な目的は、以下の4つです。
基礎学力や能力などを把握する
適性検査では、言語分野(主に国語)と非言語分野(主に数学)の能力を可視化できるため、仕事を進めるうえで必要不可欠な基礎学力や能力を兼ね備えているかを判断できるようになります。
検査結果では「論理的に思考する能力はあるのか」「複雑な課題を解決できるのか」「効率的かつ合理的に仕事を進められるのか」などが数値化され、他の候補者・応募者との比較も容易です。
性格や特性を可視化する
仕事への向き合い方やストレス対処法、内面や思考のクセなどは、面接の受け答えだけでは見極めにくく、面接官の評価にバラつきが出やすくなります。
適性検査では、このような性格や行動特性といった素質の可視化・数値化が可能です。
また、「企業風土に適性があるのか」「募集職種に適性があるのか」「職場の雰囲気に馴染めるのか」など、応募者の組織適応度を事前に把握できるため、配置配属のミスマッチも防げるでしょう。
客観的データで人物評価を行う
面接や選考の合否判定において、面接官の主観的な評価はできるだけ排除することが望まれます。
適性検査の結果を用いることで、個人の能力や性格を定量的な数値で比較できるため、面接や応募書類の印象に左右されず、客観的なデータに基づいて人物評価できます。
適性検査の結果を採用合否の判断材料にすれば、面接官ごとの価値観やバイアス、好みなどで評価がバラつくリスクを軽減できます。
また、「自社の求める人材との適性」「募集職種のモデル人材と近い特性」などを評価軸にすれば、将来の活躍人材や幹部候補の見極めに役立つでしょう。
企業と応募者のミスマッチを防ぐ
応募者の基礎学力や性格、行動特性などを理解することで「求める人物像・職種にマッチするか」を入社前に判断できるため、企業と応募者双方のミスマッチの防止が期待できます。
感覚や印象だけで「なんとなく社風に合いそう」「きっと活躍してくれるだろう」と採用しても、入社後にギャップを感じて早期離職されてはコストや時間が無駄になってしまいます。
面接の印象と適性検査の結果を、複合的に判断材料とすれば、社風や募集職種にマッチする確度の高い人材を獲得できるでしょう。
適性検査のテスト方式の違い
適性検査のテスト方式には、「ノーマティブ方式」と「イプサティブ方式」の2つがあります。
ノーマティブ方式では、一つの質問に「はい」か「いいえ」の2択で答える、あるいは、一つの質問に対して3〜5段階の評定から当てはまるものを答えます。
一方、イプサティブ方式は、複数の質問項目を一組にして、「自分に最も当てはまる項目(または、最も当てはまらない項目)」を選ぶ方式です。
各方式のメリットとデメリットを整理すると以下のとおりです。
テスト方式 | メリットとデメリット |
ノーマティブ方式 | 【メリット】 ・質問がシンプルで、受検者が答えやすい 【デメリット】 ・回答を操作しやすく、嘘の人物像を作りやすい |
イプサティブ方式 | 【メリット】 ・嘘をつきにくく、意図的な結果になりにくい 【デメリット】 ・受検者が答えにくい |
現在、多くの適性検査ではノーマティブ方式が採用されています。
適性検査のテスト形式の種類
適性検査のテスト形式は4種類あります。形式ごとのメリットとデメリットを整理すると以下のとおりです。

テスト形式 | メリットとデメリット |
Webテスト | 【メリット】 ・パソコンなどを使ってWeb上で実施できる ・ペーパーテストに比べ、集計や分析が容易である ・受検会場や監督者の手配が不要で労力がかからない ・時間と場所を選ばずに受検できるため、受検者の負担が軽い 【デメリット】 ・「替え玉受検」のような不正が起こることもある |
ペーパーテスト (マークテスト) | 【メリット】 ・筆記テストやマークテストが主流なので集計しやすい ・採点を提供会社に委託すれば自社の負担が軽減できる 【デメリット】 ・Webテストに比べ、集計や分析に時間がかかる ・受検会場や監督者の手配に労力やコストがかかる ・受検者を会場へ集めて実施するため、受検者の負担が大きい |
テストセンター | 【メリット】 ・適性検査用の外部会場に受検者を集めて実施できる ・自社で受検会場や監督者を手配する手間がかからない ・全国の主要都市にあるため、受検者が移動しなくて良い ・身分証明書を提示するため、「替え玉受検」の不正リスクが低い 【デメリット】 ・運営委託のコストがかかる |
インハウスCBT | 【メリット】 ・会社説明会や社員懇親会などを同時に開催できる ・自社の受検会場やパソコンで実施でき、結果をすぐ取得できる 【デメリット】 ・運営委託費用は抑えられるものの、自社の人手や負担が増える ・受検会場の広さやパソコン台数の都合で、受検人数に制限が出る |
テスト形式によって、費用や労力、集計や分析レポートが出るまでの時間、不正が起こるリスクなどは異なります。形式ごとのメリットやデメリットを念頭に置き、自社に適した適性検査を選ぶときの参考にしてみてください。
適性検査のメリット
適性検査を導入することでもたらされるメリットは以下のとおりです。
- 人物評価の客観性を担保できる
- 面接や書類選考だけでは見えない点を評価できる
- バラツキが起こりやすい人物評価を標準化できる
- 既存社員が受検すれば、ハイパフォーマーの特性を分析できる
- 個人の特性を把握できるため入社後の配属先や教育研修に活用できる
新卒・中途採用の場面では個人の特性が数値化・データ化されるため、人物評価の客観性が担保できます。さらに、既存社員が受検すれば自社のハイパフォーマーがどのような資質や特性を持つかを分析できるため、今後の組織開発や人材開発にも役立てることができるでしょう。
適性検査のデメリット
適性検査の導入には以下のようなデメリットがあるため、検討の際は注意しましょう。
- 受検者が嘘の回答をすれば、検査結果が操作できてしまう
- 導入費用や適性検査運用には一定の人的リソースや時間的コストがかかる
適性検査は、特に性格検査では合格のために自分を良く見せようと嘘の回答をする受検者も0(ゼロ)ではないため、結果を鵜呑みにしてはいけません。また、導入や運用には一定のコストがかかり、リソースが必要となる点に注意が必要です。
導入の際は、適性検査を人物の特性を理解するための判断材料として活用し、書類選考や面接と照らし合わせて最終的な合否判定を出しましょう。
適性検査の一覧と比較【24種類】
24種類ある適性検査を一覧形式で順番に紹介していきます。
後ほどご紹介する適性検査の選び方と併せて、自社に最適な適性検査を選ぶ際にご活用ください。
※各適性検査の概要は2023年4月現在の情報に基づき作成したものです。変更の可能性もあるため、詳細は各社Webサイトなどでご確認ください。
1.ミキワメ|採るべき人が一目でわかる業界最安値の適性検査

【特徴】
- 無料の社員受検を通して、組織分析や自社独自の採用基準の作成ができる
- 候補者の受検結果と採用基準と照らし合わせて、自社で活躍できる人材かを可視化できる
- 各部署ごとに相性を確認できるため、配置配属にも活用できる
- 就活人気企業トップ100社のうち87社が導入している
コスト | ・システム利用料: 3万円〜/月(税別)(※年間契約) ・受験料: 従業員0円、候補者500円/名(税別) |
時間 | ・性格検査10分 ・能力検査20分 |
テスト形式 | ・WEB |
検査内容 | ・性格検査 ・ストレス耐性検査 ・能力検査 ・自社のハイパフォーマーとの適正度分析 |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、社員(社会人) |
提供企業 | 株式会社リーディングマーク |
2.SPI|人柄を74,000パターンから確認できるオーソドックスな適性検査

【特徴】
- 応募者の人柄を74,000パターンの中から簡単に確認できる
- SPI利用企業のうち約7割が従業員数300人未満の中小企業
コスト ※大卒採用向け SPI3-Uの場合 | ・初期導入費用: 無料 ・テストセンター: 5,500円/名 ・インハウスCBT: 4,000円/名 ・WEBテスト: 4,000円/名 ・ペーパーテスト: 5,000円/名 |
時間 | ・WEB: 65分(能力検査35分、性格検査30分) ・テストセンター: 65分(能力検査35分、性格検査30分) ・マークシート: 110分(能力検査70分、性格検査40分) |
検査方法 | ・WEB ・マークシート |
検査内容 | ・性格検査(組織適応性、面接チェックポイント) ・基礎能力検査(コミュニケーション、思考力など) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、高卒採用 |
提供企業 | 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ |
3.GAB|日系企業を中心に導入されている総合適性検査

【特徴】
- 将来のマネジメント適性や組織適応性などを判定できる
- 営業、研究開発など7つの職務適性を予測できる
- 英語受検、個人結果出力に対応している
コスト | ・初期導入費用: 150万~250万(税別) ・ペーパーテスト: 4,100円/名(問題600円+採点3,500円) ・WEBテスト: 1,200,000円/年+1,000円/回 または 2,500,000円/年+500円/回 |
時間 | ・マークシート: 90分 ・WEB: 80分 |
テスト形式 | ・マークシート ・WEB |
検査内容 | ・知的能力(言語、計数) ・パーソナリティ ・職務適性 ・将来のマネジメント適性 |
対象範囲 | 新卒採用 |
提供企業 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
4.CAB|SEやプログラマーなどの適性を診断する

【特徴】
- SEやプログラマーなどコンピュータ職の職務適性を診断する適性検査
- 「チームワーク」「ヴァイタリティ」など9つの特性を予測できる
- 英語受検、個人結果出力に対応している
コスト | ・初期導入費用: 150万~250万(税別) ・ペーパーテスト: 4,100円/名(問題600円+採点3,500円) ・WEBテスト: 30,000円/年+3,000円/回 |
時間 | ・マークシート: 95分 ・WEB: 72分 |
テスト形式 | ・マークシート ・WEB |
検査内容 | ・知的能力(暗算、法則性、命令表、暗号) ・性格検査(パーソナリティ(OPQ)) |
対象範囲 | 新卒採用 |
提供企業 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
5.DPI|将来開発可能な態度能力を診断できる

【特徴】
- 豊富な調査データによる結果と実績があり、信頼のおける診断結果を得られる
- 職場に適応して実績を上げる人材を判定できる
- パーソナリティ特性である「態度能力(対人関係処理能力と意欲)」を診断できる
- 自己採点方式の「DPI」、WEB受検方式の「Web-DPI」、コンピュータ診断方式の「DPI-COM」、中国語対応の「DPI-C」と受検方式が多い
コスト | ・初期導入費用: 記載なし ・ペーパーテスト: 900円/名 ・WEBテスト: 2,500円/名(大量受検者プランは1,500円/名) ・コンピュータ版: 2,500円/名 (31〜100名なら2,250円、101名以上なら2,000円) |
時間 | ・マークシート: 20分 ・WEB: 20分 ・コンピュータ: 20分 |
テスト形式 | ・マークシート ・WEB ・コンピュータ |
検査内容 | ・態度能力(積極性、協調性、慎重性、責任感) ・仕事への態度(活動性、持久性、思考性、自主性、自己信頼性) ・対人関係(共感性、指導性、感情安定性) ・組織への順応(規律性、従順性) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、社員(社会人) |
提供企業 | 株式会社ダイヤモンド社 |
6.DIST|ストレス耐性が高い人材を見抜ける

【特徴】
- ストレス要因への耐性と対処するための資質を診断できる
- 豊富な調査データによる結果と実績があり、信頼のおける診断結果を得られる
- 自己採点方式の「DIST」、WEB受検方式の「Web-DIST」、コンピュータ診断方式の「DIST-COM」と受検方式が多い
コスト | ・初期導入費用: 記載なし ・ペーパーテスト: 900円/名 ・WEBテスト: 1,500円/名 ・コンピュータ版: 1,500円/名 |
時間 | ・マークシート: 10分 ・WEB: 10分 ・コンピュータ版: 10分 |
テスト形式 | ・マークシート ・WEB |
検査内容 | ・原因別ストレス耐性(対人ストレス耐性、対課題ストレス耐性、対役割ストレス耐性、対環境ストレス耐性) ・ストレス対処資質(自己効力、思考のコントロール、感情のコントロール、サポート活用、タフマインド) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、社員(社会人) |
提供企業 | 株式会社ダイヤモンド社 |
7.DBIT|業務遂行上の正確性と効率性が判定できる

【特徴】
- 業務遂行をする上で必要な知力を4つのテストで診断する
- 実施から診断まで全て自社で完結でき、採点時間は1名約5分と短い
- 自己採点方式の「DBIT」、WEB受検方式の「Web-DBIT」、コンピュータ診断方式の「DBIT-COM」と受検方式が多い
コスト | ・初期導入費用: 記載なし ・ペーパーテスト: 900円/名 ・WEBテスト: 1,300円/名 ・コンピュータ版: 1,300円/名 |
時間 | ・マークシート: 20分 ・WEB: 20分 ・コンピュータ版: 20分 |
受検方法 | ・マークシート ・WEB |
検査内容 | ・知的能力診断(文章把握、四則演算、言語推論、数列) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社ダイヤモンド社 |
8.玉手箱I Ver.2|新卒採用の母集団形成や初期選考に活用できる

【特徴】
- 20年以上の実績を持つパーソナリティ診断である
- 実施時間が短く、かつ、受検人数の制限がない
- 入社時に見るべき「ヴァイタリティ」「プレッシャーへの耐性」など職務遂行上必要な9特性を判定できる
コスト | ・年間利用料: 1,200,000円 |
時間 | ・WEB: 約11分 |
受検方法 | ・WEB |
検査内容 | ・職務遂行上必要な9つの能力特性(ヴァイタリティ、プレッシャーへの耐性など) |
対象範囲 | 成人一般 |
提供企業 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
9.玉手箱Ⅲ|知的能力とパーソナリティから応募者の特徴を把握できる

【特徴】
- 応募者を「知的能力」と「パーソナリティ」の両面から測定できる
- 入社時に見るべき「ヴァイタリティ」「チームワーク」など9特性を判定できる
コスト | ①年間利用料: 1,200,000円+受検料 1,000円/名 ②年間利用料: 2,500,000円+受検料 500円/名 |
時間 | ・WEB:49分 |
受検方法 | ・WEB |
検査内容 | ・知的能力(言語理解、計数理解、英語理解) ・性格検査(パーソナリティ(OPQ)) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 日本エス・エイチ・エル株式会社 |
10.Compass|ネガティブチェックによる適性検査が可能

【特徴】
- 個人の先天的な資質や欲求、思考タイプ等のパーソナリティを測定できる
- 自社オリジナルの人物モデルを作成できる
- 抑うつ、ストレス耐性、不適応行動面などの要因を10段階でチェックできる
コスト | ・初期導入費用: 0円 ・受検料: 2,000円/名(※100名未満の場合) ・受検料: 1,000円/名+基本費用100,000円/年(※100名以上の場合) |
時間 | ・性格検査20分 ・基礎能力検査65分 |
受検方法 | ・WEB ・ペーパーテスト |
検査内容 | ・性格検査(ストレス耐性、対人コミュニケーション、不適応行動面、抑うつ傾向など) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社イング |
11.CUBIC|10,000社が利用した新卒採用・教育研修向けの適性検査

【特徴】
- 国内外で業態、業種、社員規模を問わず10,000社が利用している
- 新卒採用、配置転換、教育研修など目的に応じて幅広く活用できる
- 検査時間、結果閲覧までの時間がともに短い
コスト | ・要問い合わせ:テスト種類によって異なる |
時間 | ・性格検査15分〜 ・能力検査5分〜 |
受検方法 | ・WEB ・ペーパーテスト |
検査内容 | ・性格検査(メンタル度、カルチャーフィット傾向、職種適性など) ・基礎能力検査(言語、数理、図形、論理、英語) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社CUBIC |
12.V-CAT|1,000万人を超えるデータに基づく解析

画像引用元:株式会社日本能率協会マネジメントセンター
【特徴】
- 50年以上の実績があり、1,000万人を超える臨床データに基づいて解析できる
- 採用選考、管理職登用、教育研修など幅広く活用できる
- 作業検査法による検査なので、受検者が意図的に作為することが困難である
コスト | ・要問い合わせ:テスト種類によって異なる |
時間 | ・50分 |
受検方法 | ・マークシート |
検査内容 | ・性格検査(ストレス耐性、持ち味) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社日本能率協会マネジメントセンター |
13.ジョブテスト|採用面接の合否ジャッジを自動化するスキルテスト

【特徴】
- 70種以上のテンプレートテスト、自社オリジナルテストの2種類でスキルを見極められる
- 応募者の実務スキルを可視化できるため、採用ミスマッチを減らせる
コスト | ・月額課金制: 要問い合わせ |
時間 | ・要問い合わせ |
受検方法 | ・WEB |
検査内容 | ・能力(思考力、ヒアリング力など) ・知識(入社時点で求める知識量) ・適性(活躍できる人材か、価値観) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | HeaR株式会社 |
14.tanθ|活躍人材の見極めからチームビルディングまで活用できる適性検査

【特徴】
- 国内導入実績5,000社を超えるCUBICを基に共同開発された適性検査である
- 個人の性格、欲求、思考タイプを測定できる
- 採用、組織風土分析、職種適性、人材配置、チームビルディングなど幅広く活用できる
コスト | ①月額従量制 ・月額基本料金: 10,000円 ・受検料: 2,000円/名 ②年間定額制 ・年間利用料金: 2,100,000円 ・超過受検料: 1,000円/名(※4,000名以上) |
時間 | ・性格検査約15分 ・能力検査約45分 |
受検方法 | ・WEB(※スマホ対応) |
検査内容 | ・性格検査(性格、欲求、思考タイプ) ・能力検査(言語、非言語、英語) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社シンカ |
15.アッテル|AIで活躍人材を見極める適性検査

【特徴】
- 業界最安値クラスの250円/名〜利用できる
- 10万人のデータとAIによって開発された適性検査であり、自社のハイパフォーマーとローパフォーマーを明確化できる
- 組織や上司との相性を定量化でき、活躍人材を最適配置する判断材料としても活用できる
コスト | ・スモールプラン: 1万円〜/月 ・スタンダードプラン: 3万円〜/月 ・コンサルティングプラン: 要問い合わせ |
時間 | ・10分~15分 |
受検方法 | ・WEB |
検査内容 | ・アッテル診断(資質診断、基礎能力診断) ・適性診断(評価分析、比較分析、分布分析、類似分析、類似従業員) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社アッテル |
16.ミツカリ|応募者と自社社員や組織との相性を可視化できる適性検査

【特徴】
- 4,400社を超える導入実績がある
- 応募者と自社社員との相性、組織との相性を可視化できる
- 英語、中国語、ベトナム語など日本の外国人労働者の80%以上の外国語をカバーしている
コスト | ①ライトプラン(採用・配属) ・初期導入費用: 0円 ・受検料: 従業員0円、候補者2,000円/名(税別) ②スタンダードプラン(マネジメント・社内人材分析) ・月額基本料金: 20,000円〜/月(税別)(※年間契約) ・受検料: 従業員0円、候補者2,000円/名(税別) |
時間 | ・性格検査10分 |
受検方法 | ・WEB(※PC、スマホ、タブレット対応) |
検査内容 | ・性格検査(人物像、価値観など) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社ミツカリ |
17.3Eテスト|短時間で活躍できる人財を発見できる

【特徴】
- 知的能力や性格、価値観など応募者が持つ内面を見極められる
- 検査時間が約35分と短いため、自社と受検者の負担を大幅に軽減できる
コスト | ①Webパックプラン ・1年間: 70,000円/20名 ②Web従量プラン ・月額基本料金: 15,000円/月 ・採点料: 3,200円/名 ③マークシート ・2年間: 70,000円(1セット20部) |
時間 | ・最大約35分 |
受検方法 | ・WEB ・マークシート |
検査内容 | ・知的能力 ・性格特性 ・コミュニケーション力、ストレス耐性など |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | エン・ジャパン株式会社 |
18.内田クレペリン検査|年間70万人が受検する心理テスト

【特徴】
- 年間70万人が受検する心理テストである
- 簡単な一桁の足し算を行い、その結果から受検者の能力や性格を測定できる
- 官公庁や企業の採用選抜、適正配置、医療現場の診断参考資料など幅広く活用されている
コスト | ・ペーパーテスト: 2,420円/名 ・Web: 1,980円/名 ※いずれも検査用紙: 1,100円/10枚(10枚単位の販売) |
時間 | ・約50分 |
受検方法 | ・WEB ・ペーパーテスト ・マークシート |
検査内容 | ・性格検査(能力、性格、行動面の特徴) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用、成人一般 |
提供企業 | 株式会社日本・精神技術研究所 |
19.HCi-ab|応募者の基礎能力を診断できる

【特徴】
- 検査結果を分野ごとの評価と総合評価に分けて診断できる
- 受検者の基礎能力検査結果の順位を把握できる
- 基礎能力(地頭)の診断結果から、仕事で必要な最低限の事務能力を把握できる
コスト | ・受検料: 1,000円/名(※最初の1名だけ2,000円) |
時間 | ・45分 |
受検方法 | ・マークシート |
検査内容 | ・基礎能力(言語分野、数理分野、時事社会分野) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社ヒューマンキャピタル研究所 |
20.HCi-AS|人材の業績につながる力を診断できる

【特徴】
- メンタルヘルスチェックに対応しており、ストレス耐性の詳細を診断できる
- 検査時間が10分と短く、受検者の負担が大幅に軽減できる
- 検査結果は人間性や個性を読み取りやすい記述式で報告される
コスト | ・初期導入費用: 50,000円(税別) ・受検料: 4,000円/名(1〜30名)、3,500円/名(31〜100名)、3,000円(100名超)(税別) |
時間 | ・マークシート: 約10分 ・WEB: 約10分 |
受検方法 | ・マークシート ・WEB(※PC、スマホ、タブレット対応) |
検査内容 | ・基礎能力(目標追求力、対人力、主体性) ・性格検査(ストレス耐性) ・職務適性 |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社ヒューマンキャピタル研究所 |
21.SCOA総合適性検査|個人の持ち味を多面的に評価できる

【特徴】
- 開発から30年、610万人が受検した実績を持っている
- 「知」「情」「意」の側面から個人の持ち味を多面的に評価できる
コスト | ・受検料:2,000円〜/名 (※テストタイプや人数に応じて料金は変わります) |
時間 | ・基礎能力テスト60分(※SCOA-Aの場合) ・事務能力テスト50分(※SCOA-Cの場合) ・パーソナリティテスト35分(※SCOA-Bの場合) |
受検方法 | ・マークシート ・テストセンター ・WEB |
検査内容 | ・基礎能力(基礎的な知的能力) ・事務能力(実務遂行能力) ・パーソナリティ(性格、意欲、情緒、気質など) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社日本経営協会総合研究所 |
22.TAP|対人や社会への不調和傾向を測定できる

【特徴】
- 基礎能力や性格特性だけではなく、「不調和傾向」を測定できる
- 「無料トライアル」期間があるため、お試しで使いやすさを体感できる
- 自社で自由に問題を作成できる「オリジナル」があるため使い勝手が良い
コスト | ・総合タイプ(Web版: 1,320円、マークシート版: 1,100円) ・性格タイプ(Web版: 1,320円、マークシート版: 1,100円) ・短縮タイプ(マークシート版: 1,100円) 上記に加えて別途 ・問題用紙: 7,700円/20名(マークシート版のみ発生)※バラ売り不可 |
時間 | ・総合タイプ60分 ・性格タイプ15分 ・短縮タイプ30分(※マークシートのみ) |
受検方法 | ・マークシート ・WEB(※PC、スマホ、タブレット対応) |
検査内容 | ・能力問題(言語、数理、論理) ・性格検査(職務バイタリティ、対人的側面、行動的側面など) 新卒採用、中途採用 |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社日本文化科学社 |
23.PETⅡ|応募者の組織人材としての適性を多面的に評価できる

【特徴】
- 組織管理者適性診断では人材を15タイプ(類型)に分けて診断できる
- 受検時間は10〜15分、診断結果が受検直後から確認できるためフィードバックが早い
コスト | ・受検料: 1,500円/名(税別) (※年間使い放題料金プランは要問い合わせ) |
時間 | ・10〜15分 |
受検方法 | ・ペーパーテスト ・WEB(※スマホ、携帯電話に対応) |
検査内容 | ・組織管理者適性診断(人材タイプ(15類型)) ・メンタル診断(ストレス耐性(5段階)、対人トラブルリスク(4段階)) ・組織文化適合度診断(家族型・統制型・起業型・競争型(4類型)) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社ベクトル |
24.不適性検査スカウター|失敗しない人材採用を叶える不適性検査

【特徴】
- 「定着しない」「成長しない」「頑張らない」人材を見分けられる業界唯一の不適性検査として活用できる
- 業界最安クラスの費用なので、コストを大幅に削減できる(能力検査は完全無料)
- 英語、中文、タイ語、ベトナム語など日本語を含め計8か国語に対応している
コスト | ・初期導入費用: 0円 ・固定費: 0円 ・能力検査: 0円 ・資質検査: 800円/名(税別) ・精神分析: 500円/名(税別) ・定着検査: 500円/名(税別) (※マークシート受検は別途600円/枚) |
時間 | ・能力検査30分 ・資質検査15〜20分 ・精神分析10〜15分 ・定着検査10〜15分 |
受検方法 | ・マークシート ・ペーパーテスト ・WEB |
検査内容 | ・能力検査(言語、計算、図形) ・資質検査(性格、価値観、職務適性、パーソナリティ) ・精神分析(精神的な弱さ、集中力、問題行動の原因となる性質など) ・定着検査(離職リスク度、ストレス感受性など) |
対象範囲 | 新卒採用、中途採用 |
提供企業 | 株式会社トランジションホールディングス |
適性検査の選び方
適性検査の仕様は提供会社によって大きく異なります。自社に最適な適性検査を選ぶうえで大切なポイントを3つご紹介します。
利用目的に合うか
1つ目が「適性検査の検査内容が利用目的に合っているか」です。提供会社によって、想定している結果や利用目的はさまざまです。
導入検討の際は、採用活動と既存社員のタレントマネジメントのどちらが目的なのか、把握したいのは能力と性格のどちらかなど、検査内容と自社の利用目的が合致しているかを確認しましょう。
信頼や実績はあるか
2つ目が「信頼できる実績があるか」です。多大なコストと労力を投じて導入しても、受検者の特性を正しく把握できない検査では意味がありません。
導入検討の際は、適性検査の総受検者数や年間利用企業数などを確認しましょう。
適性検査を受検する方へ:対策について
適性検査が、面接や選考などの合否すべてを決定するわけではありませんが、重要な判断材料として使われていることは間違いありません。
適性検査を良い結果につなげるためにはどのような対策をすればよいのでしょうか。
ここからは、これから適性検査を受検する方に向けて、対策すべきポイントをお伝えしていきます。
能力検査の対策ポイント1.問題集や頻出問題を学習する
能力検査は主に「言語分野」と「非言語分野」に分けられます。「言語分野」は語彙力や文法、読解力を問われる問題が出題され、「非言語分野」は計算式や四則演算、グラフ問題などが中心です。
過去問や予想問題を解き、パターンや傾向を学びながら経験値と自信をつけましょう。
能力検査の対策ポイント2.素早い回答を心掛ける
能力検査は問題数が多いため、1問1問に時間をかけていると時間が足りなくなってしまいます。
1問あたり1分前後の所要時間でスピーディに対処できるよう、時間配分を考え、素早い回答を心掛けましょう。
性格検査の対策ポイント1.回答に一貫性をもたせる
「合格したいから」という思いで、嘘の回答や評価されそうな答えを選んではいけません。回答結果が矛盾する可能性もありますし、たとえ合格したとしても、社風や職種とのミスマッチが生まれて不幸な結果を迎えることになるからです。
性格検査では、素直に回答すれば結果に一貫性をもたせることができるため、自分の気持ちに正直に回答しましょう。
性格検査の対策ポイント2.極端すぎる回答は避ける
素直に回答すれば結果に一貫性をもたせることができるものの、極端すぎる回答は避ける必要があります。
例えば、「自分の意見を曲げないか」に対して「非常によくあてはまる」と素直に答えた場合、「同じ部署や顧客とトラブルになるのでは?」と面接官や採用担当者が不安を感じてしまいます。
極端すぎる回答はマイナス評価につながるため、あくまで本音と建前を使い分けることも忘れないようにしましょう。
性格検査の対策ポイント3.企業の特性をリサーチしておく
特に、新卒・中途採用に関して言えることですが、社風や働き方など企業の特性を事前にリサーチし、その特徴を回答に反映させることで、「求めている人物像とマッチする」などのプラス評価が期待できます。
例えば、企業が求めている人物像が「主体性を持ち、行動力を発揮できる人」にもかかわらず、受け身で控えめな性格に当てはまる回答ばかり選ぶと不合格になる可能性は高まります。
ただし前述の通り、自らを偽った回答は見破られがちですし、仮に通過してもミスマッチになりえます。企業が求める人物像は意識しつつも、素直に答えることが重要です。
適性検査は一度試してから選ぶのがベスト
「人材が職務や仕事に対して適性があるかを測定できる適性検査」は、応募者の性格特性や知的能力の理解を深め、企業に適性を持つ人材かどうかを判断するうえで非常に重要なツールです。
書類選考や面接と並行して実施することで、面接官による選考基準のバラつきを防ぐ客観的な判断材料として活用できます。
また、近年ではタレントマネジメントや組織開発を目的に、既存社員に対して実施されるケースも増えました。適性検査の結果から、一人ひとりの資質や特性を把握することで、適材適所の配置配属を可能にします。
導入検討中の企業様は、無料トライアルや低コストで実施できる適性検査も多く存在するため、一度ご利用してみてはいかがでしょうか。


ミキワメは、候補者が活躍できる人材かどうかを500円で見極める適性検査です。
社員分析もできる30日間無料トライアルを実施中。まずお気軽にお問い合わせください。