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就活中に面接の場でうまく自分をアピールすることができず悩んでいる学生もいらっしゃるのではないでしょうか。日本には謙虚を美徳とする文化があります。そのため自分の良さをはっきりと伝えることに抵抗がある方がとても多いのです。今回は面接に自信が持てない学生のために、自身の思いを伝えるコツをご紹介いたします。

自己PR力を身につけよう!

就活をはじめてすぐは面接でうまくアピールができなくても大丈夫です。期間が限られているとはいえ、意識を変えたり経験を積んだりすることで十分対応できるので安心してください。自信を持って自分をアピールする力は社会に出てからも必要な能力ですから、就活を通して身につけていきましょう。ここからは具体的にどのような意識で面接に臨めば良いかお伝えしていきます。

面接の場の意味を理解する

面接とはどういう場なのか改めて考えてみたことはあるでしょうか。自信を持って面接に臨むためには、何のために面接が行われているのか理解することからはじめてください。そもそも大企業や有名企業では生涯年収が3億円〜5億円に及びます。企業はそれだけの金額を一人の学生に投資しようとしているのです。学生側からすると就職先を選択する行為かもしれませんが、企業からすると会社の未来を左右する行為に他なりません。有名企業の採用倍率は100倍〜300倍にものぼります。その中から自社に最適な学生を選択し投資するというのは、企業にとって非常に大きな決断なのです。そう考えると自信がないように映る学生よりも、自分に投資して欲しいと自信たっぷりに伝えられる人材を選択したくなるのは当然と言えるでしょう。

アピールするときは120%を意識しよう!

面接は自分を売り込む場です。そのため自分の良さを面接の中で見抜いて欲しいというスタンスでは、就活を乗り切るのは難しいかもしれません。たとえば買い物に行った際に、店員さんが自信なさそうに商品を薦めてくることがあるでしょうか。「あなたに似合っているかわかりませんが…」「少し欠陥がありますが…」と言われて買いたい!と思う方はおそらくいないはずです。にもかかわらず、面接では”10”頑張ったことを6や7くらいでアピールしてしまうのです。10のことを20にして伝えるのは嘘ですが、6や7で話してしまうのは謙虚を通り越して卑下になってしまいます。面接に自信のない学生が10を10で話そうと思うくらいでは不十分かもしれませんので、120%くらいの感覚で伝えるようにしましょう。その意識を持ちながら、自分をしっかり売り込んでみてください。

”自信を持って伝える力”は社会人になってからも大切

就活生は大学では最高学年に位置しますが、社会人としては0年生です。社会人として、働きはじめると営業職、コーポレート問わず自分のアイデアや考えを発信する機会が多々あります。プレゼンテーションはもちろん、社内の調整や協力会社との折衝などたくさんの場面で自分の考えを伝えなればならないのです。面接の場で自信たっぷりに話すのが自分らしくないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、面接の場できちんと自己PRができないと結局入社後に困ってしまいます。自信なさそうに仕事をしている人に何かを任せようとは思いませんから、今のうちからできるようにしておきましょう。今すぐ上手に自己PRできる必要はありません。就活の中で徐々に身についていく力ですから、伸び代だと思って前向きに捉えてみてください。

面接に自信を持って臨むために必要なこととは?

面接の意味を問い直したり、意識を変えたりするだけでは自信を持つところまではいかないかもしれません。ここからは、自信を持って面接に臨むために必要なことをご紹介していきます。

とにかく場数を踏む!

自信を持って面接に挑むためには、とにもかくにも場数を踏むことです。数十分の面接で自分の将来が決まるわけですから緊張するのは当然と言えます。その緊張は、これまでにそのような経験が少ないことやうまく話そうという意識が要因と言えるでしょう。ですから事前に面接に近いような経験をたくさん積んでおけば、本番の緊張は随分和らぐはずです。単純に面接の回数を増やせれば良いのですが、受けることのできる面接数には限りがあります。そのため大人との会話で慣れる方法がおすすめと言えるでしょう。これは部活動やサークルの年齢が近く見知った関係の先輩よりも、もう少し上の年代だとなお良いです。OB・OG訪問はもちろんですが就活イベントに積極的に参加することで企業の方とお話しするのも良いかもしれません。現在では直接会わずともオンラインでコミュニケーションを取る機会も充実しています。そのようなチャンスはいくらでも転がっていますから、ありとあらゆる機会を有効活用して経験値をためていきましょう。

大人との会話に学生のうちから慣れておこう!

学校生活ではごく限られた年代の人としかコミュニケーションをとりませんが、社会人になると幅広い年代の方とやりとりすることになります。また気の合う人と一緒にいれば良かった環境も変わり、いろいろな考えを持った方と接していかなければなりません。そのため今のうちからたくさんの大人とお話ししておくことは社会人の予行練習となるでしょう。学生のうちにこのような場数を踏んでおくことができれば後の社会人生活に活きてくるはずです。

YouTubeで動画も公開中

苦手になりがちな面接での自己PRについて、元P&Gジャパン採用/研修統括マネージャーのレクミーおじさんが詳しく解説している動画はYouTubeでも視聴できます。記事には載せきれなかった貴重な話も聞けるので、ぜひレクミーチャンネルもチェックしてみてください。
面接であなたの思いが伝わらない最大の理由