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これから就活を始める方も、就活真っ最中の方も、目的や目標を定めずになんとなくやってしまってはいないでしょうか。中には就活をしているうちに自分が何をしたいのか分からなくなってしまう現象に陥ってしまう方も少なくありません。今回は、就活、ひいては人生の目的や目標の重要性や設定方法をご紹介していきます。

目標によって取るべきアクションは変わる

就職活動にしてもその他のどのような活動にしても、最終的にどんな目的や目標を達成したいかというのは非常に重要です。これがアヤフヤなままでは何をやったとしてもそのアクションが役に立つか否かが変わってきてしまいます。スポーツ選手を目指している人の一日と学者を目指している人の一日では、その過ごし方は全く異なってくることが容易に想像つくように、目的や目標が違えば取るべきアクションも全く違うということです。
 
ただ、20代前半の若い間は職業選択の幅は無限大とも言えるほどですし、その中から選んでいくのは非常に大変です。最終的にはその中から一つだけを取ることになりますが、就活中において大切なのは“仮置きで目標を定める”ことです。まずは「どんな仕事をしていたいか?」「どんな会社に行っていたいか?」をパッと思い浮かべてみてください。ただし、必ず“仮置きで”行うことが重要です。

まずは必ず“仮置き”で!

なぜ“仮おきで”目標設定することが重要なのか。それは、目的や目標に“諸刃の剣”的な側面があるからです。社会人経験がほとんど無い学生のうちでは、どうしても今持っている知識や選択肢の中から選びがちになります。すると必然的にいわゆる誰でも名前を知っている大手企業や人気業界しか選択肢が広がらないのです。これは非常に危険な状態といえます。
 
例えば、実家が植木屋さんのAさんは人生で植木関係の大人ばかりに囲まれて生きてきたとします。すると「働くとは何か?」を考えたときに一番身近に存在した植木の仕事しか浮かばなくなるでしょう。これでは情報が極度に狭い状態と言えます。ですから、仮置きの目標を立てた上で情報を広く大量にインプットすることで、「知らなかったから選べなかった」という状態から脱出しなくてはなりません。

「仮目標+情報収集」で解像度を上げる

現在ではインターネット上に様々な情報サービスがありますから、特に就活を始めたばかりの方は1ヶ月間ビジネス関係の情報を大量かつ幅広くインプットしてみましょう。ただ、ここでは先に立てた仮目標と対比するようにしてください。そうすることで情報が入ってきたときの使い勝手が非常によくなります。ある程度情報をインプットした後にはもう一度目標を修正し、これを繰り返していくことで目標の解像度を上げていくことができます。
 
目標が定まってこれば、気になる業界や職種も定まってくるはずですから、あとは実際にインターンや選考に参加してみることで、体感的に情報を仕入れましょう。この「目標設定→情報収集→実行」のサイクルを回すことが極論「就職活動」と言えます。目標が定まっていない活動というのは時間を無駄にすることにつながりますから、まずは仮置きで目標を設定してみてください。そうすれば、活動全てに意味がついてきます。

YouTubeで動画も公開中

就活における目標設定の重要性とその立て方について、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
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