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就職活動を進める上で、正直気になる「福利厚生」

企業の福利厚生は、社員が安心して働ける環境を提供し、長く続けやすい職場であるかを判断するポイントにもなります。  

 

しかし、「福利厚生」と一口に言っても、その内容は企業によってさまざま。住宅補助や健康サポート、リモートワーク制度や育児支援など、どの制度が充実しているかによって、働きやすさや生活のしやすさは大きく変わってきます。  

 

本記事では、「福利厚生まとめ⑩化学・繊維・素材」と題し、Top企業の中から3社ピックアップ!企業ごとの福利厚生情報をまとめ、そのポイントを紹介します!

企業選びの参考にしていただき、自分に合った職場を見つける一助となれば幸いです。

 


 

【旭化成】

 

〇基本情報

 

休日、休暇

週休日:年間の土曜日および日曜日のすべて ※ただし業務の都合により部署を定め、他の曜日に定める場合もあり。 指定休:年間17日 ※原則として年末年始(12月31日~1月3日)と国民祝祭日のいずれかに指定。 休暇 年次有給休暇(初年度15日、最高20日)、年末年始休暇、慶弔休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇、転居休暇など  

 

勤務時間

実働7時間45分(一部フレックスタイム制度有)  

 

社宅、寮の有無

独身寮、社宅完備  

 

福利厚生等

雇用保険・労災保険・厚生年金・健康保険、福祉共済会制度(共済生保、医療共済、がん保険 ほか)、財形制度、社員持株制度、全国各地リゾート施設、各種フィットネス施設と法人契約など    

 

 

〇ここがポイント

 

「充実した住宅補助制度」

全国に独身寮や社宅を整備しており、一定の要件を満たせば個人負担が割安な形で入居が可能です。また、新規に自家を取得した際に一定の要件を満たせば、会社より手当金が支給されます。  

 

「育児支援制度」

「育児休業制度」は、満3歳到達後最初の4月1日を迎えるまでの子を有し一定の要件を満たせば、取得可能な制度です。(最初の5日間有給)   「育児短時間制度」では、小学校就学までの子を有し一定の要件を満たせば、1日2時間を限度に短時間勤務が取得可能な制度です。   また、「キッズサポート制度」では、小学校1年生~3年生までの子を有し一定の要件を満たせば、育児短時間制度と同様の内容が取得可能な制度です。  

 

「財産形成・共済制度」

拠出額の一定の割合を会社が支給する「社員持株会制度」や、保険料の一部を会社が負担する「共済生命保険」、加入者の相互扶助によって加入者や家族の傷病の経済的負担を補助する「医療障害共済」など、社員とその家族が生涯に渡って豊かで安定した生活を送れるような制度があります。    

 

 


【三井化学】

 

〇基本情報

 

休日、休暇

完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始、年次有給休暇(20日)  

 

勤務時間

全社フレックスタイム制度(標準労働時間7時間40分) ※事業所によって勤務時間は異なります  

 

社宅、寮の有無

独身寮・社宅完備  

 

福利厚生等

各種運動施設、保養施設、社員クラブ、各種保険、財形貯蓄 等    

 

 

〇ここがポイント

 

「ライフイベントに寄り添う制度」

・結婚休暇 連続8日以内で取得できる。   ・単身赴任帰宅休暇 単身赴任時家族居住地に赴く場合、6ヶ月経過毎に1日取得できる。   ・育児休業 最長で子どもが満3歳に達した次の3月31日まで取得可能。最初の5日間を有給とし、男性社員の取得も奨励している。   ・短時間勤務措置 小学校6年生までの子どもの育児のために所定労働時間勤務できない場合、1日あたり3時間を限度に労働時間を短縮することができる。   ・保育所 育児をしながら働き続ける社員のサポートを目的に、千葉県の市原工場の近くに三井化学保育園「いちはら・夢広場」を開設しています。  

 

「様々なワークスタイルのための制度」

・フレックスタイム制度 コアタイムなし。労働時間を1日単位ではなく、1ヵ月単位で管理する。   ・テレワーク制度 育児、介護などの事由を問わず、月4日以上の出社を要件として利用できる。   ・服装自由化 出社、テレワークなど働く場所に限らず、勤務中の服装要領を明確化すること、また、ダイバーシティの観点から性別による禁止事項を設けず、共通の規定を設けること等を目的として、「本社・支店勤務者の服装要領」を改定しました。本改定では、安全性、作業性・清潔を保つこと、TPOを意識し、特に顧客や社外取引先との面会時には、社会慣行を尊重することを念頭に、社員が自ら考えて適切と判断する服装を着用することとしています。    

 

 


【AGC】

 

〇基本情報

 

休日、休暇

完全週休2日制、祝日、有給休暇、忌引き休暇、ライフサポート休暇など 年末年始は7連休・GWは10連休(2024年度)・夏は連続休暇を推奨。2024年度の年間休日数125日  

 

勤務時間

基準労働時間7時間45分、フレックスタイム制(コアタイムなし)  

 

社宅、寮の有無

独身寮、社宅、既婚の希望者は外部借上社宅制度(家賃補助)あり  

 

福利厚生等

財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄、教育ローン、持株制度、雇用保険、健康保険、労災保険、厚生年金、企業年金基金、団体保険割引、団体長期障害所得補償保険、カフェテリアプラン(通常ポイント分 年間最大12万円+学びポイント分 年間最大12万円)など    

 

 

〇ここがポイント

 

「多様な働き方を促進する制度」

・在宅勤務制度 2012年4月より、育児と介護のための在宅勤務制度を導入しました。2017年12月に働き方の見直しを進めるために世間に先駆けて、同制度を大幅に拡充。理由や回数を問わずに幅広い利用を可能としています。   ・フレックスタイム制度(コアタイムなし) コアタイムのないフレックスタイム制を常昼勤の社員を対象に導入し、業務の繁閑に合わせた柔軟でメリハリのある働き方を推進することで、仕事と生活の両立を促しています。   ・兼業(副業)許可制度 社外で得た新たな能力や知見、人脈などを本業に活かしてもらいたいという考えのもと、一定のルールを定めた上(許可制)で兼職(副業)を認めています。   ・時間単位の年次有給休暇制度 より柔軟な休暇取得により、時間を今まで以上に有効に活用できる仕組みとして、年次有給休暇のうち年間最大5日分について、1時間単位でも取得できるようにしています。  

 

「女性活躍施策」

・配偶者転勤時休職制度 2017年10月より、配偶者転勤時休職制度を導入しています。配偶者の転勤に帯同する場合、最長3年休職扱いとすることができます。本制度は男女ともに利用が可能です。   ・女性メンター制度 2011年8月より、総合職向けの女性メンター制度を導入しています。経験豊富な先輩社員(メンター)が後輩社員(メンティ)に対して、キャリア形成や仕事と子育ての両立などにおける悩みや課題の解消を援助し、個人の成長のサポートを行います。  

 

 

まとめ

いかがでしたか?企業の福利厚生は、働く環境やライフスタイルに大きな影響を与える重要な要素です。

 

特に就活生の皆様にとっては、自身の働き方や将来の生活設計に合った福利厚生が用意されている企業を選ぶことが、充実したキャリアと生活の両立に繋がります。この記事でご紹介したように、各企業は独自の福利厚生制度を整えており、基本的な制度からユニークな施策まで多岐にわたります。

 

就職活動では、単に「どんな制度があるか」だけでなく、その制度が自分の価値観や目標に合っているかをよく考えることが大切です。

 

ぜひ、この記事ををうまく活用し、自分に合った働き方を実現できる企業を見つけてください。
皆さんの就職活動が成功することを心より願っています!