ページ上部バナー
ANDPAD_後悔しない決断の軸
ANDPAD_後悔しない決断の軸

クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を提供する株式会社アンドパッド。「建設産業×IT」のカテゴリーリーダーとして急成長を続け、現在47万人以上の建築・建設業界の従事者に利用される、国内シェアNo.1(*1)のサービスです。

*1『建設業マネジメントクラウドサービス市場の動向とベンダシェア(ミックITリポート2023年10月号)』(デロイト トーマツ ミック経済研究所調べ)

 

2022年9月には海外の機関投資家を中心に総額約122億円の資金調達も。さらなる成長に向け組織拡大を続けるアンドパッドでは、事業展開にさらなるドライブをかけるべく、2023年度より新卒採用を開始しています。

 

とはいえ、1社目にスタートアップを選ぶことを不安に感じる方もいるかもしれません。そこで今回の記事では、新卒第1期生として入社した鈴井さん・山田さんにインタビューを実施。学生時代の目標やキャリア選択の不安、内定承諾時の期待や現在のミッションについて、率直に話を聴きました。

 

鈴井 瑞生(2023年・新卒入社)
大阪大学大学院 工学研究科修了。学生時代は土木工学・土砂災害の研究に励み、就職活動では大手グローバル建設コンサルなど、技術職の選考を中心に参加。最終的に、技術職ではなくビジネス職として就職することを決意する。
新卒でビジネス職としてアンドパッドに入社後は、既存顧客への営業やカスタマーサクセスなどのほか、組織開発・業務改善プロジェクトの立ち上げ・推進などにも従事している。

 

山田 朋幸(2023年・新卒入社)
東北大学大学院 工学研究科修了。学生時代には新規AIシステムの研究開発や、キャリア支援団体の立ち上げ・代表を務め、2度の東北大学総長賞(学士、修士)を受賞。就職活動ではコンサル・投資銀行・総合不動産デベロッパー・スタートアップなど幅広い業界のインターンに参加する。
「営業・事業開発」を軸としたキャリアを目指してアンドパッドに入社した後は、リード獲得から営業・カスタマーサクセス・事業開発などサービス提供における一連の業務を担う。

 

生活環境や社会課題への関心、それぞれの想いを胸に大学へ

―お2人とも、大学・大学院で工学を専攻されていたんですね。高校時代を振り返って、どのように大学を選ばれましたか?

 

鈴井:私の場合は少し直感的で。大学に関しては周りに理系に進む友人が多かったのと、オープンキャンパスに行った時になんとなく雰囲気がいいなと思ったのがきっかけで大阪大学を選びました。ちょうどその当時、地元に大型の商業施設ができたことをきっかけに、まちづくりに興味を持つようになったんです。そこで街に関する研究をしようと、学部を工学部に決めましたね。

 

私自身、目標が定まったら納得がいくまでやりきりたいタイプで、その後の受験勉強は必死に頑張って合格しました。人に負けるのは特に何も感じないですが、自分に負けるのは悔しいと思っていましたから。

 

山田:実は僕の場合、中学時代から行きたい大学が決まっていたんです。というのも僕自身が岩手県沿岸部の出身で、小学校6年生の時に東日本大震災を経験したのがきっかけですね。そのとき、僕が住んでいた街だけは、高頻度で防災訓練を行っていたのと、防波堤を高く設計していたこともあり、東北3県(岩手・宮城・福島)の沿岸地域の中で唯一死者が出なかったんです。ですが隣町などを見れば死者も多く「東北にいる人々が悪いことをしたわけではないのになんでこんな目に遭うんだ」と強い憤りを感じました。それをきっかけに防災に興味を持ちましたし、人生を通じて「社会に何かを残したい」と考えるようになりましたね。

 

そして中学生の頃、震災を受けて東北大学に防災専門の研究所が立ち上がり、それをきっかけに「大学は東北大学にしよう」と決めたんです。もともと勉強が得意な方ではありませんでしたが、目標が決まってからは中学・高校とひたすら勉強して、最終的には東北大学に入学することができました。

 

 

―鈴井さんは生活を取り巻く環境への関心、山田さんは防災や社会課題への意識が根底にあったんですね。それぞれの想いを胸に大学に入ったと思いますが、入学後はそれぞれどんなことに力を入れていましたか?

 

鈴井:私は1つのことを突き詰めるというよりも、気になることに何でも挑戦した学生時代でしたね。研究にも関連して、自分で現場見学やダム見学に行ってみたり、キャリア支援の学生団体を始めてみたり、フルマラソンに挑戦したり、スキューバダイビングに目覚めてライセンスを取ってみたり、散歩が好きだったのでサークルで街歩きの企画をしてみたり。昔からとにかくアクティブに動くのが好きな性格だったこともあり、研究はもちろん、興味を持ったものには何でも挑戦することにしていました。

 

山田:僕はもっぱら研究に注力していましたね。「日本の防災を変えたい」くらいの野心を持って研究していました。当時はAIを活用したサービスが凄く伸びている時期だったので「防災とAIを掛け合わせたらどんなイノベーションが生まれるのだろう」というのが気になったんです。

そこで僕自身も、新規AIシステムの研究を始めました。具体的には、大地震の影響で損傷した建物の撮影画像に対して、「自動的に損傷箇所を検知してくれるシステムの開発ですが、大学4年生から大学院を出るまでの3年間は一心不乱に研究を続けていましたね。朝から晩までほとんど研究室にこもって、博士課程の先輩と2人で毎日ディスカッションを行っていました。卒業後は、後輩に研究を引き継ぎましたが、自分としては一番やりきったなと感じています。

 

「20代を準備期間で終えたくない」その一心でスタートアップへ

―就活を始めた当初は、どんな企業を見ていましたか?

 

鈴井:最初はメーカーや文系職など、業界・職種問わずにさまざまな企業の説明会に参加しました。ですが、サマーインターンを終えてもあまりピンとくる企業がなく、「大手企業の中だけから納得できる就職先を見つけるのは難しいかも」と感じるようになったんです。

 

山田:就活あるあるですよね、僕も始めのうちはそうでした。早期選考はどこも名前が知れている企業ばかりで、スタートアップはほとんど受けていなかったと思います。

 

―でも、アンドパッドはスタートアップですよね。どのような経緯でアンドパッドと出会ったのでしょうか。

 

鈴井:アンドパッドを知ったのは、サマーインターンを終えたくらいの時期です。サマーインターンを通じて、どの企業も良い企業だと感じた反面「この企業で良いのかな」という違和感もあり、そんなときに出会った企業でした。

 

特に、当初は大手企業をメインに受けていたのですが「こうすると良さそう」と考えたことを発信しても「ぜひ、リーダーの立場になったときにチャレンジしてみてください!」といった反応が返ってきてしまって。表立って反対はされませんでしたが、実際に打席に立つには時間がかかるのだろうなと思うと、もっと合う環境があるような気がしたんです。

 

そこで、もっと早いタイミングから自身が主体となって課題解決に携わろうと考え、それができるスタートアップを見るようになりました。さまざまなスタートアップの1つとしてアンドパッドを知ったんですが、「これまでお世話になった建設業界の課題を、ITの力で解決できる」というところが素敵に見えて、そこから興味を持ち始めましたね。

 

山田:僕も似たような経緯ですね。大学の先輩に言われたとおり、早い段階から選考対策を行ったこともあり、さまざまな有名企業から早期選考案内をもらうことができたのですが、そのまま就職するには納得しきれていなくて…。修士1年の秋頃から、建設業界うんぬんは関係なく、スタートアップ全般に興味を持つようになりました。

 

―どのあたりに納得しきれなかったんでしょうか?

 

山田:やはり、20代という大事な時期の使い方ですね。僕の場合は「せっかく体力も気力も時間もあるのだから、20代のうちにさまざまな経験をしたい」と考えていたのですが、当初見ていた企業では、20代は下積みだというスタンスの企業も多く、そこに違和感を覚えたんです。それならばとメガベンチャーを見るようになり、数社から内定をいただいて一旦就活を終えました。

 

ですがその後、さらにカオスな、打席に立たざるを得ない環境があるのではと気づいたんです。それが未上場のスタートアップで、アンドパッドもその一つでした。中でもアンドパッドの場合「建設×IT」に特化していたので、ミッションへの思い入れを強く感じましたし、事業自体もすごい勢いで伸びていて、ファーストキャリアの選択肢としてすごく魅力的に感じましたね。

 

「何を得るかではなく、何を残せるか」マイナーな選択を貫いたわけ

―お2人とも、打席や裁量を求めてスタートアップを見ていたかと思います。その中でも、アンドパッドに入社を決めた理由は何でしたか?

 

 

鈴井:やはり面接のときに、最も話が弾んだことが大きいですね。もともと「課題解決を通じて、お世話になっている建設産業に恩返ししたい」という考えがあり、そのために建設業界の技術職に就職するべきか、業界外の事業会社に就職するべきか迷っていたんです。どちらもフラットに見てみようと、業界内大手の技術職にもエントリーしましたが、産業課題の解決を一番のミッションとしているわけではないのでどうしても時間がかかりそうな印象を受けて…。でも、アンドパッドはそれ自体がミッションなので、面接でもとても会話が盛り上がりました。あくまで「スピード感を持ってやりたいことを実現するには」という視点で考えたとき、私にはアンドパッドの方が合っているのではと感じました。

 

あとは、山田さんから20代のキャリアの話もありましたが、私自身もライフステージの変化に対応したキャリアを積むために、できるだけ早く力をつけたいと思っていたんです。大学院を出ていたこともあり、社会人になるのが学部生より遅れてしまったので、スピード感を持って早くから経験を積めるアンドパッドは魅力的に見えましたね。

 

山田:その当時アンドパッドの社員数は500人ほどでしたが、規模に対して新卒の採用数が少ないことも僕にとっては魅力でしたね。厳選採用をしているということは、入社する新卒への期待値もプレッシャーも大きいということですから。その中で期待以上のパフォーマンスを出すことは難しいはずですが、だからこそとてもワクワクしました。

 

―とはいえ、スタートアップに初の新卒として入社するとなれば、不安もあったのではないでしょうか?

 

鈴井:若手から裁量のある環境にいく方がビジネスパーソンとして強くなれるという確信を持っていたので、あまり不安は感じませんでしたね。早い段階で経験値を積んでおいた方が選択肢も広がるだろうと感じていましたし、フットワーク軽く生きることが自分のポリシーでもありましたから。ただ、自分が周りの意見に影響を受けやすいことは自覚していたので、流されないようにしなければとだけ思っていました。

 

山田:それでいうと、僕は少し不安でしたね。私の友人はほぼ大手で就職を決めていて、スタートアップに行くのは自分だけでしたし、最初は両親にも反対されていたので。ですがその不安以上に、貴重な新卒初期メンバーとしてジョインできることや、自分が拡大の一員になれることへのワクワクが勝りました。

 

ちょうどその時期、長い就活を経て「何を得るかではなく、何を残せるかが人生の価値ではないか」と言語化したばかりだったんです。せっかくなら「自分が生きた世界の方が、この社会が前進した」という実感を得たいし、そのチャンスが今目の前にあるなと。だったらそのチャンスを掴もうと、アンドパッドへの入社を決めましたね。

 

―マイナーだとしても、より自分らしい選択だと確信して内定承諾したんですね。

 

営業から事業開発まで、サービス提供に必要な業務すべてを担う

―入社から9カ月ほどになるかと思いますが、これまでにどんな仕事を経験されてきましたか?

 

鈴井:ビジネスサイドの中で、さまざまな部署を異動しながらお客様の支援をしてきました。営業もそうですし、カスタマーサクセスとして『ANDPAD』運用定着のために伴走したり、その中で見つけた課題に対して声を挙げて、組織開発・業務改善のプロジェクトを立ち上げたり。事業も組織も業務も目まぐるしく変化し続ける環境なので、課題もやることもどんどん生まれ続けていますね。

 

山田:僕も大体3か月ごとに部署や業務が変わっていて、リード獲得から営業・カスタマーサクセス・事業開発など、プロダクト提供に必要なことはこれまでの9カ月でほぼ経験してきました。今はサブコン(ゼネコンから電気・空調・給排水などの専門的分野を請け負う)への営業活動をメインに担当しています。その中で、商談の対応やサービス導入後のカスタマーサクセス、運用レクチャーなどを一貫してやっています。

 

―入社してみて、内定承諾時に期待していたものは実際にありましたか?

 

鈴井:そうですね。やはり、社内での意見や提案が年次問わず歓迎される職場なんだなと思っています。その例として、現在私が主導で進めるプロジェクトの中に、社内の部署間でのコミュニケーションを活性化するというものがあります。もちろん意見が通ることばかりではありませんが、自分の考えをフラットに表現でき、意思ある人に打席を任せ、そしてスピード感を持って解決できる環境があるので、求めていた以上の経験ができているのではないかと思っています。

 

 

山田:僕も、期待していたものは実際にあったなと感じています。僕の場合は、お客様の前に行くことがかなり多い部署に配属されていたので、その中で多くの実践を積み重ねられました。

 

あとは課題解決力という意味でも、まだまだですが手ごたえはあります。アンドパッドの場合「建設産業×IT」と価値提供範囲を絞っているからこそ、数を打てば当たるという営業はしません。例えば、お客様に「この機能がないなら契約できません」と言われれば、何が足りないのかを詳しくヒアリングして持ち帰り、開発サイドとディスカッションしてプロダクトに反映させ、数か月後に再び提案する。たやすく「失注」にせず、目の前のお客様にとことん向き合う必要があるんです。今あるプロダクトが強いのはもちろん、それ自体にも柔軟性があるので自信を持って営業することができます。

 

こうして深く向き合っていくと、お客様の喜ぶ顔を間近で見られるんですよね。大学院での研究開発だと「つくる」ことができても「届ける」ことはなかったのですが、そこまでやりきることのできる今の環境はとても楽しいです。

 

“課題解決”に本気で向き合える環境が、成長を後押しする

―お2人は様々な職種を経験されていますが、それぞれどんな違いがありますか?

 

鈴井:同じ営業だとしても、お客様の規模によってやっていることが全然違いますよね。例えば私が今いる部署は、アンドパッドが当初からサービス提供してきた住宅領域のお客様がメインなので、「お客様はここに魅力を感じてくれる」とか「こういう風に営業できると良い」という、ある種の型が見え始めています。山田さんのいる部署は、もっと前のフェーズなのかなという印象ですね。

 

山田:本当にそうだと思います。同じアンドパッドの中でも、いわゆる「0→1」フェーズの事業もあれば「1→10」フェーズの事業もある。部署ごとに動き方も課題も全然違っているのが、これまた面白いです。

 

あとはスタートアップだと「研修制度が整っていなさそう」という不安もあると思いますが、僕らの場合は研修も実践もしつつ、執行役員から直々に経営視点・全社視点での指導やメンタリングを受けています。新卒がまだ社内に少ないからこそ、成長のための投資を存分に受けながらトライ&エラーできるのがありがたいですね。

 

―職種や事業規模の面以外で、アンドパッドに共通した魅力などはありますか?

 

山田:やはり、どの社員もプロダクトへの自信や誇りがあることです。後ろめたい気持ちがあるとすぐにお客様に伝わってしまうので、営業するうえで「プロダクトにどれだけ自信を持てるか」はとても大事なポイントだと思っています。

 

鈴井:あと、お客様の課題に向き合う気持ちが強いのも共通していますよね。営業するときも、本当にお客様の役に立てるのか、その提案によって誰が喜ぶのかを徹底的に議論しています。これはもちろん社員のマインドセットとしてもそうですし、お客様に寄り添えるビジネスモデルというのも影響しているのかなと。みんなが同じ方向を向けるからこそ、課題解決・ミッション実現のためのディスカッションに力を注げるのだと日々感じています。

 

「先入観に捉われず、軸の深掘りと仮説検証をしきる」後悔しない就活のコツ

―改めて就活生向けにメッセージを頂きたいのですが、お2人の就活を振り返って「やってよかった・やっておけばよかった」と思うことは何かありますか?

 

鈴井:「就活とはこうでなければいけない」という固定観念は早く捨てた方が良かったなと思いました。ですが、思い込みって自分でも気づいていないことが多いですよね。だからこそこれから就活をする方は、周囲の人とたくさん会話をして、自分を客観視しながら視野を広げてみてほしいです。

 

山田:めちゃくちゃ共感です。僕自身、はじめは全く視野に入っていなかったスタートアップで今とても楽しく働けているので。就活って、1年という限られた時間の中で内定をもらわなければならないのでどうしても焦りますよね。でも今振り返ると、結局はショートカットせず仮説検証し続けたことが、悔いのない決断に繋がりました。

企業研究を進める際も、ホームページだけではわからないことがたくさんあるでしょう。そんなときは、インターンシップに参加してみたり社員に話を聴きに行ってみたり、頭だけではなく手足を使って仮説検証しに行くと、きっと自分に合った選択ができると思います。その課程でアンドパッドに興味を持ってくれることがあれば、ぜひ気軽に会いに来てくださいね。

 

 

【25卒・面談受付中】アンドパッドで社会課題に深く向き合い、一緒にサービスを育てませんか?

https://www.recme.jp/redirect_url/andpad/

 

関連記事:先輩たちのキャリア論:顧客志向の考えが、自身のキャリアを強くする

https://www.recme.jp/redirect_url/andpad_s/